CL105DW

「CL105DW」は、2015年6月12日に発売となった、株式会社マキタのコードレスハンディー・スティック兼用2WAYクリーナーです。

CL105DWI、CL105DWRと表記される場合もありますが、Iはアイボリー、Rはレッドで、最後の一文字は単に色を表します。

マキタのコードレスハンディタイプの集塵方式には、紙パック式とカプセル集塵式(フィルター式)の2種類がありますが、この機種は紙パック式を採用しています。

なので、ゴミが溜まってくれば、ごく普通に吸引力が衰えるようになりますし、ゴミが一杯になれば、紙パックを取り換えることになります。

ただし、洗って繰り返し使用することが可能な不織布製の "ダストバッグ" も1枚付属していますので、(痛まない範囲内で)それを使用することも可能です。

尚、この機種のカプセル集塵式版は未存在です。

この「CL105DW」に一番近い既存のマキタ機は、実は通販生活専売機であった「CL103DW マキタのターボ」で、市販機では「CL102DW」となります。

見ての通り、この「CL105DW」は、通販生活機とほぼ同一性能です。

ただ、CMで "何故他所ではやらないんですかね？" と志の輔師匠が述べていた "ターボ" は、"パワフル" と言い換えられ(笑)、使用可能時間も短くなり、バッテリー容量は一応「CL102DW」と共通となっています。

注意点として、これらの機種は電源スイッチがトリガー式ではなくボタン式なのですが、そのターボ＆パワフルモードでは、親指でそのボタンを長押ししなければなりません。

ずっとスイッチを引き続けなければならないトリガー式は疲れると評判ですが、それでもそれは元々そのように設計されています。

しかし、ターボ＆パワフルモードでのボタンの長押しは、最初からそのように出来ている訳ではないので、実はトリガー式よりもずっと厄介です。なので、それはあくまで "おまけ" だと思っておいた方が良いと思います。

また、マキタでは、バッテリーの格納方法としても、カートリッジ式と内蔵式の2種類がありますが、この「CL105DW」は内蔵式を採用しています。

それに伴い、充電時間も3時間と、カートリッジ式と比べるとかなり長いですが、それでも3時間であれば、充電式掃除機全体の中では早いと言うことが可能です。

カートリッジ式と内蔵式の機能的な違いとしては、バッテリー交換の容易さです。

前者は、バッテリーを抓んで引き抜くだけですが、後者は本体カバーを開けて、つないであるプラグを外す必要があります。

また、前者では充電器で充電をすることになるので、掃除機を使用中にも予備バッテリーを充電することが可能です。しかし、後者では予備バッテリーを充電する場合にも、本体内に装着しないと充電することが出来ません。

なので、交換の容易さだけでなく、その面でも、バッテリーを交換しつつ使う使い方には向いていません。

もっとも、単純に普通のご家庭で使用するのであれば、内蔵式で十分なはずですが。

また、実はカートリッジ式の交換用バッテリーには非正規品(サードパーティ製)が多く出回っており、一応2,000円程度(※amazon)から手に入れることが出来る場合もあります。ただし、その品質に関しては、バラつきがある場合もあるようですが。

価格に関しては、定価では「CL102DW」が断トツで高く、通販生活機「CL103DW」が一番安いです。

しかし、通販生活機は値引きが一切ないので、本体＋消費税＋送料(＝13,830円)が実売価格となります。

他は一般の販売店による大幅な値引きがあり、実は「CL102DW」は「CL103DW」とほぼ同等の実売価格となりますが、「CL105DW」は何と実売10,000円程度と断トツで安いです。

「CL105DW」は「CL103DW」に稼働時間(バッテリー性能)で劣っていますが、見事にその分安いということになっています。

　※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。

・CL105DW
	・楽天・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー：レビュー(_件)を参照・ヘッド形状：ノーマルヘッド・目詰まり対策：― ― ― ・吸込仕事率：パワフル：20W/強：14W/標準：5W ・10.8Vリチウムイオン充電池採用・本体重量：1.0kg(延伸管＆ノズル別) ・色：アイボリー(CL105DWI)、レッド(CL105DWR) ・運転音：未公表・約3時間充電・「ターボ」約7分/「強」約10分/「標準」約20分可動・紙パック×10、ダストバッグ×1付・定価：14,500円(税別)