「CL500DZ」は、2013年11月に株式会社マキタから発売された、キャニスタータイプ(ヨコ型)のコードレス・サイクロン掃除機です。
ただし、これは実は基本的にシャープ製です。「EC-DX100」が一応のオリジナル機ということになります。
マキタとシャープは、2013年9月に資本・業務提携を結んでおり、この「CL500DZ」の発売は、その初期の成果の一つということになっています。
尚、当機はバッテリーと充電器は別売で、本体のみで販売されていますが、全て揃ったセット販売版は未存在です。
なので、事実上マキタの該当18Vバッテリーや充電器を、既にお持ちの方向けの商品ということになっています。
この「CL500DZ」の特徴としては、まずサイクロンがいい加減なもので、ダイソンのような高遠心分離タイプの本格機ではありません。
その為、細かなチリの多くはフィルターで受けることになり、それを手動のチリ落としレバーを時々使って落としながら、使う機種となっています。
それで落ち切らないチリに関しては、吸引力が下がってきたら、勿論手作業で清掃する必要があります。
この機種は、シャープの「EC-DX100」とは違って一応業務用ということになりますが、正直業務用として耐えられるものなのか?と疑問に思います。
また、集塵容積も0.25Lなので、家庭用としても最低限です。勿論ゴミが入らなくなれば、捨てながら使えば良いものの、業務用として販売した場合、そこのところも問題にならないのかと疑問に思います。
ヘッドに関しては、吸引口に回転ブラシのないタイプです。この機種は充電式なので吸引力も弱いのですが、回転ブラシがないことで清掃力も最低限となるはずです。
なので、現場で充電式掃除機を使おうという方は、勿論こういう話はご承知でしょうが、このタイプはあくまで電源を取れない場所向き、もしくはハンディタイプでは若干不足する場合の軽作業向きとなるはずです。
電源を取れるのであれば、普通のAC電源タイプを使った方が、ストレスがなくて済むはずです。
シャープ版オリジナルには、実は電動の回転ブラシが付いていますので、それがないというのは、いかにも頑丈さが求められる業務用らしいと思います。
あとは、やはりシャープ版オリジナルとの違いとなりますが、この「CL500DZ」では、バッテリーがカートリッジタイプとなっており、複数のバッテリーがあれば交換しながらの連続運転が可能です。
シャープ版だと、自分でのバッテリー交換は不可となっており、サービスセンターに依頼することになります。
バッテリーは、18Vのリチウムイオンタイプで、BL1830とBL1840が使用可能だとされています。
しかし、BL1850を独自にセット販売しているショップもあるので、それも使用可能のはずです。
勿論、容量が多ければ、その分重量も増すことになりますが。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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![]() | ・楽天![]() ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ![]() ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・目詰まり対策:チリ落としレバー ・吸込仕事率:75〜25W ・本体重量:未公表/ 全体重量:4.2kg(BL1830装着時) ・運転音:未公表/ 集塵容積:0.25L ・排気方法:― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・色:マキタグリーン(※造語) ・強約12分/標準約30分(BL1830) ・強約16分/標準約40分(BL1840) ・ショルダーベルト付 ・HEPAフィルター仕様 ・定価:44,000円(税別) |
シャープ製
関連ページ:
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