XJC-Y010 《±0》

XJC-Y010は、2014年冬に±0(プラマイゼロ)から発売となった、コードレスのハンディ・スティック兼用2WAY掃除機です。

2WAYタイプは、ハンディを基本とするタイプと、スティックを基本とするタイプがありますが、これはその前者となります。

なので、スティッククリーナーとして使う場合には、重心が高く、長時間使うと不要に疲れることになります。


▼ モーター

この機種の性能的特徴としては、掃除機の吸引力を表す吸込仕事率が、コードレスタイプとしては非常に高く、最大30Wを誇ります。これは、コードレスハンディクリーナーの雄・マキタ社の最強機「CL180FDRFW/CL182FDRFW」と同一値です。

また、標準(弱)モード時にも18Wと、それでもかなりの吸引力を誇りますが、その際には何と57分も稼働するとされています。

他では、エレクトロラックス社の「エルゴパワープラス」が60分稼働し、コードレスクリーナーとしてはそれが最長ですので、これはそれに続く2番目の長時間稼働品ということになります。

それを可能としたのは、通常のAC(交流)モーターではなく、高価格・高回転のDC(直流)モーターの採用です。

これはダイソンが "デジタルモーター" との名称で使用しているものと同様ですが、±0(プラマイゼロ)はダイソンとは違って自社開発ではなく、汎用小型モーターで世界シェアNo.1&年間売上1兆円企業の日本電産に開発を依頼しています。

この「XJC-Y010」は、開発に2年かかったと言われていますが、恐らくはこのモーターにその多くが費やされたのではないかと思えます。


▼ 充電池

この「XJC-Y010」は、充電池には高性能なリチウムイオンバッテリーを採用しています。

ただし、高性能機種では、現在リチウムイオンタイプが標準なので、これはあまり特徴とはなりません。

電圧は10.8Vに過ぎませんが、パワーはやたらと高いです。これには、日本電産の直流モーターが優秀なこともあるでしょうが、バッテリーが電圧の割に高価なので、もしかしたらそちらも特別なのかもしれません(バッテリーは素材の配合の割合等で性能が変わります)。


▼ スタンドが付属

他の特徴としては、床用ヘッドは回転ブラシなどないシンプルなものに過ぎず、すき間ノズルも付属しますが、これも普通のものに過ぎません。

集塵タイプは、フィルター式(カプセル集塵式)のみですが、こういったコードレスクリーナーではそれが普通です。

しかし、これには何と延伸管とヘッドを付けたままで、立てて置いておけるスタンドが付属しています。

こういった、ハンディクリーナーを基本とするタイプにスタンドが付属することは珍しいので、驚きです。


▼ マキタ製との比較


CL182FDRFWXJC-Y010CL142FDRFW
電圧18V10.8V14.4V
吸込仕事率30W/―/11W30W/24W/18W25W/―/9W
稼働時間(分)20m/―/40m11m/25m/57m20m/―/40m
充電時間22分6時間22分
集塵方式紙パックフィルター紙パック
全体重量約1.75kg1.3kg約1.65kg

マキタ機のそれぞれにはフィルター式もありますが、その場合重量が100g減ると共に、パワーが「強」のみとなります。


この「XJC-Y010」をマキタ製と比べると、まず長所としては、

  • 比較的パワーが高く、使用可能時間も長い
  • デザインが良い
  • スタンドが付属
  • 重量が性能の割に軽い
  • 価格も性能の割に安い

ということになります。


しかし、短所としては、

  • 別売の特殊ヘッド、ノズルがないので、絨毯掃除が苦手で、ブラシ付きノズルやホースがない
  • 充電時間が6時間と相当長い
  • バッテリー充電可能回数が約300回で、標準的な500回よりかなり少ない

ということになります。

充電時間に関しては、バッテリーは取り外し可能で、しかも外した状態での充電も可能です。なので、(高価ですが)予備バッテリーを買っておけば、連続使用も可能ということになります。これはマキタも同様ですが。

充電可能回数に関しては、1回の充電での使用可能時間が(弱で)長いことを考えれば、その数値差程にはマイナスではないと言えるでしょう。


また、絨毯掃除に関しては、絨毯を掃除したいのであれば、ヘッドに回転ブラシが付いたダイソンやシャープ、エルゴラピード等にすべきです。

マキタや、この「XJC-Y010」は、原則的にフローリング掃除とハンディ用途での、手軽で便利な機種ということになります。


▼ 耐久性

耐久性に関しても、吸引モーターには、その内部で接点が擦り減ることで寿命が縮む "ブラシ" のない "ブラシレスDCモーター" が搭載されています。つまり、一番の問題となるモーターが、そもそも長寿命型です。

また、ホースやヘッドの回転ブラシ等、痛みやすい箇所もありません。なので、理論上問題はないはずです。

ただし、フィルターに関しては1年に1度の交換が必要とされています。フィルター式掃除機で、まともなフィルターを付けていれば、やはり交換は必要です。それに関しては、仕方がないでしょう。


▼ デザインは京都工芸繊維大学の中坊壮介准教授

この「XJC-Y010」は、ドイツのデザイン賞「iF Design Award 2015」で、4,800点の応募作から75点に与えられた金賞を受賞しています。

デザイナーは、京都工芸繊維大学の中坊壮介准教授と公表されていますが、掃除機でデザイナーの名前が出ているのは初めて見た気がします。

ただ、この方は、プラマイゼロや無印良品で多くを手掛けているデザイナーでいらっしゃいます。

また、実は日本のグッドデザイン賞の審査委員の一人でもいらっしゃいます。


▼ まとめ

マキタには、業務用で培われた信頼性があり、それが何よりという考え方も出来ますが、この "伏兵" ±0(プラマイゼロ)の「XJC-Y010」も、実のところ良いのではないかと思います。

欲しい方は、"人柱" として是非(笑)

尚、長持ちするのは、勿論マキタの方だと思います。


▼ ±0とは、"プラスマイナスゼロ" か "プラマイゼロ" か?

この製造メーカーの±0は、2003年に設立されたばかりの、シンプルな "おしゃれ小物" を扱う、言わば無印良品的な弱小メーカーです

正式な会社名は、実は日本語では「プラマイゼロ株式会社」です。そして、英語では何と「PLUS MINUS ZERO CO.,LTD」となっています。

なので、"プラマイゼロ" でも "プラスマイナスゼロ" でも、どちらでも間違いではありません。


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ヘッド形状:ノーマルヘッド
目詰まり対策:― ― ―
吸込仕事率:30/24/18W
リチウムイオン充電池採用
本体重量:1.0kg/ 全体重量:1.3kg
運転音:最大79dB
色:ホワイト(W)レッド(R)ライムグリーン(LG)ブルー(A)ベージュ(AQUA限定)
6時間充電・ハイパワー11分/強25分/標準57分可動
定価:18,000円(税別)

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0.3μmの粒子を85%捕塵
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寿命:約1年間


関連ページ:

CL180FDRFW CL182FDRFW(マキタ)

CL140FDRFW CL142FDRFW(マキタ)

CL105DW/CL103DW(マキタ)

EC-SX200 FREED(フリード)(シャープ)

エルゴラピードリチウム(エレクトロラックス)

MC-BU100J(パナソニック)

PV-BC200(日立)

DC74 モーターヘッド(ダイソン)


関連サイト:

コードレスクリーナー XJC-Y010|±0プラマイゼロ公式サイト

FAQ Cordless Cleaner Y010(コードレスクリーナーY010)