株式会社ツカモトエイムから発売されている、布団用のUV(紫外線)機能付ハンディ掃除機「AIM-UC01/AIM-UC02/AIM-UC03」です。
これらは実のところ、布団用掃除機として一番有名な韓国・ブカンセムズ社のレイコップの機能的なコピー機です。
吸引口に振動パッドを備え、ゴミを振動で浮かせて本体に吸い込むと共に、布団表面にUV(紫外線)を当てることで除菌を行います。
UVはダニを殺すこともできますが、その為にはUVが直接当たる一か所毎に、かなりの時間が必要で、
- 30秒・・・最少約35% 最大約46%
- 1分・・・最少約67% 最大約76%
- 2分・・・最少約89% 最大約98%
だとされています(⇒公式サイト)。
ただし、これには更にダニが布団表面に居続けることが必要で、布団内部にまでは効果が及びません。なので、実際上殆ど効果はないはずです。
▼ 「AIM-UC01」と「AIM-UC02」の違いとしては、
AIM-UC01 | AIM-UC02 | |
発売日 | 2011年頃 | 2014年9月 |
振動パッド数 | 1個 | 2個 |
フィルター | 布製 | 蛇腹型 |
本体重量 | 2.1kg | 2.0kg |
標準価格 | 12,800円 | 16,800円 |
ということになります。
振動パッドに関しては、1つより2つの方が効果が高いはずですなので、単純に新型の方が良いでしょう。
しかし、フィルターに関しては、旧型がレイコップの物とよく似たフィルター掃除のしやすい布製であったのに対し、新型では標準的なサイクロン掃除機と同じプリーツタイプ(蛇腹状)に変更されています。
旧型の布製は、ゴミを払うにしても、水洗いをするにしても扱いが簡単ですが、新型のプリーツタイプは、折り曲げてある谷間の部分にゴミが詰まってしまうと、扱いが厄介です。これは紙製のはずなので、無理をすると破れてしまい、交換(部品購入)ということになりかねません。
ただし、その代わりに、フィルター性能は新型は旧型よりも高いはずです。これらには排気口部のフィルターもあるのですが、新型ではそちらが詰まりにくくなっているはずです。
▼ AIM-UC03
「AIM-UC03」は、2015年3月に発売となった機種ですが、これは「AIM-UC01」とほぼ同一品です。変更点としては、
- 本体裏の振動パッド周辺の溝の廃止
と、単にこれだけとなるようです(※ただし、振動パッドは従来比1.5倍のサイズの後期型ではなく、初・中期型に戻したよう)。
これは改良であることに間違いはないでしょうから、微妙に良くなったのでしょう。
せっかくニューボディの「AIM-UC02」を発売したのに、半年経って旧型を再発売するような真似をした理由は定かではありませんが、もしかしたら「AIM-UC02」に(子供の玩具のような)ダメダメ感が漂っているのが影響しているのかもしれません・・・。
▼ レイコップとの違い
これらecomoUVクリーナーとレイコップとの最大の違いは、まずこちらは吸引口の幅が狭いです。その為、掃除をするのに少し余計に時間がかかるはずです。
しかし、吸引力を表す吸込仕事率は、こちらは88.1Wありますが、レイコップのRS-300Jは65.1Wで、RE-100は29.4Wと低いです。その為、吸引性能自体は、ecomoUVクリーナーの方が高いと言えるでしょう。
実は、ecomoUVクリーナーには、レイコップにはない機能が一つあり、何と本体上部にも小さな吸引口があり、宙に舞いあがったホコリも吸い込むことが可能です。ただ、これはその分、本体裏の本来の吸引口での吸引力が弱まることを意味しています。
しかし、それでも総合的には、やはりecomoUVクリーナーの方が吸引力は高いと思われます。
UVに関しては、消費電力がこちらは4.3Wしかありません。しかし、レイコップの RS-300Jは8W、RE-100は6Wありますので、これに関しては分が悪いです。しかし、UVは実際上あまり役に立ちませんので、気にする必要はないかもしれません。
フィルター性能に関しては、レイコップは0.3μm以上のチリの99.97%以上を捕塵するHEPAフィルターを採用していますが、こちらは同サイズのチリの95%以上を捕塵するフィルター(「高性能ecomoフィルター」)となっています。
その為、排気性能にこだわる必要がある方は、レイコップが無難だと言えるでしょう。
あとは、レイコップの上位機種・RS-300Jには、吸引口に回転ブラシが付いています。その為、ペットや人間の抜け毛の問題がある場合には、そちらにした方が良いと言えるでしょう。
▼ 「AIM-UC01」の初期型、中期型、後期型の違い
実は、ツカモトエイム製の初代UVクリーナー「AIM-UC01」は、発売当初ボディカラーはホワイトだけでした(=初期型)。
しかし、2012年の10月辺りから、ボディカラーが少しメタリックなパステル系のショコラブラウン(BR)、フューシャピンク(PK)、リーフグリーン(GR)、ロベリアブルー(BL)の4色となり、ホワイトは廃番となりました。そしてこの時から、このシリーズは、ツカモトエイムのカラフル家電の「ecomo(エコモ)」のシリーズに編入されています(=中期型)。
2014年の5月頃には、後期型が発売となっています。これにおいては、吸引口の振動パッドが従来比1.5倍の大きさとなっており、振動力が1.5倍に達するかは分かりませんが、少し強力になったようです。
後期型においても、型番、ボディカラー共変更はありませんが、ボディカラーを示すアルファベットが、ショコラブラウン(NBR)、フューシャピンク(NPK)、リーフグリーン(NGR)、ロベリアブルー(NBL)と、頭に「N」が追加となっています。これは恐らく「NEW」の意味だと思われます。
しかし、2014年9月には、最新の「AIM-UC02」が発売となりましたので、何とも中途半端なマイナーチェンジということになっています。それでも、しばらくは価格差がありますので、旧型にも確かに存在意義はありますが・・・。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・ツカモトエイム AIM-UC03 ふとん用UVクリーナー | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー: ・ヘッド形状:格子状ノズル+振動 ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:88.1W /振動:約3,600回×2/分 ・UV消費電力:4.3W ・本体重量:2.0kg /運転音:75dB ・排気方法:― ― ― ・色:ヨーロピアンレッド(RE)、ホワイト(WT) ・コード長:約5m ・上面で舞い上がったホコリを吸う機能有 | |
・ツカモトエイム AIM-UC02 ふとん用UVクリーナー | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:格子状ノズル+振動 ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:88.1W /振動:約3,600回×2/分 ・UV消費電力:4.3W ・本体重量:2.0kg /運転音:75dB ・排気方法:― ― ― ・色:フューシャピンク(PK)、リーフグリーン(GR)、ロベリアブルー(BL)、ショコラブラウン(BR) ・コード長:約5m ・上面で舞い上がったホコリを吸う機能有 | |
・ツカモトエイム AIM-UC01 エコモUVクリーナー | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:格子状ノズル+振動 ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:88.1W /振動:約3,600回/分 ・UV消費電力:4.3W ・本体重量:2.1kg /運転音:75dB ・排気方法:― ― ― ・色:ホワイト、フューシャピンク(PK/NPK)、リーフグリーン(GR/NGR)、ロベリアブルー(BL/NBL)、ショコラブラウン(BR/NBR) ・コード長:約5m ・上面で舞い上がったホコリを吸う機能有 | |
関連ページ:
・RP-100JWH(100JBK) レイコップRP(2014年度型プレミアム機)
・RE-100 レイコップLITE(2014年度型廉価機)
・RT-300J レイコップRT[ジャパネットたかた専用]
・EC-HX100 Cornet(コロネ)(シャープ製)
・PV-FC100(日立)
・MC-DF100C ふとん掃除機(パナソニック製)
・IC-FDC1 コードレス布団クリーナー(アイリスオーヤマ製)
・VH9201DSW,VH9201DS,VH9201D ふとんパンチクリーナー(LG製)
関連サイト:
・AIM-UC03 ecomoUVクリーナー|ツカモトエイム公式サイト
・AIM-UC02 ecomoUVクリーナー|ツカモトエイム公式サイト
・AIM-UC01(後期型) ecomoUVクリーナー|ツカモトエイム公式サイト
・AIM-UC01(中期型) ecomoUVクリーナー|ツカモトエイム公式サイト
・消耗品 | LifePlaza(ツカモトエイムオンラインストア)