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ダイソンDC74 モーターヘッド

英・ダイソン社から2014年10月23日(公式ストアのみ10月14日)に発売となった、新型コードレスハンディ・スティック両用機DC74です。これは、同社製ダイソンデジタルスリムと呼ばれるシリーズの、最新機種ということになります。

この新製品は、本体に関しては電力回路を除いて、2013年9月発売の「DC62」と同型です。

それらの違いとしては、ヘッドのみが「Dyson フラフィー」と名付けらた新開発品となっており、本体の電力回路の変更も、それに対応したものとなっています。その為、従来型「DC62」での新型ヘッドの使用は、不可能であるとされています。


DC74新開発ヘッド「Dyson Fluffy(フラフィ)

「DC74」の新ヘッド「Dyson Fluffy(フラフィ)」(fluffy=ふわふわした)は、全面フェルト製のローラーと、静電気抑制効果のある "カーボンファイバーブラシ" の少々を回転ブラシの代わりに採用しており、従来の一般的なナイロン製毛ブラシを排しています。

それにより、空気が通う毛ブラシ間の隙間がなくなりました。

その為、回転ローラー(ブラシ)を大胆に露出することが可能となり、ヘッドの前面が高さ約4cmに渡って開いています。

また、その回転ローラーが従来のヘッド前面カバーの代わりをするようになりましたので、その露出にもかかわらず、床との密着具合を高く保つことが可能となっています。

これにより、全ての掃除機が両立を苦手としているとされる、大きなゴミと細かなゴミの両方の集塵が、高いレベルで可能となったとされています。

そのローラーは、表面がフェルト製ですが、それ故に軟質で固形ゴミを巻き込みやすく出来ています。これは実のところ、ダイソンが長年苦手だとされてきた、猫砂(ネコのトイレ用小石)対策型だと言っても良いのかもしれません。

それらの設計は、基本的にフローリング対策だと思われますが、一応パナソニックのコード式 "プチサクロン" (左端)と、シャープのコードレスハンディ・スティック両用式 "フリード" (中央)と比べると、絨毯上でも勝っているようです。

また、このヘッドでは回転ローラー(ブラシ)を太くして、その内部にモーターを入れることで、その回転力を高めています。

更に、サイドに動力用ギアスペースが不要となったことで、ヘッド幅に迫る回転ローラー幅を実現しています。これにより、従来より一度に広い面積の掃除が可能になりました。


ただし、その反面、回転ローラー(ブラシ)駆動時の使用可能時間が17分⇒16分に短くなっています。

これは具体的に何秒短くなったのかは分かりませんが、電力消費量が増したのは確かです。なので、6分間で変わらないとされる「強(MAX)」モード時にも、使用可能時間は60秒未満で短くなっているはずです。

また、従来型「DC62」は、ヘッド+延伸管で約810gありましたが、「DC74」ではそれが約1,080gとなり、約1.3倍に増えています。

これは、それらが割と重かった先々代モデル「DC45」の約1,000gをも超えていますので、取り回しの良さがかなり犠牲となっています。

これに関しては、ローラーの前回転により、前方にであれば、以前よりも軽い力で動かせるようになったとされています。しかし、充電式の回転ブラシのパワーは低いですので、少なくともフローリングでは大したことはありません。


ダイソンDC74ヨコ型機「DC63」に匹敵する清掃力

ダイソン社は、4種類の床(硬い床、硬い床にある溝、カーペット、畳)における、ダストカップが空の時の吸引力で取れる粉末ゴミの平均値の比較を、ダイソンを含む売上上位6社おける、平均5万円以上における売上上位の掃除機(2013年12月時点。他は全てヨコ型機のはずです)で行っています。

それによれば、この「DC74」がダントツの性能となっています。


DC74MH他社A他社B他社C
ダストカップ空90%77%75%63%

掲載された他社製は、性能上位3製品のみ。詳細未公表。


また、ダイソン社のヨコ置き型掃除機「DC63」による同様の実験は、この半年程度前に行われていましたが、実は「DC74」とは3%しか違っていませんでした。


DC63MH他社A他社B他社C他社D
ダストカップ空93%82%65%65%63%
ダストカップ満杯93%66%55%51%53%

他社製は、日本国内での掃除機売上げ上位5社における、2013年9月時点の売上げ上位の平均価格5万円以上の高級機。詳細未公表。


これはそちらが平凡なのではなく、こちらが相当な高性能であることを表しています。

ただし、「DC63」では、ヘッドは「Fluffy(フラフィ)」ではなく、床に出来るだけ密着させる形となっているので、固形ゴミには弱いです。

しかし、こちらの「DC74」には、充電式であるが故の欠点が存在します。まず、回転ブラシの回転力が弱く、絨毯に絡んだゴミを掻き取ったり、かき分けて吸う力では劣ります。

また、そもそも「強」では6分間しか稼働しないので、広い面積を掃除することは事実上不可能となっています。

なので、両者は一長一短です(価格は同等です)


ダイソン「DC62」と共通の基本性能

本体がほぼ同一である、当機「DC74」と、2013年9月発売の「DC62」の基本性能に関しては、上級モーターのデジタルモーター・"ダイソンデジタルモーターV6" と、高性能なリチウムイオンバッテリー(ニッケルマンガンコバルトバッテリー)の組み合わせで、吸込仕事率は最大で100Wにも至ります。その数値は、それを公表している他のコードレスクリーナーの約3倍以上ということになります。

また、15個もの小サイクロンからなる "2ティアーラジアルルートサイクロン" は、ゴミの遠心分離性能が高く、吸引力を長く持続させます。

元々吸引力が他の3倍以上高い上に、吸引力の持続性も他を寄せ付けない高さですので、結果吸引力の強さはゴミを多く吸うにつれて、他の3倍程度では済まなくなります。

ダイソンのコードレスタイプでは、バッテリー残量が少なくなるとパワーダウンする直前に強制停止するので、バッテリーが原因で吸引力が落ちることもありません。そして、そこまでを含めると、CMで言っているように "他のコードレスクリーナーの10倍の吸引力" ということになるようです。

また、これのダストボックスの容量は、0.4Lだとされていますが、実は上のパナソニック製プチサイクロン等、超小型ヨコ型サイクロン掃除機の同容量が0.25Lでほぼ共通ですので、一応ゴミも意外と沢山入ります。

つまりのところ、上の動画の性能試験で示されるように、非常に高性能です。


今回の新型「DC74」の発売で、一応の旧型となる「DC62」ですが、実のところ旧型ではなく、先行発売の「下位機種」として捉えるのが正しいと思います。

ヘッドによる清掃力の違いとしては、一応家電Watchというネット上の家電情報サイトによる「DC63」と「DC62」の実験画像(←)がありますが、両者は別のカーペット上で実験されているので、単純比較は不可能です。しかし、やはり「DC63」の方が上に見えますし、「DC74」はその「DC63」と同水準であるはずです。

しかし、(旧)「DC62」でも、他社製コードレス機と比べれば性能は圧倒的で、しかも「Fluffy(フラフィ)」型よりヘッドが軽くて扱いやすいです。

従来型ヘッドでは、大きめのゴミを吸う際にはヘッドを上から被せる必要はあります。しかし、そういったゴミがまずないご家庭では、ほぼ影響はないでしょう。

そしてそれらの上で、価格は発売後1年以上ということで、この「DC62」なりに下がっています。なので、狙い目は、旧型扱いとなるそちらだと思います。

これは家電量販店の店頭で試してみれば分かることですが、取り回しにやはり重量差が出ています。また、「DC74」では床への吸い付きが妙に強いです。その為、絨毯上でヘッドを手前に引く際には、男の私でも若干動かし辛く、厄介だと感じます。

なので、特に女性には「DC62」の方がおすすめだと思います。もっとも、メイン機としてのご購入であれば、若干扱い辛くても新型にした方が良いかもしれません。


バッテリーバッテリー交換

「DC74」のバッテリーは、勿論「DC62」(及び「DC61」)と共通で、充電可能回数は約500回、価格は8,640円です。

交換の際にはダイソンのサービスセンターに直接注文する必要があり、送料が540円かかるので、計9,180円ということになります。

価格に関しては、まあそんなところで、特に高い訳ではありません。しかし、東芝・トルネオVコードレス(約2,000回)や、シャープ・フリード(約1,000回)が使用可能回数が多い分で相対的に安いので、それらと比べるならば不利となります。

これはネジでの固定式なので、予備を用意して交換しながら使うという使い方は、出来ないわけではないにしても、想定されている使い方ではないはずです。


DC74デジタルスリムシリーズのデメリット

こういったハンディクリーナーを基本にして、延伸管と床用ヘッドを追加したタイプは、重心が高いので、基本的に長く使うと予想以上に疲れます。男性ならまだしも、女性が長時間使うのにはあまり適さないと思います。

少しだけ使ってみると、軽いという印象をお持ちになるもしれませんが、問題は15秒程度経過した後です。そこから先は、筋トレ状態に入ります。勿論、楽に使える時間帯の長さは、各人に備わった筋力によって違ってきますし、その筋トレによって筋力がつけば(笑)、楽に使える時間帯も伸びることになります。


また、これは高所も掃除できると宣伝していますが、これを持ち上げてピンポイントで狙った場所に当てるのは意外と難しいですし、また、その周辺を擦るのも、力が入らず困難です。

つまり、その使い方はあまり実用的ではなく、単にそうやって使うことも一応可能だと示しているに過ぎません。それでも、何かそうする必要がある方には、便利であるだろうとは思いますが。


コンプリート「DC74」のバリエーション展開

この商品バリエーションとしては、

  1. DC74 モーターヘッド[MH] [定価:80,784円]
    付属品:ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル、すき間ノズル
  2.        〃      コンプリート[MC] [91,584円/「MH」+10,800円]
    付属品:ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル、すき間ノズル、ハードブラシ(5,400円)、フトンツール(4,320円)、延長ホース(5,400円)

の2種となります。

コンプリートは、本体はノーマル品と同一です。違いは、単に付属品(合計金額:15,120円)が多くなり、ボディカラーが変更されていることだけです。

価格は、従来型「DC62」のノーマル品が71,794円、コンプリートが82,080円(差額:82,080円−71,794円=10,286円)ですので、それぞれに従来比約1万円増となっています。

これだと数ヶ月経って価格が下がっても、6万円程してしまうかもしれません。


【DC74,DC62,DC61価格(定価)表】

DC74 ― ― ―DC74MHコンプリート(MC) ― ― ―
《定価》 ― ― ―80,784円91,584円 ― ― ―
DC62エントリーDC62MHコンプリート(MC)プロ
《定価》55,944円71,794円82,080円82,080円
DC61 ― ― ―DC61MH ― ― ― ― ― ―
《定価》 ― ― ―40,937円 ― ― ― ― ― ―

尚、根本的に床掃除用ヘッドは必要なく、本体とハンディ用のノズルがあれば十分なのであれば、本体が基本同一の「DC61」が存在しています。


DC61ハンディユニットで布団掃除

フトンツール

ダイソンハンディクリーナーで布団掃除

コンプリートにはダイソン純正布団用ノズルの "フトンツール" が付きますので分かりやすいですが、通常品にも "ミニモーターヘッド" が付いていますので、布団掃除が可能です。


 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


DC74 モーターヘッド[DC74MH]
楽天
amazon [レビュー有]
楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(ソフトローラー)
目詰まり対策:(2段サイクロン)
吸込仕事率:100〜28W
本体重量:1.22kg /全体重量:約2.3kg
運転音:未公表
色:パープル×ニッケル
3.5時間充電・「強」約6分/「弱」約20分(モーターヘッド稼働時約16分)可動
床用モーターヘッドに加え、ハンディ用ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル(ブラシ付ノズル)、すき間ノズルが付属

DC74 モーターヘッド コンプリート[DC74MC]
楽天
amazon [レビュー有]
楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(ソフトローラー)
目詰まり対策:(2段サイクロン)
吸込仕事率:100〜28W
本体重量:1.22kg /全体重量:約2.3kg
運転音:未公表
色:アイアン×ニッケル
3.5時間充電・「強」約6分/「弱」約20分(モーターヘッド稼働時約16分)可動
床用モーターヘッドに加え、ハンディ用ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル(ブラシ付ノズル)、ハードブラシ、延長ホース、フトンツールが付属


関連ページ:

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ダイソンV6における違い(「V6」俯瞰ページ)

DC62 モーターヘッド(下位機種)

DC61 モーターヘッド(ハンディのみ)

シャープ EC-SX200 FREED(フリード)[ハンディ+スティック2WAY]

東芝 VC-CL1200/VC-CL200[ハンディ+スティック2WAY]

三菱 HC-VXE20P iNSTICK[ハンディ+スティック2WAY]

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関連サイト:

DC74 モーターヘッド|ダイソン公式サイト

DC74 モーターヘッド コンプリート|ダイソン公式サイト

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