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ダイソンロボット掃除機 プロトタイプ「DC06」

去年(2011年)から、ダイソンロボットクリーナーを発売するという噂がありますが、何のこともなく、公式サイトにそのプロトタイプ機DC06(※←公式サイト画像)が載っています。

キャニスタータイプのDC05が1999年の発売で、「DC08」が2002年の発売なので、ちょうど2000年頃の開発品と思われます。(「DC07」は日本未発売・詳細不明の縦型掃除機)

写真(もしくは下の動画)を見て分かることは、ダイソンのサイクロン式ハンディクリーナーのダストケース+サイクロン部程度の大きさのそれをロボットにも載せたがっている、つまり、やはりサイクロン方式のお掃除ロボットを発売したがっているということです。

そしてその為の課題として、駆動力とバッテリーが問題だとされています。

駆動力は、せいぜい3〜4kgの本体をゆっくり走らせるだけですから、それ用のモーターがないということはないでしょう。なので、恐らく1にも2にも、バッテリーの問題だと思われます。

微細なゴミの分離に有効な強力サイクロン用の吸引モーターを1時間は回し、更に1時間力強く走行可能な程の強力バッテリーは、市販品としては用意しにくいのではないでしょうか。


このダイソンDC06は、プロトタイプ故か、70個ものセンサーを搭載した高級実験機ですが、現在、その後の開発品が「完成まであと少し」とされています。

ハイブリッド自動車や電気自動車の開発で、バッテリー性能もどんどん上がって来ていますので、数年以内に発売となるのではないでしょうか。

価格は勿論・・・サイクロンの仕組みと弩級バッテリーでルンバより遥かに高くなるものと思われますが。(笑)

ただ、サイクロン構造がある為、必要なフィルター清掃の頻度が低く、フィルター交換の必要はない、というような利点はある物と思われます。


これは2013年9月の、ダイソンのエンジニアに対するインタビューですが、

私たちもロボット掃除機には興味があるので今後開発したいとは思っていますが、非常に難しいと思います。現在のレベルではなく、本当にきっちりと掃除してくれるレベルまで技術を開発できたときが、ダイソンがロボット掃除機を発売する時期だと思います。(日経トレンディネット)

…今後開発したいって・・・今まで散々やってきたはずなのに(^^;。それはともかく、要するに今後しばらくは無理ということのようです。(笑)


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関連サイト:

ダイソン、アーム式フルオート掃除ロボをデモ(Engadget Japanese)(ダイソン製次世代ロボット掃除機の原型なのか!?)

コードレス掃除機を駆動時間で評価するのは間違っている! 掃除機は吸引力であり、ダイソンは妥協しない(EE Times Japan)

Dyson's Robot Vacuum Cleaner - the DC06|gizmag

Dyson's Vision: A Robot Vacuum That Can See|Mashable

Dyson Unveils 360 Eye - The First 'Non-Gimmicky' Robotic Vacuum Cleaner|International Business Times