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MC-DF110C/MC-DF100C パナソニック布団掃除機

2014年6月15日に、国内有名メーカーとしては初の発売となる、パナソニック製ふとん掃除機MC-DF100Cです。

布団用掃除機と言えば、韓国・ブカンセムズ社のレイコップが有名で、やはり家電量販店やホームセンターでも売られているアトケアやコスビーといった機種もありますが、それらも韓国製です。

日本メーカー製としては、ツカモトエイムのUVクリーナーがありますが、必ずしも日本の設計品と言い切れる物ではなく(外国製に自社ブランドを冠して売っているだけかも)、価格的にも性能的にも劣化版といった印象をぬぐいきれいませんでした。

そのような中で、とうとう大メーカーの(でも大赤字の)パナソニックから布団用掃除機が発売となった訳ですが、この製品は実のところ、既存の布団用掃除機とは仕組みが少し違います。

まず、除菌やダニを弱らせたり殺したりするという、"UV(紫外線)ランプ" がありません。なので、それらの効果は全くありません。

また、それと並ぶ大きな特徴である、1分間に3,600回等と言われる、本体裏で布団を振動させ、ダニやハウスダストを叩き出す機能もありません

なので、単に吸引モーターによる吸い取りを行うだけとなります。

もっとも、本当に除菌が必要な方以外、UV(紫外線)ランプが必要なのかは疑問ですし(ダニに関してはまず死なないし、弱らせて吸い取ることが出来ているのかは実証されていません)、紫外線は身体に良くない分、なくて結構かもしれません。

また、振動も、ないよりはあった方が良いかもしれませんが、吸引機能がしっかりしており、また、この「MC-DF100C」のようにヘッド裏にブラシ(非回転)が付いていれば、なくても大丈夫かもしれません。

ただし、少しでも差のある最高性能を求めるのであれば、それらの機能はあった方が良いと思いますが・・・。

この「MC-DF100C」の吸引性能は、吸込仕事率180Wなので、6070Wのレイコップや130Wのコスビーに対しては圧倒的に有利ですが、285Wのアトケアには全く及ばす、既存商品に対した場合のアピールポイントにはなり切れていません。

"ダニを含むアレル物質を混合した汚染物を寝具上に散布し、ふとん清潔ノズルを装着して吸引(1分/m²)【試験結果】99%以上の除去効果" 等とプレスリリースには書いてありますが、単に撒いたものを吸うだけでは参考にならないでしょう・・・。

この新商品の最大の特徴は、ゴミを吸った際にランプを点灯させて知らせる "赤外線センサー" にこそあります。これは、約70μm(1μm=1000分の1mm)以上の物質を検知可能で、ダニならば小さいものでも100μm程度はあるので、探知可能ということになっています。

なので、このランプを見ながら掃除をすれば、綺麗に出来ているかの一定の目安にはなります。

しかし、この赤外線センサーは、性能的には通常のパナソニック製掃除機で有名で、20μm以上の物体を感知する "ハウスダスト発見センサー" ではなく、やはり70μm以上の物体を感知し、そちらの旧型にあたる "ゴミ発見センサー" に相当します。

実のところ、ダニ自体(100μm〜)ではなく、アレルギーの原因となるハウスダストとして分類されるダニのフンや死骸は、約20μmであるとハウスダスト発見センサーの説明にはありますので、本当にハウスダスト対策でセンサーを当てにするならば、新発売のふとん掃除機「MC-DF100C」のセンサーでは全くの感度不足です。

なので、センサー感度の低い旧型を取り付けておいて、布団用掃除機のウリとするのには、問題があると思います。


このパナソニック製のふとん掃除機「MC-DF100C」は、製品としては実のところ、何と既存商品の組み合わせに過ぎません

ヘッド部分は、別売している、もしくは同社製エアシス等高額機種では付属品となっている、パナソニック製布団用ノズル「MC-FU1 ふとん清潔ノズル」です。

そして本体は、2010年発売のパナソニック製スティック・ハンディ2WAYクリーナー「MC-U10C」のハンディクリーナー部分をほぼそのまま流用しているはずです。その為、勿論普通のハンディクリーナーとしても使用することが出来ますし、また、その際に使用する為に付属するミニヘッドとすき間ノズルも、そちらの製品と共通です。

そして、赤外線センサー部分は、既に生産・販売を終了している、同センサー付き別売ヘッド「AMC-DF1」のセンサー部分を流用しています。これは、センサー用の電力を本体から供給するのではなく、何と吸込の風を使ってファンを回し、その場で発電しています。


それらの定価としては、「MC-FU1 ふとん清潔ノズル」が5,000円程度、「MC-U10C」がスティック部分付きで14,000円程度、センサー付ヘッド「AMC-DF1」が8,500円程度ですので、合わせると27,500円です。

新発売の「MC-DF100C」の定価(オープン価格)は24,600円のようですので、「MC-U10C」の今回は付属しないスティック部分や、「AMC-DF1」のヘッド部分を除いても・・・少し高過ぎる気がします。

そもそも古い物を寄せ集めて、そのままの価格で売ろうというのも少々どうかと思いますが。

実売価格としては、「MC-FU1 ふとん清潔ノズル」が4,000円程度、「MC-U10C」はスティック部込で6,000円程度、センサー付ヘッド「AMC-DF1」は購入不能、しかし、センサーはなくても掃除は問題なく可能ですので、結局6月の発売を待たずとも、計10,000円程度で手に入ることになります。

ただ、この「MC-FU1 ふとん清潔ノズル」ですが、これは600W以上あるヨコ型掃除機にも使われる物です。この「MC-DF100C」の吸込仕事率は180Wに過ぎず、果たしてパワーは足りているのかという問題もあります。

ただし、この機種のヘッドとして付属するそれは、写真を見る限り少なくとも色が違いますので、一応金型まで違う可能性もある、つまり、一見同じに見えて、低吸込仕事率に対応した別物である可能性があります。なので、別々で買って組み合わせて同じです、という訳でもないのかもしれません(見た感じとして、多分同じだと思いますが ^^;)

この場合一番確実なのは、パワーが高く、ハウスダスト発見センサー付のパナソニック製ヨコ型掃除機を買い、ふとん清潔ノズルを装着して掃除をすることです。

…なるほど、この「MC-DF100C」を買おうと思って調べると、結局そこに誘導される仕組みになっているのでした(笑)


そもそも、何故この「MC-DF100C」のような、中途半端な物が発売されたのかと言うと、発売の動機としては、

衛生志向や環境の変化に伴い、ふとんケアのスタイルが変わったことで、ふとん掃除へのニーズが高まっています。

と、パナソニックのプレスリリースには書かれています。

その "ふとんケアのスタイルが変わった" というのがどういうことなのかと言うと、端的に言って、韓国製の布団専用掃除機・レイコップが日本国内で100万台も売れたということを指しているはずです。 "衛生志向や環境の変化" 等というものは、この件に関して私は聞いたことがありませんので、恐らくもっともらしく付け加えたものだと思います。

これをもっと身も蓋もなく言うと、ジャパネットたかたがテレビでレイコップを宣伝しまくり、皆が布団はああやって掃除すると良いらしい、との知識を持ってしまったので、家電メーカーとして同種の商品が必要となった、ということであるはずです。

パナソニックは、アメリカのアイロボット社のルンバが猛威を振るう、ロボット掃除機の分野でも商品を発売出来ていませんが、布団用の掃除機であれば、お、手持ちの商品ですぐに何とかなるぞ、と本当に発売することにしてしまったのでしょう。

実際発売してしまえば、家電王手のパナソニック製として、どうのような製品であれ、ある程度売れてしまうと思います。しかし、こういうやり方はブランドを棄損するはずですので、問題があるはずですが、パナソニックは大赤字ですので、現在ドサクサ紛れで気にならないのかもしれません。

ただ、この「MC-DF100C」でも、勿論布団掃除が出来ない訳ではありませんので、買った後にお調べになった方は、まあ見なかったことになさって(笑)、壊れるまでお使いになるのがよろしいのではないでしょうか。

…どうも吸いが悪いような気がするな、という方は、ヘッドの「ふとん清潔ノズル」を外して、お手持ちのヨコ型掃除機に取り付けて、布団掃除をなさればよろしいのではないかと思います。

ヘッドのふとん清潔ノズルは、その手前の膨らみ部分=ゴミセンサー部と完全に結合しており、センサー部と本体の接続部は、本体がハンディクリーナーの為、大変細いです。なので、普通の掃除機は勿論として、継ぎ手パイプ(アダプター)を挟んでも、布テープを多重に巻く等無理をしないと、接続は無理の可能性があります。


 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


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ヘッド形状:ふとん清潔ノズル(MC-FU1の本体部分)
目詰まり対策:― ― ―
吸込仕事率:180W
本体重量:1.9kg/ 全体重量:2.3kg
運転音:76dB
色:ホワイト(W)、ピンク(P)(これは左の写真の色ですが、ピンクではない気も・・・)
赤外線センサー(ゴミ発見センサー)
接地面ブラシ型ミニヘッド、すき間ノズル付
コードレスではなく、AC電源タイプです
運転音の76dBは、通常のヨコ型機(最大68dB)をはるかに凌ぐ轟音です

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楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:ノーマルヘッド
目詰まり対策:― ― ―
吸込仕事率:180W
本体重量:2.5kg/ハンディ部のみ1.9kg
運転音:約70dB
排気方法:― ― ―
色:クリアブルー(A)、クリアピンク(P)
ハンディ時用ミニヘッド&すき間ノズル付

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・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
・Wローラー&かき出しブラシ式
・全メーカー共通つぎ手パイプ付き(外国製など一部に対応せず)
・ナショナル・パナソニック製高額機種の一部に付属するものと同一品

パナソニック AMCDF1-BP ふとんパトローラー ― ― ―
楽天 ― ― ―
amazon ― ― ―
・口コミ・評価: ― ― ―
・全メーカー共通つぎ手パイプ付き(外国製など一部に対応せず)
・「ハウスダストセンサー」付き(センサー用電力は吸込みの風で発電)
吸込み仕事率100W以上の掃除機向け


▼MC-DF110C(2015年11月20日発売)

2015年11月20日には、このマイナーチェンジ機種MC-DF110Cが発売となっています。

これは、マイナーチェンジと言っても実は本体・ヘッドは同一です。

違いは、本体を置いたまま使えるというウリ文句の、本体とヘッドの間に挟んで使用可能な、

  • ロングホース

が付属することになったことのみです。

ただし、ボディカラーのホワイト(W)が消滅し、色はピンク(P)のみとなっています。


 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


パナソニック MC-DF110C 16,760円〜
パナソニック ふとん掃除機(パックレス) 赤外線センサー搭載 ピンク MC-DF110C-P楽天 15,397円(送料別)〜
amazon
楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:ふとん清潔ノズル(MC-FU1の本体部分)
目詰まり対策:― ― ―
吸込仕事率:180W
本体重量:1.9kg/ 全体重量:2.3kg
運転音:76dB
色:ピンク(P)
赤外線センサー(ゴミ発見センサー)
ロングホース、接地面ブラシ型ミニヘッド、すき間ノズル付


関連ページ:

MC-DF500G(上位機種/紙パック式)

布団用掃除機ノズル

布団用掃除機「レイコップ」

RP-100JWH(100JBK) レイコップRP(2014年度型プレミアム機)

RE-100 レイコップLITE(2014年度型エントリー機)

RT-300J ジャパネット・レイコップRT

シャープ EC-HX100 Cornet(コロネ)

日立 PV-FC100

ダイソンV6 Mattress&Trigger〔HH08COM/HH08MH〕

東芝・VC-CLF1 布団用トルネオVコードレス

ツカモトエイム AIM-UC03,AIM-UC02 ecomo UVクリーナー

LG ふとんパンチクリーナー

ダイソンハンディ&布団クリーナー比較

パナソニック掃除機


関連サイト:

ふとん掃除機 MC-DF110C(P)|パナソニック公式サイト

ふとん掃除機 MC-DF100C(P)(W)|パナソニック公式サイト

ふとん掃除機「MC-DF100C」を発売|パナソニックプレスリリース

家電製品ミニレビュー ゴミやダニを検知するセンサーが便利な布団掃除機(家電Watch)