MC-HS700G MC-HS500G

2013年10月20日にパナソニックから発売となった、珍しい充電式とAC電源式を兼ねた掃除機、しかもキャニスタータイプ(ヨコ型)MC-HS700G/MC-HS500Gです。


評価はおおよその物です。

名称評価
ヘッドパワフル自走ノズル5ツ星評価

▼自走能力を持つパナソニック製最上級ヘッド。ヘッド部が外れてミニノズルが現れる「親子ノズル」機能と、ヘッド前を照らす白色LEDライトも装備。
ヘッド上のチリも吸う「エアダストキャッチャー」や、フローリングが回転ブラシでツルツルになる、「フローリングの菌までふき掃除」効果も(コードレス時には単なる「ふき掃除」効果)。

吸引力
(吸込仕事率)
コード式:300〜100W
コードレス:未公表
2ツ星評価

▼吸込仕事率から見るに小型機です(標準的サイクロン式は450W程度)。
コードレスでは、吸引力が高いらしいながらも数値未公表なので、コード式時の「弱」モードレベルだと思われます。

清掃力
(ヘッド+吸引力)
4ツ星評価(AC電源)
2ツ星評価(コードレス)

▼高性能なヘッドを考慮してこの評価で。

サイクロン部
(吸引力持続)
パワープレスサイクロン3ツ星評価(AC電源)
2.5ツ星評価(コードレス)

▼低遠心分離力サイクロンながら、"ダブル反転気流" という、サイクロン中心部の筒型フィルターの内と外で、気流の向きを逆にして、ゴミが内側に入り込みにくくする仕組み(「MC-HS700G」)、もしくは筒型フィルターの目がそもそも細かく、メインフィルターに達するホコリを少なくする仕組み(「MC-HS500G」)を採用しています。
それでもメインフィルターに溜まるホコリは、振動用の手回しハンドルを回すことで、下に落としながら使います。

ゴミ圧縮パワープレスサイクロン2ツ星評価

▼ダストカップの下部は中央部のくびれによって広くなっており、遠心分離されたゴミがそこに集中することで、ゴミの圧縮効果があるとされています(AC電源使用時のみ)

本体/総重量4.9/6.8s(電池なし:4.0/6.9s)星ゼロ

▼バッテリー内蔵タイプなので、小型機の割に大型機の重さです。バッテリーは取り外せますが、それでも中型機並みの重さです。
パナソニック製なので、ヘッド+延伸管+ホース部も、1.9sと重い部類です。

運転音57〜約54dB/53dB(コードレス)4ツ星評価

▼コードレスで使用する場合には、低出力ながら掃除機としてはトップレベルの静かさです。コード式として使用する場合にも、十分静かな部類です。

フィルター0.5μm以上のチリを99.9%キャッチ3.5ツ星評価

▼排気は綺麗な部類に入ります。

エコモードハウスダスト発見センサー+床面検知
+ブラシ回転数制御+アイドリングオフ
5ツ星評価

▼パナソニク製のエコ装備を全部揃えた最高性能です。
"ハウスダスト発見センサー" =吸気内のゴミを赤外線で探知。
"アイドリングオフ" =ヘッドが床面から離れると、3秒でブラシの回転が一時停止。

バッテリー50.4Vリチウムイオンバッテリー5ツ星評価

▼業界ダントツの50.4V+充電可能回数も業界2位の1,500回。AC電源のみで使う場合には、バッテリーを取り外した状態で使うことも出来ます。

▼約5時間充電・「強」約15分可動/「自動」約20分可動。

▼充電方法は、充電台に本体を載せるのと、バッテリーのみを取り外して充電する2種類。

総合評価3ツ星評価

▼コード式とコードレスの両方で使いたい方には、これしかありません。ただし、どちらかで十分な方には、無駄に重いです。特に、充電池で使う場合には、電源コードの重量が全くの無駄です。

▼AC電源使用時とコードレス時では、吸引力に差があるはずで、これらの場合、ヘッドはAC電源使用時の「強」モードに対応する仕様となっているはずです。
なので、吸引力で劣るコードレス時に合わせて作られた専用ヘッドを付けた同等吸引力の製品には、コードレス時の清掃力で劣るはずです。(⇒「MC-BR30G プチサイクロン」)


▼「MC-HS700G」と「MC-HS500G」間での違い


MC-HS700GMC-HS500G
筒型フィルターメタルメッシュシリンダー
(ダブル反転気流)
通常フィルター
USBポート
(バッテリー部)
×
バッテリー価格22,000円15,000円
ボディカラーメタリックシルバーホワイト

これらで全てとなります。

"USBポート" とは、非常時等にバッテリーから携帯・スマートフォンに充電できる仕組みです。そしてその機能があるか否かで、交換用バッテリーの価格が何と7,000円も違います。

ただし、どちらの機種も、両方の充電地を使えるようなので、交換時の価格のことを考えて本体を選ぶ必要はありません。

本体の違いとしては、(本体色と)ダストカップから見えるサイクロンの中心にある筒型フィルターの形状の違いのみとなります。

その "メタルメッシュシリンダー" とは、軽金属製の筒型フィルター部に、吸気の気流の回転方向とは逆斜めに穴を開けることで(「ダブル反転気流」)、遠心力をより有効に使い、内部に入るゴミを少なくするという仕組みのことです。

ただし、通常の筒型フィルターより網目が僅かに大きいので、結局内部に入り込むホコリの量は大差ないのではないかと思われます。実際、そこがこれら両機種にとって大きな違いであるにもかかわらず、パナソニックは具体的な性能差については一切言及していません。

さすがに、上位機種の「MC-HS700G」の方が幾分高性能であろうとは思いますので、これだけの価格の訳ですし、そちらにする方が良いと思いますが、「MC-HS500G」でも別に悪くはないでしょう。


 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


MC-HS700G ハイブリッド電源タイプ
Panasonic 電気掃除機(サイクロンタイプ) ハイブリット方式(交流式・充電式) ECONAVI メタリックシルバー MC-HS700G-S楽天
amazon [レビュー有]
楽天レビュー:レビュー(_件)を参照パナ公式
ヘッド形状:パワフル自走(親子)ノズル
目詰まり対策:手動式フィルター振動機構
吸込仕事率:300W(コード式)/未公表(コードレス)[エコ自動モード有]
50.4Vリチウムイオン充電池採用
本体重量:4.9kg,4.0kg(電池無)/ 全体重量:6.8kg,5.9kg(電池無)
運転音:57〜約54dB/53dB(コードレス)
排気方法:まいあげブロック構造
持ち手(本体):固定式
手元ブラシ:〇/すき間ノズル収納:延伸管裏
色:メタリックシルバー(S)
5時間充電・「強」15分/「自動」20分可動
充電台付属、USBポート有

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ヘッド形状:パワフル自走(親子)ノズル
目詰まり対策:手動式フィルター振動機構
吸込仕事率:300W(コード式)/未公表(コードレス)[エコ自動モード有]
50.4Vリチウムイオン充電池採用
本体重量:4.9kg,4.0kg(電池無)/ 全体重量:6.8kg,5.9kg(電池無)
運転音:57〜約54dB/53dB(コードレス)
排気方法:まいあげブロック構造
持ち手(本体):固定式
手元ブラシ:〇/すき間ノズル収納:延伸管裏
色:ホワイト(W)
5時間充電・「強」15分/「自動」20分可動
充電台付属


関連ページ:

MC-BR31G プチサイクロン(コードレス駆動限定タイプ)

ダイソンV6 Fluffy/V6 Motorhead(スティック+ハンディタイプ)

ダイソンDC74 モーターヘッド(スティック+ハンディタイプ)

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関連サイト:

MC-HS700G(S)|パナソニック公式サイト

MC-HS500G(W)|パナソニック公式サイト

ハイブリッド電源掃除機 MC-HS700G 他 2機種を発売|パナソニックプレスリリース

スタパ齋藤がコードあり/コードレスでも使える掃除機を試す!(家電Watch)

動画で見る使用実感インタビュー「ムダなくキレイにスイスイお掃除!」(パナソニック公式サイト)

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