2014年3月17日、英・ダイソン社の "羽根のないファンヒーター"=シリーズ名:「ホット&クール」の「AM04」と「AM05」の新旧両機種で、発火の報告が全世界で4件あったという話です。
それによる人的・物的被害はないそうですが、その対策として基板保護部品を取り付ける為に、自主回収がかかっています(※消費生活用製品安全法による強制リコールではありません)。
回収の為には、まず、ダイソンのリコール専用サイトにアクセスして製品番号を登録するユーザー登録を行うか、メール、もしくは受付センターへ電話(9:00〜17:30)をし、梱包資材と着払い伝票を送付してもらいます。
そして、自分で梱包をし、着払い伝票を貼り付け、宅配業者の集荷サービスに電話をかけて、予約を取ることになります。
改良・運送費用は勿論無料で、特例により改良時点より改めて、2年間のメーカー保証が適用されることになります。
今回の回収の原因は、ヒーターの過熱機構の問題ではなく、本体内部での電流のショートだとされていますが、問題はファンヒーター「ホット&クール」のみで、 "羽根のない扇風機" の「エアマルチプライアー」は関係ありません。
ダイソン社は掃除機では、DC22とDC05ではホース部での電源ケーブルの露出の危険で対処を行い、DC12では、コードのプラグ部での断線の危険で、過度に曲げたり捻ったりしないよう呼びかけを行っています。
日本の掃除機は、電源スイッチが手元にあるのが当たり前ですが、欧米ではそうではない為、ホース部の電源ケーブル設置に不慣れであったようであることと、DC12では、国内外の電圧の違いで、コードの材質の耐熱性に問題あったらしいことが原因として挙げられており、結局新興の海外メーカーが日本で商売する上での不慣れさが原因であったようです。
しかし、今回は世界的な不良なので、単なる設計ミスだったと言えるでしょう。
関連ページ:
・【リコール情報】ダイソンDC22(ddm)motorhead
関連サイト:
・AM04およびAM05のリコール専用サイト(ダイソン公式サイト)
・リコール情報:製品安全ガイド(経済産業省)(2006年9月からのリコール品リスト)