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ルンバの選び方〜お部屋ナビ《ライトハウス》の必要性と電波障害〜

ルンバ885と875880と870/871を選ぶにあたり、上位の885と880に付属する、掃除する区画を仕切ると共に、それらを順番に掃除させる機能 "ライトハウス機能" を持つ "お部屋ナビ" が必要であるかどうかは、非常に悩ましい問題だと思います。

ルンバには、安いバージョンにも普通に付く、赤外線の壁を作ってルンバが侵入不能な区域を作る "バーチャルウォール" がありますが、このお部屋ナビはその上位機器であり、切替スイッチで普通のバーチャルウォールとして使用することも可能です。なので、原則としては "大が小を兼ねる" 状態となっています。

お部屋ナビ オートバーチャルウォール
お部屋ナビと単2電池×2 オートバーチャルウォール+単2電池×2
お部屋ナビ×オートバーチャルウォール

まず、お部屋ナビの長所としては、掃除する区画を仕切って、それらを個別に掃除させることで、全体を満遍なく時間を掛けて掃除させられることが挙げられます。これの作動中には、ルンバは、1つの区域を掃除し終えたと判断するか、25分が経過するかしないと、次の区域に進むことが出来ないのです。


ルンバは、走行しながら室内の広さや形を認識するとは言われていますが、基本ランダムに動いているため、例えば3部屋を掃除させるとすると、これがないと、1つの部屋を重点的に掃除してしまったり、また、1つの部屋だけあまり掃除出来なかったりという結果が考えられます。


また、実はお部屋ナビを2つ同時に使用する場合(=3区域が存在)のみ、ルンバの最大稼動時間が60分⇒75分(25分×3)に延長されます(限界稼働時間は約120分)。なので、広い面積を掃除させる場合には、その使用は都合が良いと言えるでしょう。


しかし、短所としては、お部屋ナビは、通常のバーチャルウォールと共に、ルンバがそれを中心とした半径40cm程度の圏内に入れないようにする機能があります。

また、赤外線による仮想壁と聞くと、レーザーが一直線に発せられているかのイメージを持ちますが、実のところお部屋ナビは、赤外線を内角5〜10度程度のV字型に発しています。ここに侵入可能なのは、お部屋ナビがルンバを次の区画に誘導する際のみのため、そのV字形の範囲はルンバにとって掃除出来ない "死角" と化してしまいます。

なので、お部屋ナビを置いていると、それを中心とした半径40cm程度の範囲内と、V時型の赤外線の放射範囲内が掃除不能となります

勿論、使用するのが1つなら、1つ分のその範囲が問題となりますが、使用するのが2つなら2つ分の範囲が死角となり、それなりに広い面積が掃除不能となります。

ただ、これはお部屋ナビだけの特徴ではなく、通常のバーチャルウォール(オート版を含む)も赤外線を全く同じV字型に出していますし、それを中心とした半径40cm程度の範囲内にも侵入不能となっています。

また、ルンバのホームベースも、それを中心としたやはり半径40cm程度の範囲内には、掃除の開始時と終了時以外には侵入できないようにしているので、やはり死角と化しています。


なので、お部屋ナビがあった方が良いのか、なくても良いのかという問題は、使わなくて済むのであれば、それに越したことはありません(バーチャルウォールとホームベースも実は同様です ^^;)。

特別必要性を感じないのに、せっかくだからと置いてしまうのはあまりよろしくないやり方で、あくまで広い面積を掃除させる際の、ここは分けるべきだろうと思える箇所にのみ置くのが良いと思います。

そして、それを2つ同時に使う場合には、前述の通りルンバの最大稼動時間を60分⇒75分に延長することが出来ますので、15分延長した方が良いかな、と思える程の面積を掃除させる場合には、2つの同時使用が最適だと言えるかもしれません。

お部屋ナビを2つ使う場合、1番目の区域⇒2番目の区域⇒3番目の区域へと誘導されますが、3番目の区域の掃除を終えた際には、1番目の区域まで速やかに誘導すれば良いのに、何と2番目の区域からしばらく出してもらえません(笑)。帰路の2番目の区域で、もう一回掃除終了判定が出るか、改めて25分を経過しない限り、ホームベースのある1番目の区域に通してもらないようです。なので、2番目の区域は、結局集中的に綺麗になってしまいます(汗)。


お部屋ナビ付属の上位モデルと、下位のオートバーチャルウォール(通常のバーチャルウォールが2時間で必ず自動で電源OFFになるのに対し、予約機能有のルンバ用に開発された、電源が自動ではOFFにならない新製品)の付属するモデルは、実売価格の差は安ければ5,000円程度、しかも両モデルとも50,000円程度はしているはずです。

その本体価格であれば、5,000円程度の差は目を瞑ることが出来る範囲だと言えるでしょう。なので、普通の(オート)バーチャルウォールがあれば十分、もしくはそれすら必要ないという迷いのない状態でなければ、つまりはどちらにしようか迷っているのであれば、お部屋ナビ付属の上位機種を買っておくというのが、手堅い選択となると思います。


▼電波障害について

ただし、その場合にも問題となるのが、ルンバと"お部屋ナビは、無線通信で連絡し合っている為、電波障害が起こり得るということです。

ルンバと通常のバーチャルウォール、及びオートバーチャルウォールは、それらの出す赤外線をルンバが探知するのみで無線通信は行いませんので、その問題は起こり得ません

説明書には、

●以下の機器や無線局は、本製品と同じ2.4GHZ周波数帯の電波を利用しています。
 ・産業・科学・医療用機器(電子レンジ、無線LAN機器、防犯機器、心臓ペースメーカーなど)
 ・免許を要しない無線局(特定小電力無線局)
 ・免許を要する無線局(工場の製造ラインなどで使用されている移動体識別用の構内無線局、アマチュア無線局)

●以上の機器や無線局の近くで本製品を使用した場合、電波干渉が発生する場合があります。
 ・心臓ペースメーカーなどの医療用機器に影響が及んだ場合、すみやかに本製品の電源をお切ください。
 ・特定小電力無線局、構内無線局、アマチュア無線局に対して有害な電波干渉が発生した場合は、アイロボットサービスセンターにお問い合わせください

とあります。

我が家の場合、お部屋ナビはずっと使えていたのですが(…普段はバーチャルウォールとして使用)、いつからか効かない状態となったので、アイロボットサービスセンターに電話をしてみました。


それによると、お部屋ナビが効かない場合、サービスセンターから動作確認がなされたテスト用お部屋ナビが送られてくるという話で、それを使ってみても使用不能であれば、通常のバーチャルウォール(多分オート版)を2つ無償で提供してもらえるという話でした。

お部屋ナビは、普通のバーチャルウォールとして使うことも出来ますが、無線通信でルンバの起動と連動して電源が入るため、無線通信が不能となると、赤外線専門のバーチャルウォールとして使うことも出来なくなるのです。

この場合、手持ちのお部屋ナビを返却する必要はないので、当初のお部屋ナビ×2と、追加で送られてくる(オート)バーチャルウォール×2を手元に置くことになります。

担当者が言うには、お部屋ナビは1年間使えていて1年後に効かなくなることもあるし、また、使えていなくても、1年後に使えるようになることもあるので、もし使えるようになれば、また使って下さいという話でした。

しかし、それで納得ゆかない場合には、例えばルンバ780であれば、新品の770と交換した上で、一応の差額として設定されている1万円をキャッシュバックとして返却してもらえるという話でした。

一応オートバーチャルウォールは、1個7,020円のものが2個で14,040円分であり、利用者としてはオートバーチャルウォールを貰っておいた方が金額的には一応得ですが、販売側としては、新品のルンバ770+10,000円を差し出さなければならない場合の方が、ダメージは限りなく大きいと言えるでしょう。

説明書には、「特定小電力無線局、構内無線局、アマチュア無線局に対して有害な電波干渉が発生した場合は」問い合わせて欲しいと書いてありましたが、無線LAN等で電波障害となっている場合にも、同様の対応をしてもらえるという話でした。もっとも無線LANが問題になる場合は、滅多にないという話でしたが。

なので、880や780を買い、お部屋ナビが使えない場合にも、少なくとも(オート)バーチャルウォールを追加で提供してもらえるので、とりあえず電波障害の件は気にすることなく選べば良いと言うことが出来ます。

尚、お部屋ナビが標準付属する880や780には無線通信機能がありますが、870や770を始めとするそれ以外のルンバには、最初からそれが備わっていません。その為、別売のお部屋ナビを買っても、870,871や770,760、及び600シリーズで使用することは不可能となっています。


我が家の780の場合、お部屋ナビの電池を換えてもダメだったのに、置く場所を少し変えたら何故か正常に作動し始めたので、サービスセンターのお世話になることもなく、そのままになっています。お部屋ナビが作動しているのに、最初の区域を脱出できないと、結局ホームベースにも戻れずバッテリー切れで息絶えてしまいます。私は、本当にたまたまバッテリー切れの瞬間を目にしまして(バッテリーマークが急転して赤になると共に、エラー音と充電が必要というメッセージ音声が出ます)、大きなショックを受けました。

ちなみに、ルンバはホームベースの電源が切ってあれば、掃除の終了を自分で判断して、ハッピーエンド風の効果音を鳴らして自動で停止します。なので、ホームベースに電源が入っている場合には、それがルンバにとって問題のない定位置に置いてさえあれば、エラー認定の行き倒れはまず起こりえず、その瞬間を目撃することも普通はないはずです。


▼バーチャルウォールが効かない場合

バーチャルウォール(及びお部屋ナビ)の電源が入っていても、ルンバがそれを突破してしまうケースも存在します。

その原因としては、まず何らかの原因で電波が遮られた場合を挙げることが出来ます。

その場合にもまず疑われるのは、例えばそれを設置したのがソファの下や、すぐ隣だった場合、そのカバーや上に載せた衣類等が、垂れ下がって電波を遮るケースです。

また、人間やペットが一時的にその前に位置し、ルンバがその隙に「逃げる」ケースも実在します。


しかし、根本的には電池を使う機器として、電力が尽きかけているのを疑う必要があります。その場合、赤外線は出てはいるものの、近距離にしか届かず、遠距離ではルンバが受光していないケースが存在します。

これがお部屋ナビの場合、お部屋ナビでは電波・赤外線の届く距離を3段階に設定できるので、必要な距離に設定されていない、もしくは設定済みでも何らかの人為的要因で設定が変わっていることも考えられます。

尚、電池が切れかけている際には、それを示すために、通常電源ランプが点滅するはずです。


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