この機種の特徴としては、勿論軽いことです。本体重量は、何と2.5kgしかありません。これは、通常のキャニスタータイプ(ヨコ型)の掃除機として、東芝製サイクロン掃除機のトルネオミニと共に、やはり三菱製で2.4kgのサイクロン式 "Be-K(ビケイ)" に次いで、業界で2番目の軽さということになります。
ただし、その分で吸込仕事率は500Wと、日本メーカー製の紙パック式掃除機としては最低限のレベルですが、一応十分と言えば十分でしょう。
ヘッドには、非自走のパワーブラシを装備しており、清掃力は比較的マシですが、ヘッドの大きさ自体は、前年度型を見るに、小型機の分で少し小さめです。
運転音は、最大64dBですので、静音構造等ない、普通にうるさい掃除機ということになります。
あとは、比較的安価な機種としては珍しく、パイプ部の持ち手がリング状になった持ち易い物が採用されていますが・・・三菱製に共通のこのタイプは、手元での電源のON/OFFと、パワー切替時に、持ち直してまで親指を延ばさないとボタンを押せないので、他より若干使いにくくはあります。
この機種には前年度型として「TC-FXB7P」がありますが、違いとしては、
- 吸込仕事率が520W⇒500Wにダウン
- その分で本体重量が約300g減、総重量では約400g減(総重量は、四捨五入の関係で100g余分に減っただけなのかも)
- ボディーが新形状に
- 集塵容積が少し少なめの1.3L⇒少し多めの1.5Lになった
- 運転音の最小値が約60dB⇒約58dBへと2dB下がった
- ヘッドの名称から "かるスマ" (軽くてスマート)という名前が省略され、単に "パワーブラシ" という名となった
- 紙パックの上からも少し吸っていた "紙パック長持ち風路" が幅広のマシな物になった
重量減は、実はモーターの主要部品のアルミ化と小型化だけで260g減らされていますが、小型化の分で重心も下がっていますので、本体の安定性が良くなり、倒れにくくなったともされています。
また、パワーが減ったのは残念ですが、集塵容積が少し増えて並となったのは、小型機の割に上手く作ったと言えるかもしれません。
尚、当「TC-FXC7P」と、上位機種「TC-FXC8P」との違いとしては、そちらにおいては、
- ヘッドの回転ブラシが自走力を持つ強力な物に
- 掃除を中断するとパワーを落とし、更にそのままで30秒経つとパワーをオフとなる "スマートSTOP" という名の節電モードの搭載
- 先端にブラシの付いたすき間ノズルである "2WAYロングノズル" が付属(その代りに、普通のすき間ノズルは省略)
この「TC-FXC7P」は、小型で軽いのはとても良いのですが、パワーが低めなのと、ヘッドも小さめ(のはず)ですので、どちらかと言えば、一軒家というよりも、アパート等向けと言えるのかもしれません。
また、これはその上で、安くて、ヘッドが一応モーター式回転ブラシになっている機種が欲しい方には、丁度良いかもしれません。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:パワーブラシ(非自走) ・目詰まり対策:紙パック長持ち風路 ・吸込仕事率:500〜約100W ・エコモード:× ・本体重量:2.5kg/ 全体重量:3.9kg ・運転音:64〜約58dB ・排気方法:― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・手元ブラシ:〇/すき間ノズル収納:延伸管横 ・色:ブラウン(T) ・ヘッド上空のチリも吸引 ・付属紙パック:MP-9(1枚付属)[※もっと安い物も使用可能です] |
前年度型
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:かるスマ・パワーブラシ(非自走) ・目詰まり対策:紙パック長持ち風路 ・吸込仕事率:520W ・本体重量:2.8kg/ 全体重量:4.3kg ・運転音:64dB〜約60dB ・排気方法:― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・色:ブルー(A) ・ヘッド上空のチリも吸引 |
関連ページ:
・TC-FXD7P(2014年度型後継機種)

・TC-FXB7P(前年度型)
・TC-FXC8P(上位機種)
・TC-FXC5J(下位機種)
・三菱掃除機
関連サイト:
・三菱掃除機「Be-K(ビケイ)」シリーズ新商品発売のお知らせ|三菱電機・ニュースリリース