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ダイソンDC44(Animal)〔並行輸入品〕

ダイソンのDC44 Animalは、日本では未発売のイギリスやアメリカでの正規販売品で、日本ではDC45として売られている製品、ハンディ・スティック兼用の2WAYクリーナーです。
「Animal(アニマル)」とは、ハンディタイプでは、ハンディクリーナーとしての使用時に使用出来る、ミニモーターヘッドが付属していることを意味しています(キャニスタータイプやアップライト[スティック]タイプでは、風力式のミニタービンヘッドの付属を意味します)
これはモーター式回転ブラシを内蔵したミニノズルで、これによりペットの毛をソファや床等から掻き取りやすいことから、「Animal」という名前となっているはずです。
これらの先代モデル「DC35」だと、日本仕様ではミニモーターヘッドが付属しており、同製品の外国仕様では、全く同じ型番なのに「Animal」ではないので、それが付属していませんでした。
今回の新製品では、そのミニモーターヘッドは英・米でも付属することになるようで、「Animal」の名が、型番の最後に付いています。
日本の「DC45」では、「Animal」の名は付いていませんが、先代「DC35」と同様に、ミニモーターヘッドは標準付属しています。
なので、どちらも付属品は(その他の物も含めて)同じです。
外国ではダイソンの「Animal」というバージョンはよくありますが、日本ではそのバージョンは存在しません。

日本で売られる「DC45」と「DC44(Animal)」は、クリーナー本体も同等品だという話で、吸込仕事率や重量、バッテリーの可動時間、ダストカップの容量、等基本的に全てが同じ数値です。
しかし、実のところ、困ったことに、製品の大きさの数値がかなり違います。
DC45(日本)」:20.5×21.7×122.4cm(高さ×幅×奥行き)
DC44」:(約)23.1×30×112cm[=9.1×11.8×44.1インチ]

実はカナダドイツでも「DC45」が売られていますが、そちらは幸い元々cm表示で、やはり、
 230×300×1120mm
と、DC44でインチ表示されていた数値と(ほぼ)同じとなっています。

実際のところ、日本のダイソンの公表する数値が間違っているかと言えば、DC45の幅(…仮にそれが高さの数値だとしても、高さも)は30cmには遠く及びませんので、間違ってはいません。
そして、「DC44 Animal」を並行輸入販売している日本のショップでも、どこも日本のダイソンがDC45の数値として公表する「20.5×21.7×122.4cm」と同じ数値を、商品サイズとしています。なので、ちょっと信じがたいですが、諸外国で公表されている数値が間違っている可能性が高いです。

肝心の「DC44 Animal」(…と「DC45」)の性能としては、コードレスタイプとしては異例となる吸込仕事率65Wを誇り、その吸引力の "強モード" では、8分間、吸込仕事率にして28Wで、コードレスとしてはまだまだ最も強力なレベルの "標準モード" でも、20分間も動きます。これは、先代DC35とは吸込仕事率は同一ですが、稼働時間は強モード時には、6分⇒8分に、標準モード時には、15分⇒20分と、約33%増の数値となっています。
床用ヘッドのモーター式回転ブラシも、従来型のDC35の2倍の回転力を誇り、フローリング上では、柔らかいカーボンファイバーブラシで、絨毯では硬く赤いナイロン製ブラシで、それぞれゴミを掻き取ります。このヘッドは、その回転ブラシの回転力や、ブラシ密度、本体の吸引モーターによる吸引力の違いこそあるものの、ダイソン社のキャニスタータイプ(ヨコ型)と同等の物が採用されていますので、品質は高いです。
また、モーターには、"カーボンダスト" という回転に伴う微細な破片(チリ)を出さない、高価なデジタルモーターが、従来から引き続いて採用されていますので、…多分長持ちもするはずです。

並行輸入品特有の注意点としては、安い代わりに、ダイソンの日本法人での保証(2年間)・修理を受けることが出来ません。保証・修理は、販売店単位で引き受けるかどうかということになりますので、買う際には注意が必要です。
下手をすると、「自分でアメリカのダイソンに依頼してくれ」と言われることになります(それが普通に出来る方は問題ありませんが、それでも往復の輸送料の問題は生じます)。
また、標準付属の充電器のACアダプターが、日本のPSE法(電気用品安全法)準拠品ではありませんので、大抵の場合販売ショップで同法準拠品に入れ替えて販売されています。しかし、そうでないショップもありますので、その点にも一応注意が必要です。
そしてまた、説明書も元々は入っているのは勿論英語版ですので、販売店で作成した日本語版マニュアルが入っていることが多いようです。
国内正規品は高価なので迷うところですが、無難な方が良い方は、国内正規品にしておいた方が良いでしょう。これは、ハンティ(&スティック)クリーナーとしては、価格の通りに実に立派な物ですので、長く使えるはずですが、修理を請け負う輸入元の販売店が、ずっと残っていてるとは限りません。そうなった場合には、自分で修理を引き受けてくれる店を見つけるか、自分でアメリカのダイソン社に送るか、その後の使用を諦める必要があります。勿論、その辺りの安心感・不安感も、実際上その価格差の理由となっている訳ですが・・・。(⇒「ダイソンDC45」)

 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


DC44 Animal
【並行輸入品】Dyson DC44 Animal Digital Slim MK2 サイクロン式コードレスクリーナー【米国モデル】楽天
amazon [レビュー有]
楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ
目詰まり対策:1ヶ月間フィルター掃除不要のはず
吸込仕事率:65W〜28W(標準モード)
本体重量:1.3kg /全体重量:約2.3kg
運転音:未公表
色:ブルー系
5.5時間充電・「強」約8分/「標準」約20分可動
床用モーターヘッドに加え、ハンディ用ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル(ブラシ付ノズル)、すき間ノズルが標準付属


関連ページ:
DC62/DC45/DC35(ダイソンデジタルスリム)
DC61/DC34/DC31(コードレスハンティ)
ダイソン コードレス掃除機比較
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関連サイト:
DC44 Animal|Dyson公式サイト
DC45|ダイソン公式サイト