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シャープ・プラズマクラスター掃除機で景品表示法違反

2012年11月28日、消費者庁が、現在シャープ社製の大半のサイクロン掃除機で発生させるプラズマクラスターイオンにあるとされた、"ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質のタンパク質を分解・除去の効果"実際に使用した室内では見られず、一般消費者に対し、実際より著しく優良であると示しているということで、景品表示法に違反していると認定。同社に違反の周知徹底や、再発防止の措置命令を下しました。


対象機種は、

ということになっています。

2012年度のそれらの後継機種や、ロボット掃除機のココロボにも、プラズマクラスターイオン発生機能は引き続き搭載されています。しかし、シャープは、2012年10月末までに指摘を受けた表示は修正済みとの事で、現在そのような効果は謳われていません。

また、対象とされた機種の2009年度型以前の型も、実のところ同じはずですが・・・その頃はノーマークだったのでしょう・・・。


ただ、これは、プラズマクラスターイオンに "ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質のタンパク質を分解・除去の効果" がないと消費者庁に認定されたという話ではありません。分かりにくですが、シャープも、

措置命令を受けるに至った原因は、弊社掃除機(対象機種: EC-AX120 / PX120 / VX220 / AX200 / PX200 / VX300 / WX300)に係る広告表現です。プラズマクラスターの効果の訴求が、掃除機の実使用において、部屋全体に同等の効果があるように消費者の皆様に誤解を与える表現になっていたことによるものです。

としています。(⇒シャープ「弊社掃除機のカタログ表示等に関する措置命令についてのお詫びとお知らせ」)


1m³の密閉ボックス中での、プラズマクラスターイオン放出の15分後の効果として、浮遊アレル物質が91%低減されるというシャープが宣伝していた実験も、シャープ内部ではなく、広島大学大学院先端物質科学研究所によって行われたものです。

また、ダストボックス内部にプラズマクラスターイオンを放出した場合に、静電気が抑制されて、ゴミの付着が抑制されるとしている効果については、今回の消費者庁の発表では何も指摘されていません。なので、今回指摘を受けた機種で、その機能を有する機種の、公式サイトにおけるその表示もそのままです(EC-WX300)

1分50秒辺りからご覧下さい。これはシャープの公式動画ですが、定評のある消臭効果も、確かにあるようです(笑)。


イオンを発生させる製品は、シャープ以外にも、そしても勿論掃除機以外にも見られます。

しかし、今回何故シャープの掃除機だけが指摘を受けたのかは、やはり掃除機は1箇所(部屋)での使用時間が短く、実際にプラズマクラスターイオンの効果が得られるかは極めて疑わしい見られた可能性があるのと、2010年頃(2011年の東日本大震災以前)には、テレビ等でやたらと "プラズマクラスターはシャープだけ!" との目立つ宣伝があったからでしょうか。

ライバルのパナソニックの掃除機も、高額機種ではナノイーを機体後部から出しています。そちらでは意外なことに、アレル物質や菌に対する効果ではなく、空気中のチリを帯電させてフィルターでキャッチしやすくする効果が謳われていますが(パナソニック公式サイト)

しかし、これも理論はともかく、実用上で機能しているかどうか調べて欲しいところです(汗)。

ちなみに、東芝もピコイオン発生機能を掃除機に搭載し、"ピコイオンが雑菌を抑制" としていたことがあります。しかし、イオンの発生条件が、室温14℃未満と湿度30%未満のどちらでも無理と実用的ではなく、また、実用上の効果ももっと怪しかったので(笑)、すぐに止めてしまいました。

なので、シャープとパナソニックで(特定の)掃除機にイオン発生機能があるのは、両社のイオンにある程度の性能があるからこそ、という側面も一応あるものと思います。


シャープには、サイクロン掃除機の販売はともかく、潰れないように頑張ってもらいたいものです・・・。


関連ページ:

シャープ・プラズマクラスター掃除機

パナソニック掃除機


関連サイト:

シャープ株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について(消費者庁/PDFファイル)

質問なるほドリ:プラズマクラスターの掃除機に効果はないの?(毎日.jp)

結局プラズマクラスターは効果があるの? ないの?! シャープに聞いてみた(ガジェット通信)