一応、そのクレヨンとポケモンを連想させる名の由来としては、「Clean(クリーン)」の「Cle」と、フランス語で「私の」を意味する「MON」を合わせたものだと言われています。
今回、上位機種「MR7780J」と、下位機種「MR6680J」の2種類が発売となります。
これら「CLEMON(クレモン)」の共通の特徴としては、実は安物ではなく、価格・性能は比較的高いということです。
吸引方式は両者とも、パワーブラシ(吸引+回転ブラシによる掻き込み)で、サイドブラシは左右に2本付いています。
また、これが出来る製品は中価格帯の機種に意外と多いですが、専用のマイクロファイバーシートを本体裏に装着しての乾拭き掃除も可能です。
安価な機種には付属しない、バーチャルウォール(固有名称は "インジケーター" )も1つ付属します。
そして、上位機種「MR7780J」では勿論として、下位機種の「MR6680J」にも、充電ステーションを備えると共に、音声ガイドシステムも搭載しています。
▼ バッテリー
バッテリーには、高性能なリチウムイオンバッテリーを採用の上に、60分充電で60分の使用が可能と、充電時間がロボット掃除機の中では際立って早く、また、使用可能回数も、「MR7780J」では約1,000回、「MR6680J」でも多分約500回の使用が可能と、他社製の平均の約1.5倍〜3.0倍に達しています。
ただ・・・ではそれで1.5年〜3年使用可能かというとそうではなく、ごく普通に1年を目安とした交換が推奨されています。なので、素早い充電時間と合わせて、1日に複数回使用する方向けなのかもしれません。
▼ ブラシレスDCモーター
また、吸引モーターには高性能な上に有害なカーボンダストを排出しない、高価格の "ブラシレスDCモーター" が採用されており、通常の同程度のDCモーターと比べてパワフル(1.5倍程度)、かつ10倍近い5,000時間の作動が可能とされています。
ただ・・・他のロボット掃除機のモーターが500時間で寿命を迎えるのであれば、毎日使えばおよそ1年半しか使えません。パワフルなので、他より小さいモーターを使っているのでしょうか??
作動音も静かだとされていますが、他のロボット掃除機(ラクリートやFALTIMA031、スマーボV)の比べても、2機種とも数値的に優れている訳ではないので、小さくて高出力のモーターの割には静かなのかもしれません(?)。
あと、この妙に高性能だとされるモーターは、2機種共日本製だとされています。
▼ 大容量ダストボックス
上位機種「MR7780J」の場合には、何と0.8L、下位機種「MR6680J」の場合にも0.6Lとダストボックスは大容量です。
ちなみに、ルンバの場合には、0.26L、シャープ・ココロボでは、0.22L。東芝・スマーボVは0.4L、スマーボは0.6L、CCPのラクリートは0.3/0.2Lということになっています。
なので、ペットの抜け毛が多いような場合には、良いのかもしれません。
本体の大きさは、他機種と比べて大きい訳ではないので、内部スペースを上手く使えているのかもしれませんが、少し小さく出来ている上位機種の側の数値が良過ぎですので、何とも言えません。
また、「MR7780J」では、ダストボックスは扱いやすいマグネット式の取り付けだとされています。
▼ HEPAフィルターの採用
高性能フィルターの代名詞のHEPAフィルターですが、ロボット掃除機ではシャープ・ココロボかLG電子・ホームボット2.0程度にしか搭載されていません。
▼ 初めて聞く「シャドウモード」
照度センサーがあるのか、ソファーやベッドの下を掃除するモードが設定されています。
(※「スポットモード(1メートル四方程度集中モード)」は大抵の高額機種にありますし、「壁際モード」もシャープ・ココロボやCCP・CZ-907、ツカモトエイム・AIM-ROBO3等にあります)
▼ 段差乗り越え能力は低性能
段差乗り越え性能は、1.0cmまでとされています。これはルンバの2.0cmまでと比べるまでもなく、ココロボやスマーボV、CCPのCZ-907,旧CZ-903、GAIZのFALTIMA031、マミロボットポロの1.5cmと比べても低いです。
なので、ロボット掃除機として吸引力と並ぶ最重要能力である "走破力" には疑問符が付くことになります。
▼ 上位機種「MR7780J」に固有の特徴
普通はない高性能な "自動マップ記録機能" (これは韓国製に多いようである方式)による効率的な掃除と、家具等への衝突を回避するセンサーが付いています。
韓国のリビングは比較的広くて家具は少なく、また、床暖房の普及により絨毯等あまり敷かないらしいので、スマーボやホームボット2.0でも採用されているマッピング機能が重視されると共に、段差乗り越え能力はあまり重視されないように見えます。
ただし、これの場合には、スマーボやホームボット2.0のように、光学カメラによる連続撮影までを使って、現在位置を把握する方式ではないようですが。
また、何とリモコンにジャイロセンサーが付いていて、リモコンの傾きでの操作も可能です。
しかも、それだけにとどまらず、TVゲームの別売オプションにあるようなハンドル型リモコンが別売される予定で(予定価格:9,800円)、遊び感覚での掃除ロボットを狙っているようです。
日本で、それらの本体がどれだけ売れるかより、ハンドル型リモコンが果たして幾つ売れるかの方が注目な気がします。(話題性=宣伝用に出した可能性がない訳ではないかもしれませんが・・・ないでしょう ^^;)
▼ 下位機種の「MR6680J」に固有の特徴
何故かこちらの下位機種でのみ、本体裏の赤外線センサーで床質を判断し、本体の高さを自動調節するとされています。
また、何故かやはりこちらでのみ、容量が2倍のオプションバッテリーが販売されています。これを使用する場合には、充電時間は2倍の2時間で、可動時間は100分、ターボモード(通常バッテリー搭載時に使えるモードかは不明)では70分の使用が可能とされています。
尚、上位機種「MR7780J」だけでなく、こちらの機種にも一応予約機能はありますが、1時間後、または24時間後を指定出来るだけのようですので、事実上ないのと同じかもしれません。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・MR7780J CLEMON(クレモン) | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ×2) ・吸込仕事率:未公表 ・本体重量:3.2kg ・運転音:60dB ・色:レッド(R) ・サイズ:32.0cm×7.79cm ・60分充電・60分可動 ・HEPAフィルター仕様 ・リチウムイオンバッテリー採用 ・バーチャルウォール×1&リモコン付 ・フローリング用シート装着可 | |
・MR6680J CLEMON(クレモン) | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ×2) ・吸込仕事率:未公表 ・本体重量:2.7kg ・運転音:65dB ・色:グリーン(G)、ブルー(L) ・サイズ:34.7cm×8.2cm ・60分充電・60分可動 ・HEPAフィルター仕様 ・リチウムイオンバッテリー採用 ・バーチャルウォール×1&リモコン付 ・フローリング用シート装着可 | |
関連ページ:
・MR6850M CLEMON(クレモン)(水拭き可能型クレモン)
・ルンバ880/871/870/780/770/760
・ルンバ621/622/630/620
・シャープ・ココロボ「RX-V200/RX-V90/RX-V50」
・東芝・トルネオロボ「VC-RCX1,VC-RVD1,VC-RV1」
・東芝 Smarbo(スマーボ)V[VC-RB8000/VC-RB7000]
・東芝 Smarbo(スマーボ)[VC-RB6000]
・ダイソン360 Eye™ ロボット掃除機
・ミーレ Scout RX1
・ネイト Botvac85/75/コーボルトVR100
・LG電子・HOM-BOT(ホームボット)スクエア VR6260LVM
・ロボット掃除機比較
・ロボット掃除機比較/拭き掃除用モップ型
関連サイト:
・MR7780J/MR6680J|モニュエル ジャパン
・ロボットクリーナーの選び方|コラム|モニュエル ジャパン
・“操縦して遊べる”掃除ロボット(WBS/トレンドたまご)
・家電製品ロングレビュー ラジコン感覚で操作できるモニュエルのロボット掃除機「CLEMON」(家電Watch)
・ 定番ジャンル化した感のある「ロボット掃除機」。もちろん、我が家では初登場です。 - モニュエル ロボット掃除機 クレモン MR7780J-Rのレビュー(ZIGSOW)
・【失敗?】クレモン MR7780J【ロボット掃除機】(さみーブログ)
・ビル・ゲイツが注目した韓国中堅家電メーカーが経営破綻(朝鮮日報)
・ベンチャー神話の詐欺行為、対応無策で被害にあった金融業界=韓国(中央日報)
・輸出額水増し、ロボット掃除機最大手トップに令状請求(朝鮮日報)