CV-JS200

CV-JS200は2012年11月1日にジャパネットたかたから発売となった、日立製のサイクロン掃除機 "2段ブーストサイクロン" です。
ただ、ジャパネットたかたには毎回申し訳ないことに(…向こうにリンクを貼れなくなって来ました ^^;)、これは新発売とは言っても、日立から2011年7月23日に発売となった「CV-SU5000」そのものです。それに "ワイドふとんブラシ" というメーカー純正のふとん用ノズルをおまけとして付けただけ、ということになります。
その付属のふとん用ノズルは、市販品の日立製ふとんブラシ「G-52」のワイド版・スイクチ「G-W2」で、定価としては2,625円となっています。

この製品の特徴としては、ヘッドには日立製の最高性能ヘッド=カーボン素材を使用した軽量版の "ワイドごみハンターヘッド" が採用されていて高性能ですし、運転音の最大値も約55dBですので、掃除機としては静かな部類です。
排気に至っては、超高性能なULPAフィルター相当のフィルターが付いていますので、掃除機として最高性能クラスとなっています。

ただ、このタイプはサイクロンとは言っても、殆ど単に使い捨てのティッシュを被せたフィルターで、ゴミを濾し取る方式の製品で、本当のサイクロンではありません。
日立製サイクロン掃除機の構造
しかも、このシリーズでは、代々 "2段" の最初のサイクロン部(ゴミが最初にクルッと1回転するだけの低性能遠心分離部)に、2番目のサイクロン部とされるティッシュフィルター部(上の写真とほぼ同じの物)を通らない吸気の流路が設けられており、ティッシュフィルター部が詰まって来ると、そちらに多く空気が流れ、ホコリもそれに比例する形で、メインフィルターに直接多く流れることになるはずです。

また、この「CV-JS200」は、そのメインフィルターに付いたホコリを、振動式のチリ落としで落としながら使うタイプのサイクロン掃除機なのですが、日立ではこの上位機種として発売されている2011年度型「CV-SU7000」や、2012年度型「CV-SW7000」では、それを電動で行うのに対し、この「CV-JS200」は電源コードの出し入れの運動エネルギーを利用し、ギアを回してフィルターを振動させる方式です。
上位機種の電動式の場合、スイッチをOFFにする度にフィルターが振動で清掃されるのに対し、この機種の場合には、掃除の最初と終わりのコードを出し入れする場合にのみ、ということになります。
電動の場合には、掃除中にOFFにする度にカタカタと音がするという欠点がありますが、こちらの場合には、フィルター振動の回数が少なくなり、フィルターが詰まりやすくなるのではないかという懸念が生じます。
どちらにせよ、遠心分離でホコリと空気を分離するのではなく、フィルターで分離するのを前提とするのが、サイクロン掃除機と呼ばれる物としてはそもそも間違いです。
ダイソンにしても、実はサイクロンだけではホコリを分離できず、フィルターを使いますが、さすがにこういったタイプの製品とは、サイクロン部分では性能にかなり差があります。
ただし、そうは言っても価格が・・・と言いたいところですが、この「CV-JS200」は、価格は下取りなしで69,800円、下取りありで49,800円だということですので、あまり変わりはありません。…と言っても、ジャパネットでも価格は徐々に下がるはずですが。
ちなみに、下取りというのは、単に安く見せる為の口実で、中古の掃除機を2万円で下取りして誰かに売るなんてことはないはずです。ジャパネットとしては、これは49,800円で、ということだと思って良いでしょう。…それを分かっていて話に乗るというのも、それはそれで悪くないでしょうが・・・。
日立 サイクロン式クリーナー 『2段ブーストサイクロン』 ブルー CV-JS200(A)
日立 サイクロン式クリーナー 『2段ブーストサイクロン』 レッド CV-JS200(R)

 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


CV-SU5000 2段ブーストサイクロン ―
日立 サイクロン式 パワーブラシクリーナー (スカイブルー)【掃除機】HITACHI CV-SU5000-A / 日立楽天 ―
amazon [レビュー有]
口コミ・評価:感想(_件)を参照
ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式)
目詰まり対策:コード連動式フィルター振動機構&ティッシュ装着
吸込仕事率:460W[エコ自動モード有]
本体重量:5.0kg/ 全体重量:6.7kg
運転音:55〜約50dB
排気方法: ― ― ―
持ち手(本体):固定式×2
色:ルビーレッド(R)、スカイブルー(A)
ULPAフィルター(と同等)仕様


関連ページ:
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関連サイト:
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