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VC-C212 VC-C12 トルネオミニ

東芝から2011年10月20日に発売となる、ミニサイズの新型(マイナーチェンジ)サイクロン掃除機VC-C212/VC-C12です。シリーズネームとして「トルネオミニ(TORNEO mini)」とも呼ばれます。
これらは、ダイソンDC26に端を発する小型・軽量のサイクロン掃除機ですが、ライバルのシャープ製の本体重量2.7kgや、パナソニック製の本体重量2.8kgより更に上を行く、本体重量がたった2.5kgの超軽量機となっています。
また、今回の新型では、延伸管の軽量化で全体重量(ホース+延伸管+ヘッドを含む)としてもシャープ製2011年度型(「EC-PX200」)の4.1kgの上を行く4.0kgを達成しており、サイクロン式としてだけでなく、有名メーカー製のヨコ型の掃除機としては、最軽量級ということになっています(一番低いのは、このトルネオミニの最下位機種「VC-C12A」の3.9kgとなります)
ちなみに、日立製の設計の古い例外的廉価版紙パック式CV-CG3も4.0kg(本体のみは3.1kg)です。また、2012年度新発売のパナソニック製小型サイクロンは、本体以外が軽量化されておらず、全体重量は、4.6kg(上位機種「MC-SR20G」)と4.4kg(下位機種「MC-SR10G」)となっています。

ただ、小型・軽量の機種はどれも同じですが、パワー(吸込仕事率)は低く、これらの東芝製の場合にも320Wしかありません。これらのような、円柱形のダストカップでゴミが回るだけのサイクロン掃除機では、2011年度までは450W程度が普通でしたので、一応その7割程度ということになります。また、紙パック式だと600W以上が普通となりますので、その約半分ということになっています。
ヘッドには、一応モーター式の回転ブラシを内蔵した "軽量コンパクトパワーヘッド" が採用されていますが、東芝製ではそのようなモーター式の中で一番安いヘッドですので、高性能とは言えません。
また、ダストカップの容量も、0.25Lしかありませんので、小型サイクロンとしては単に標準値ですが、普通サイズのサイクロン式と比べれば、約6割強ということになります。

これらを含むトルネオシリーズ(「V」を除く)では、一応特徴として "デュアルトルネードシステム" 等と称しまして、ダストカップ下部でゴミを約5分の1に圧縮する等と言われています。・・・しかし、円柱形のダストカップを持つサイクロン式なら、ゴミが回りながら溜まる下部では、ゴミが溜まるにつれて空気抵抗で一箇所に固まり、自然にある程度圧縮されます。 "デュアルトルネードシステム" の下部では、わざとサイクロンの回転スピードを緩めているというような話もありますが、それだと上部のサイクロンには空気抵抗となりますので、肝心のホコリの遠心分離力が若干落ちている見ることが出来ます。
また、これも特徴と言えば特徴ですが、これらには、手回し方式のメインフィルター振動機構が付いていまして、時々それをガチャガチャと回しながら使う機種となります。これは先のシャープ製やパナソニック製の小型サイクロンでも同様ですし、また、それでもフィルターが詰まって来たら、フィルターを外して手で掃除しなければならないのは、一応全てのサイクロン式で同様の話ですが。

今回2種類取り上げた「VC-C212」と「VC-C12」での違いとしては、付属品の数の違いだけとなります。
上位機種となる「VC-C212」では、
  • 伸縮ロングノズル
  • ロングブラシ
  • 洋服布用ブラシ
  • ふとん用ブラシ(ヘッド)
  • 付属ノズル用ホース
  • 付属品収納バッグ
という豪華装備が付属します。伸縮ロングノズルとロングブラシを組み合わせると、エアコンの室内機の上も掃除出来ますので、そういったあちこち掃除できる道具が欲しい方には、本体も軽いですし、良いかもしれません。
尚、ふとん用ブラシ洋服用ブラシには、別売もあります。

これらには前年度型として「VC-C11」がありますが、変更点としては、
  • ホース部根元の本体持ち手(ハンドル)の消滅
  • その代わりに、本体上部の持ち手が、折り畳み式から固定式に変更
  • カーボン素材を使用した延伸管部分の採用
  • それらで300gの重量減
  • 手元グリップ部と延伸管先端に、ヘッドや延伸管を外した場合に使えるブラシが付いた
  • 手元グリップ部の "らくわざグリップ" が少し丸みを帯びた "新らくわざグリップ" に変更
  • 吸込仕事率が何故か10W下がった
…となるようです。
元々小型・軽量がウリでしたので、延伸管部の軽量化は、良いマイナーチェンジだと思います。グリップ部も以前は特徴を出す為に三角型とし、独特でクセがありましたが、今回はそれも薄れています(そうなったらそうなったで、その丸みがまた中途半端な感じですが ^^;)
また、ホース根元部の持ち手が省略され、本体上部の持ち手が折り畳み式から固定式に変わったのも、重量減と共に、掃除中に本体を持ち上げやすくなって良いのではないでしょうか。
前年度型には、手元部にも延伸管先端にもブラシがなかったので、300gも削ったという割に、双方にブラシが付いたのも、良い話です。

今回の「VC-C212」と「VC-C12」は、とにかく他より軽いのと、手元グリップ部と延伸管先端部の両方にブラシが揃う程度がウリとなります(シャープの「EC-PX200」とパナソニックの下位機種「MC-SR10J」では揃わない)。…といった感じなので(…付属品一式が欲しければ別ですが)、まあそれ以上は書きにくいです(汗)。
尚、これらには、上位機種としてトルネオVのシリーズがありますが、そちらは本体重量3.3kgですので、それでもまだまだ軽い部類です。
そちらは上位機種だけあって、ヘッドは良い物が付いていますし、また、サイクロン部の遠心分離力が日本製としてはかなり強い、本格派なのが一番のウリですが、サイクロンにパワーを割いている分で、吸込仕事率は更に低い200Wとなります。…そちらでは、ヘッドは最初から吸込仕事率が低いのを前提として設計されていると思いますので、それでも大丈夫だとは思いますが・・・。

 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


VC-C212 TORNEO mini(トルネオミニ)
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楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:軽量コンパクトパワーヘッド(非自走)
目詰まり対策:手動式チリ落とし
吸込仕事率:320W[エコモード有]
本体重量:2.5kg /全体重量4.0kg
運転音:64〜約58dB /集塵容積:0.25L
排気方法: ― ― ―
持ち手(本体):固定式×1
色:グランレッド(R)
床上ダストゲッター(ヘッド上のチリも吸引)

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ヘッド形状:軽量コンパクトパワーヘッド(非自走)
目詰まり対策:手動式チリ落とし
吸込仕事率:320W[エコモード有]
本体重量:2.5kg /全体重量4.0kg
運転音:64〜約58dB /集塵容積:0.25L
排気方法: ― ― ―
持ち手(本体):固定式×1
色:グランレッド(R)、シャンパンゴールド(N)
床上ダストゲッター(ヘッド上のチリも吸引)


前年度型
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口コミ・評価:感想(_件)を参照
ヘッド形状:軽量コンパクトパワーヘッド(非自走)
目詰まり対策:手動式チリ落とし
吸込仕事率:330W[エコモード有]
本体重量:2.5kg /全体重量4.3kg
運転音:64〜約58dB /集塵容積:0.25L
排気方法: ― ― ―
持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1
色:グランレッド(R)、シルバー(S)
床上ダストゲッター(ヘッド上のチリも吸引)


関連ページ:
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東芝掃除機
EC-PX200(シャープ製)
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関連サイト:
VC-C212|東芝公式サイト
VC-C12|東芝公式サイト
東芝プレスリリース


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