「VC-J2000」は、2012年9月20日にジャパネットたかたから発売となった、東芝製のサイクロン掃除機・TORNEO(トルネオ)の特別バージョンです。
とは言え、このジャパネットの新発売のトルネオは東芝の2012年度モデルの「トルネオV」や2011,12年度の「トルネオW」ではなく、2010,11年度の旧モデルを元にした製品で、ジャパネットからは2011年に発売されている「VC-J1000」をマイナーチェンジした製品ということになります。
その特徴としては、元になっているトルネオが吸込仕事率450Wであるのに対し、この製品では400Wにまで落とされています。
また、2010年度の「VC-C210」、2011年度の「VC-C211」と同じく、東芝製高額機種の特徴である "ゴミ残しまセンサー(ゴミセンサー)" が省略されています。
ヘッドは、2010年度の東芝製最高性能ヘッド "フロアフリーイオンへッド" ですが、サイクロン式最上位機種「VC-CG510X/VC-CG511X」のみについていた "ピカッとどこでもブラシ(ヘッドを外した際に現れる、ブラシノズルの前方を照らす小LEDライト)" 付バージョンです。
そしてその上で、東芝製純正ふとんブラシの「VJ-B4 ダニトルピー」、及び、主にそのふとん用ブラシを使用する際に、手元グリップ部とそれとの間につなぐことが出来る、「付属品用ホース」が特別に付属となっています。
2011年のジャパネットモデルである「VC-J1000」との違いとしては、その「付属品用ホース」が新しく付属となっています。これはなくてもどうにかなりますが、あればあるで確かに便利かもしれません。
また、集塵フィルターに脱臭効果のあるゼオライトが採用されたようですが(高田社長がテレビで言っているので)、それは東芝ブランドでの2011年度型トルネオの特徴となります。…なので見事に1年遅れです。ちなみに、以前は集塵フィルターとゼオライト脱臭フィルターは、別のフィルターとして両方付いていました。
前年度では、延伸管ももう少し安い機種の物が付いていましたが、東芝ブランドで、それより新しい2011年度発売の「VC-C211」では、それより少しだけ良いとみられる物が付き始め、現在の2012年度のジャパネット版でも、それと同じ物が付いているように見えます。
あとは、ボディカラーこそ変更されていますが、その他の部分は同じのはずです。
※2012年度型のボディカラーは、ジャパネット独自の3色です。R(シャイニーレッド)、N(プレミアムゴールド)、L(ロイヤルブルー)。
性能としては、この「VC-J2000」を含む初代のトルネオは、どうもあまり遠心分離力が良くないようです(※⇒「サイクロン部のゴミの分離性能/東芝 VC-CG510 トルネオ」)。また、スイッチをOFFにする度に作動するフィルター振動の音がかなりうるさいです。
ただ、ヘッドは床への吸い付きはなかなか良いので、回転ブラシをオフにして使う人には良いかもしれません。しかし、その回転ブラシの性能は実はそれ程良くないので、ヘッドの総合評価としては、微妙だと思います(一応使ってみた感想として ⇒「VC-PG310X」)。
ジャパネットたかたは、元になった製品より性能を若干落とした物を売ることが多いですが、この製品の場合には、その上本当の型落ち品(マイナーチェンジではなくモデルチェンジで生産終了)となりますので・・・。もっとも、これに付いているヘッド前を照らすLEDライトと、ふとん用ブラシ&付属品用ホースは、少し贅沢な装備ですが・・・。
ジャパネットたかた・amazon支店(※現在、そちらには商品がありません)
価格|下取り有:39,800⇒34,800円⇒29,800円
/下取りなし:49,800⇒44,800円⇒39,800円
※価格は変動します。時価は必ずリンク先にてご確認下さい。
・VC-C211 TORNEO(トルネオ) ― | |
・楽天 ― ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:― ― ― ・ヘッド形状:フロアフリーイオンヘッド ・目詰まり対策:モーター式フィルター振動機構 ・吸込仕事率:450W ・本体重量:4.3kg /全体重量6.2kg ・運転音:60dB〜約54dB ・排気方法: ― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・色:レディッシュゴールド(N) ・床上ダストゲッター(ヘッド上空の塵の吸引)有 | |
…一応、(2011年度型の)これに、延伸管先端部のブラシ前を照らすLEDライトと、ぶとん用ブラシ&付属品用ホースを付け、吸込仕事率を50W落とすと、今年度のジャパネットたかたの「VC-J2000」になるようですが・・・。
※ジャパネットたかたにとって幸いなことに、この値崩れした初代の系統のトルネオは、安い物に関しては売り切れです・・・。この一応の後継機種は、CMも流れている「トルネオV」ということになります。
・VC-CG511X TORNEO(トルネオ) ― ― ― | |
・楽天 ― ― ― ・amazon ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:Agパワーイオンヘッド ・目詰まり対策:モーター式フィルター振動機構 ・吸込仕事率:450W ・本体重量:4.9kg /全体重量6.8kg ・運転音:55〜約51dB ・排気方法: ― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・色:グランレッド(R)、ピンクゴールド(N) ・HEPAフィルター仕様 ・ゴミ残しまセンサー(ゴミセンサー) ・「床上ダストゲッター」(ヘッド上空のホコリを吸引) | |
これもすぐに消えゆく旧型機ですが、何とこれらの最上位機種です。
・東芝 VJ-B4 ダニトルピー | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・内部たたき棒×4本の回転式 ・全メーカー共通つぎ手パイプ付き(外国製など一部に対応せず) ・水洗い可 | |
…尚、付属品用ホースの別売はありません
関連ページ:
・VC-J3000(2014年度型後継機種)
・VC-J1000(前年度型)
・VC-CG511X(2011年度型・上位機種)
・VC-CG311(2011年度型・中位機種)
・VC-C211(2011年度型・下位機種)
・VC-SG512 VC-SG412 VC-S312 トルネオV
・MC-SXJ4000 エアシス(ジャパネット用型番)
・CV-JS200 2段ブーストサイクロン(ジャパネット用型番)
・MC-JS130G ツインサイクロン(ジャパネット用型番)
関連サイト:
・ジャパネットからなぜ買いたくなるのか? 一番売れた生放送の秘密