ただ、サイクロン掃除機とは言っても、"ツインサイクロン" という名の偽サイクロン、"なんちゃってサイクロン" に過ぎません。それらの製品の内部では、ほぼ単にフィルターでゴミを取り除きます。
ゴミが主にたまる部分のフィルター前に、ティッシュを挟むと手入れが楽ですが、それは本来サイクロンとは関係ありません。というより、ゴミを遠心分離するサイクロンがないので、ティッシュの装着が必要だと言えるでしょう。
メインフィルターにはガチャガチャと手で動かす振動式のフィルター清掃機能がありますが、それでホコリが全部落ちる訳ではなく、徐々に溜まって行きます。なので、いずれ手作業でのフィルター掃除が必要とされるはずです。
これは遠心分離はしないタイプなので、吸込仕事率がその分高く、(サイクロン式としては高めの)590Wあります。
また、ヘッドには、フローリングの菌まで拭き掃除可能とされる、高性能回転ブラシが付いた「パワフル自走ノズル」を装着しいます。
しかも、これは、親子ノズルタイプなので、ヘッドの左後方の足踏みペダルを踏むことでヘッド部が容易に外れ、すき間ノズル的に使える便利な機能があります。…その場合、立ったままでのヘッド部の再装着も普通に可能です。
これには前年度型として「MC-SK12G」がありますが、違いとしては、
- 吸込仕事率が600W⇒590Wに低下
- ヘッドのパワフル自走ノズルが、去年まで「新・パワフル自走ノズル」と呼ばれていた物に変更のようで、「ワイドイオンプレート」や「Y字ブラシ(回転ブラシ素材)」という高性能部品の装着型に
- 本体のフィルターが、「抗菌防臭加工フィルター」⇒「アレル物質抑制・抗菌酵素フィルター」に変更
コストダウンなのか、吸込仕事率が10W下がっていますし、また、防臭よりアレル物質抑制重視になったのは何なのか分かりませんが(アレルギーのある方優先なのかも)、ヘッドが基本上位機種とも同性能の新しい物に変わったのは、とても魅力的です。
この「MC-SK13G」は、サイクロン式としては、ちょっとどうかと思いますが、ヘッドは高性能ですので、、、アパートで一人暮らしでホコリはあまり出ないので、フィルター掃除はあまり考える必要がなく、しかし、良いヘッドが付いている掃除機が欲しい、等という場合には、価格次第では良いかもしれません。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・MC-SK13G ツインサイクロン | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:パワフル(親子)自走ノズル ・目詰まり対策:「チリ落とし」手動レバー&パワー持続センサー ・吸込仕事率:590W〜約60W ・本体重量:3.7kg/ 全体重量:5.5kg ・運転音:65〜約53dB ・排気方法:― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・色:グレー(H) ・エアダストキャッチャー(ヘッド上のチリも吸引) | |
前年度型
・MC-SK12G | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:パワフル(親子)自走ノズル ・目詰まり対策:「チリ落とし」手動レバー&パワー持続センサー ・吸込仕事率:600W ・本体重量:3.7kg ・運転音:65〜約53dB ・排気方法:― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・色:ホワイトグレー(WH) ・エアダストキャッチャー(ヘッド上のチリも吸引) | |
関連ページ:
・パナソニック掃除機
・MC-SK13A MC-SKL13A(下位機種)
・「ツインサイクロン」とは
・MC-SK12G MC-SK12J MC-SK12A(前年度型)
・MC-PK13G(紙パック式の同等モデル)
関連サイト:
・MC-SK13G|パナソニック公式サイト