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VC-RB8000 VC-RB7000 Smarbo(スマーボ)V

2012年9月1日に、東芝・スマーボがたった1年でモデルチェンジで、Smarbo(スマーボ)V VC-RB8000/VC-RB7000として発売となります。

このシリーズは、ルンバのようにランダムに走り回るのではなく、光学カメラ・移動距離センサー等のセンサーを用いて現在位置・掃除済箇所を把握しながらの、部屋の角から逆の角へ、雑巾掛けのように順序立てての、平行移動による清掃を基本としています。

昨年度型「VC-RB100」は、肝心の掃除性能の点であまり評判が良くなかったので、今年度「VC-RB8000/VC-RB7000」では、大幅にその強化が図られています。


まず、SmarboVでは、単に部屋の角から角まで、壁に当たると本体のサイズ分だけ横にズレて反転しながらの平行移動を基本として掃除するだけでなく、復路では90度移動角度を変えて、同じように掃除をしながら戻って来る従来の "念入りモード"、しかもそれを2回繰り返して2往復するモードが、新しい "自動モード" となっています。従来の自動モードでは、たった一度通過するだけでしたので、それだけで掃除の仕方が相当丁寧になっています(笑)

しかも、従来は、原則センサーを用いて障害物には接触せず、"壁際モード" なるものをオンにしている場合にのみ、障害物にバンパーで軽く接触しながら、壁際ギリギリまで掃除可能な、安心はともかく清掃力の面では他に多少劣る仕様でした。しかし、今回その "壁際モード" がなくなっているようなので、通常軽く障害物に接触しながら、壁際まできちんと掃除する仕様となっているはずです。


また、吸引口の幅が広くなり、取り付けられたモーター式回転ブラシの幅も広くなったので、ゴミの取りこぼしが少なくなったとの話です。

しかも、ゴミを探知する赤外線センサーが付き、ゴミが多いとその場で小さな円を2回描くように動いて念入りに掃除し、元の経路に復帰する機能も追加されています。ゴミセンサーは、これまでロボット掃除機ではルンバにのみありましたので、こちらもこれで一応その面で並びました。

更に、従来は室内を20cm²の区画に分け、掃除した場所を記憶して掃除をしていたのですが、今年度のスマーボVでは、室内を7cm²の区画に分けて記憶するので、遥かに細やかな室内認識と清掃が可能となっています。


充電地に関しても、このスマーボVでは、14.4Vのニッケル水素電池⇒14.4Vのリチウムイオンバッテリーに変更されています。ロボット掃除機は勝手に充電台に戻るので、継ぎ足し充電に強いリチウムイオンタイプになったのは、良い話です(バッテリー交換は、従来機と同じく販売店かメーカーに依頼です)。

ただし、充電時間は約120分⇒180分と長くなり、可動時間も90分⇒60分と短くなっています。…1時間動けば大抵十分のはずですが。

また、充電地がそのように多少小さく?、リチウムイオンバッテリー自体が元々小型・軽量で済むこともあってか、本体も別物となり、重量が3.7kg3.2kgとかなり軽くなり、サイズも幅で5m、高さは1.3cmも低くなっています。

ただ、従来型にはあった、普通の掃除機のノズルを直接スマーボ本体に差し込んで、ゴミを吸いだすという、便利であったはずのその差し込み口はもはやなくなっています。


運転音に関しては、従来型スマーボが約52dB、新型スマートVは56dBと意外と上がってます。しかし、"マナーモード" なる運転音を落としたモードでは、従来と同じ52dBで稼動します。従来品にはあった回転ブラシの回転数を上げるという "ターボモード" が今回なくなっているようですので、清掃力のアップに伴い、そのターボモードが通常となったのかもしれません。ちなみに、52dBは掃除機としてはかなり静かです。…56dBでも掃除機としてはかなりマシですが。

また、段差乗り越え能力は、従来型でははっきりしませんでしたが、このスマーボVでは、高めのロボット掃除機としては平均的な約1.5cmだとされています(ルンバのみ2cmだとされています)


あとは、本体が侵入不可能な赤外線障壁を作る、"バーチャルガード(=バーチャルウォール)" もありますし、当然自動充電機能も付いています。また、手動操作用のリモコンも付いています。勿論ながら、サイドでクルクル回るサイドブラシもありますので、他機種にあるものは大抵揃っています。しかし、予約運転機能で、曜日ごとでのスケジュール設定機能はないようです。

また、ルンバやシャープのココロボにはない、本体裏面にフローリング掃除用シートを付けることが出来る機能も引き続いてありますが、それを付けていると絨毯部屋と両方を同時に掃除させることは出来ないはずです。なので、掃除させる場所がフローリングのみの場合には、良いのではないでしょうか。

ただ、絨毯を掃除させる場合には、やはり多方向から回転ブラシがかかる、ルンバのようなランダム移動タイプの方が良いような気がしますが。


新型Smarbo(スマーボ)Vには上位機種「VC-RB8000」と下位機種「VC-RB7000」との2種類がありますが、本体は単に色が違うだけの共通品で、付属品のみ違います。

上位機種にはバーチャルガード(別売:3,885円)が1つ多い2つ付き、また、予備のフィルター(別売:630円)が1枚付いています。単にそれだけですが、定価(…というかオープン価格の初期価格)としては「VC-RB8000」が89,800円、「VC-RB7000」が79,800円ということになっています。


またサムソンのOEM?

前年度型スマーボ「VC-RB100」は、韓国のサムソン電子製「NaviBot SR8855」のOEM品でした(多少は日本向けに変更を加えていたようですが。具体的には実は念入りモードがそうだったよう)。今年度の「VC-RB8000/VC-RB7000」も「SR8950」という機種の日本向けOEM品に見えます。実はその上位機種の「SR8980」というのもありますが、そちらだと驚いたことに、本体のダストボックスが一杯になった際に充電基地に戻り、その充電基地にゴミを吸わせるという機能があるようです。日立も以前はそのような機能を検討していたのですが。



 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


VC-RB8000 Smarbo(スマーボ)V
東芝 ロボット掃除機 (パールホワイト)【掃除機】TOSHIBA Smarbo V(スマーボ ヴイ) VC-RB8000-W楽天
amazon [レビュー有]
楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ×2)
目詰まり対策:― ― ―
吸込仕事率:未記載
本体重量:3.2kg
運転音:56dB
色:パールホワイト(W)
約3時間充電・約60分可動(リチウムイオンバッテリー採用)
サイズ:直径35.0cm×高さ8.0cm
リモコン&バーチャルウォール×2
モップシートを付けての拭き掃除機能有
下載のVC-RB7000に、バーチャルウォール×1(計2)と交換用フィルター×1を追加した型番

VC-RB7000 Smarbo(スマーボ)V
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楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ×2)
目詰まり対策:― ― ―
吸込仕事率:未記載
本体重量:3.2kg
運転音:56dB
色:ブラック(K)
約3時間充電・約60分可動(リチウムイオンバッテリー採用)
サイズ:直径35.0cm×高さ8.0cm
リモコン&バーチャルウォール×1
モップシートを付けての拭き掃除機能有

サムソン製ロボット掃除機が、どのように室内を動くかが分かりやすい動画です。


関連ページ:

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関連サイト:

ルートを覚えて4回お掃除するスマートロボットクリーナーの発売について|東芝プレスリリース

VC-RB8000/VC-RB7000(東芝公式サイト)

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