ただ、このシリーズは、ほぼ単なるフィルター式の掃除機で、しかも、よくあるように(パナソニックと日立と三菱)、ダストボックス内にティッシュを挟む構造にもなっていません。その後部にあるメインフィルターの前部であれば、強引に挟むことは問題なく出来るはずですが(万が一買ってしまったらそうすることを考えましょう)。
また、これは前年度型の話ですが、一応メインフィルターには振動式のチリ落とし機構が付いているのですが、スティック(縦型)掃除機によくあるように、そのレバーが何とフィルター清掃用ブラシの持ち手のスティック部の後ろの端を、フィルターにあるプラスチック製のガイドに沿ってガリガリと擦り付ける廉価版の仕組みです。しかも、フィルターの枠のプラスチックがフニャフニャと情けなく柔らかいものですので、ガリガリ・ガリガリと頑張っても、あまり振動しません。なので、あるだけマシとは言える程度の物のでした。…今年度型は残念ながらまだ確認出来ていませんが、これはそういう機種の最新モデルです。
この名前だけダイソンより凄そうなダブルエアロサイクロンのシリーズは、東芝の為にももう止めた方が良いと思われますが・・・これをなくすと安価でサイクロンを名乗れる東芝製掃除機がなくなってしまいますので、なくせないのかもしれません。現実的には、少なくともティッシュを挟む形にすべきなのですが・・・。
この「VC-CB8A」の特徴としては、吸込仕事率の最大値は550Wとこの種の名前だけの見せかけのサイクロンとしては控えめで、ヘッドには電動より性能は劣る安価なタービン(風力)式の回転ブラシを装備しています。…ただし、東芝にはタービン式は2種類あり、これには "フローリングターボヘッド" という良い方の物が付いています。
尚、排気方式が "やわらか分散排気" となっていますが、これは機体後方の排気に加えて、大きな両側の後輪に開けた多数の小さな穴からも少しづつ排気を出す(妙な)方式です。
先代、2011年2月発売のダブルエアロサイクロン(「VC-CA8E」)との違いとしては、
- 吸込仕事率が600W(600W〜90W)⇒550W(550W〜90W)に低下
- 運転音が68〜約61dB⇒65〜約56dBに改善
- ヘッドの回転ブラシがモーター式の上位機種(「VC-CA9」)の消滅
このダブルエアロサイクロン「VC-CB8A」は、、、あまりお勧めは出来ませんが・・・安いサイクロンを探していて、しかも何となく東芝贔屓な方が、お買い求めになるのでしょうか。先代モデルのレビューは悪くないので、それぞれに良いと思う物をお買い求め下さい・・・。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価: ・ヘッド形状:フローリングターボヘッド(タービン式) ・目詰まり対策:チリ落としレバー ・吸込仕事率:550W ・本体重量:3.8kg/ 全体重量:5.3kg ・運転音:65〜約56dB ・排気方法:やわらか分散排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:ブルー(L) ・「床上ダストゲッター」(ヘッド上空のホコリを吸引) ・らくわざグリップ(持ち手部分が三角形) |
前年度型
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![]() | ・楽天![]() ・amazon ― ― ―[レビュー有] ・口コミ・評価: ![]() ・ヘッド形状:フローリングターボヘッド(タービンブラシ) ・目詰まり対策:チリ落としレバー ・吸込仕事率:600W ・本体重量:3.8kg /全体重量:5.3kg ・運転音:68〜約61dB ・排気方法:やわらか分散排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:ブルー(L) ・「床上ダストゲッター」(ヘッド上空のホコリを吸引) ・らくわざグリップ(持ち手部分が三角形) |
関連ページ:
・VC-CA8E(前年度型)
・東芝掃除機
―以下ライバル機種―
・パナソニック MC-SK12A ツインサイクロン
・日立 CV-SU8 ごみダッシュサイクロン
・三菱 TC-EXB8J Be-K(ビケイ)
関連サイト:
・VC-CB8A(L)|東芝公式サイト