特徴としては、吸込仕事率が2012年度業界トップタイの660Wで、超ハイパワーです。ただし、前年度までは消費電力が日本製としては例外のあまりない標準の1,000Wであったのに対し、今年度は1,150Wと15%アップしています。
また、ヘッドは "ごみハンターヘッド" という日立製で上から2番目の物を装備しています。しかし、これは日立製最上位ヘッドの "ワイドごみハンターヘッド" と比べると、回転ブラシの品質はそのままに、幅が2cm狭いので、その分同じ吸込仕事率の上位機種「CV-PW20」より吸引力は若干高いかもしれません。
ただ、かるパックの上位機種と比べると、昨年からの改良であるカーボン素材を用いたヘッドと延伸管の減量がなされておらず、また、"かるワザグリップ" というリング状で握りやすくなった手元グリップも採用されていません。ヘッドの重量は、カーボンが使われていなくても、ワイド版より幅が狭い分で同等かもしれませんが、という訳で、使い勝手が少し劣ります。
重複分もありますが、売れ筋の上位機種、「CV-PW20」との違いとしては、
- ヘッド幅が違い、また、それに伴い、エコモードでのパワー自動切替が、「強⇔中⇔弱」ではなく、「中⇔弱」のみの切替に。また、ヘッドを動かさない時のパワー低減⇒切機能も省略
- 延伸管部も軽量版ではなく、手元グリップがリング状ではない旧型
- 排気性能がワンランクダウン
- 手元ブラシの "クルッとブラシ" の省略
- すき間用吸口(すき間ノズル)用ホルダーの省略
"すき間用吸口用ホルダー" というのは、上位機種ではこれを付けないと、普段延伸管にすき間ノズルを引っ掛けて保管出来ません。しかし、この「CV-PW10」以下の下位機種では、延伸管に最初から取り付けフックが付いていますので、なくても大丈夫です。
ちなみに、これに付く普通の "ごみハンターヘッド" は、それらの点以外では、ワイド版と同じです。なので、
- クルッとヘッド⇒ヘッドが左右に90℃曲がる
- ペタリンコ機構⇒ヘッドと延伸管部がかなり水平になる
- からまん機構⇒回転ブラシに毛が絡みにくい
- きわぴたスイングシャッター⇒ヘッドの前を壁際まで吸い取りやすい
- ワンタッチ着脱⇒回転ブラシをワンタッチで取り外し可
- サッとズームパイプ⇒手元のトリガーを引くことで、延伸管の長さ調節可(これは便利)
- 本体・手もとねじれんホース⇒ホースが両端で回転するので捻じれにくい
この前年度型、「CV-PU10」との違いとしては、
- 吸込仕事率が10Wアップの660Wに(最大650W〜最小約80W⇒最大660W〜最小約100W)
- 消費電力が15%アップの1,150Wに(最大1000W〜約200W⇒最大1,150W〜約240W)
- 本体重量が100gアップの3.7kgに
この「CV-PW10」は、上位機種の「CV-PW20」と比べて相応に安価であれば、まだ検討する価値はあるでしょう。しかし、出荷数が少ないのか、価格はあまり下がらないはずなので、実のところこれを買うなら、上位の「CV-PW20」にしようという話にしかならないはずです・・・。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・CV-PW10 かるパック | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:ごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式紙パック振動機構&パワー長持ち流路 ・吸込仕事率:660W[エコ自動モード有] ・本体重量:3.7kg/ 全体重量:5.4kg ・運転音:65〜約59dB ・排気方法:分散上方排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:レッド(R)、ブルー(A) ・標準紙パック:GP-130FS(1枚付属) ・ワイド曲が〜るロング吸口付(高所用ノズル) | |
前年度型
・CV-PU10 かるパック | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価: ・ヘッド形状:ごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式紙パック振動機構&パワー長持ち流路 ・吸込仕事率:640W[エコ自動モード有] ・本体重量:3.6kg/ 全体重量:5.3kg ・運転音:65〜約59dB ・排気方法:分散上方排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:レッド(R)、ブルー(A) ・ワイド曲が〜るロング吸口付(高所用ノズル) | |
関連ページ:
・CV-PY20(2013年度型後継機種)
・CV-PU10(前年度型)
・CV-PW20(上位機種)
・日立掃除機
・日立掃除機/紙パック
関連サイト:
・CV-PW10|日立公式サイト