その特徴は、パワー(吸込仕事率)です。業界最高の660Wを誇ります。
ただ、日本製の普通サイズの家庭用掃除機の標準的な消費電力は何故か皆1,000Wなのですが、これは1,150Wとなっています。前年度型の「CV-PU20」は、消費電力1,000Wで吸込仕事率650Wでしたので、吸込仕事率10Wの為に、15%消費電力が増すのは、理不尽な感じがしなくもないです。
ただ、運転音は、数値としては、65〜約59dBで全く変化はないのですが、モーターの改良により、耳障りな高周波音を低減したとされています。
また、ヘッドには、日立製最上級ヘッドとなる "ワイドごみハンターヘッド(軽量版)" を装備しており、内蔵の回転ブラシで、フローリングの菌まで拭き取れるというのがウリとなっています(※⇒公式サイトによるヘッド機能の解説)。
排気性能にも特徴があり、0.3μメートル以上の大きさのホコリを99%捕塵する性能があり、高性能です(このシリーズの以前の同等機種では、HEPAフィルターとの記載がありましたが、記載方法の変更に伴って現在はなくなっています)。
やはり人気の高いパナソニック製の紙パック式と比べると、ゴミセンサー(ハウスダスト発見センサー)がなく、音もうるさいですが、吸込仕事率が60W上回りますし、排気性能では勝るはずですので、これはこれでよろしいのではないでしょうか。この機種の系統は、高性能かつ価格も比較的抑えられているので、毎年結構売れる定番商品です。
単に繰り返しとなりますが、前年度型「CV-PU20」との違いとしては、
- 吸込仕事率が10Wアップで660Wに
- 消費電力が1000W⇒1150Wにアップ
- 運転音の数値は変わらずも、耳障りな高周波音を低減
2012年度のこの上位機種や、サイクロン式では、ホースを細くするのと素材の改良で使い勝手を向上させましたが、この機種はパワー優先ですので、新型ホースの採用は見送られています。
また、この上位機種として「CV-PW300」がありますが、そちらは家庭用としては最高レベルの排気性能と、取り回しの良さ、運転音の無難さ(静かと言う程ではないです)を追及した機種で、これと外観はほぼ同じでも、かなり性格が違う機種となります。
そして、この下位機種「CV-PW10」となると、この「CV-PW20」とパワーは同等ですが、主な違いとして、ヘッドと延伸管が軽量化前の物となり(手元グリップも、リング状ではない旧型)、また、ヘッド幅が2cm狭く、エコモードの省エネ性能が少し落とされています。
この「CV-PW20」は、排気もある程度綺麗で、パワーもある掃除機をお探しの方には、丁度良いかもしれません。ただ、運転音は安物と大差ない数値なのですが・・・。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・CV-PW20 かるパック | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式紙パック振動機構&パワー長持ち流路 ・吸込仕事率:660W[エコ自動モード有] ・本体重量:3.7kg/ 全体重量:5.4kg ・運転音:65〜約59dB ・排気方法:分散上方排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:シャンパン(N)、フレッシュピンク(P) ・HEPAフィルター(と同等)仕様 ・標準紙パック:GP-130FS(1枚付属) ・ワイド曲が〜るロング吸口付(高所用ノズル) | |
前年度型
・CV-PU20 かるパック ― ― ― | |
・楽天 ― ― ― ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式紙パック振動機構&パワー長持ち流路 ・吸込仕事率:650W[エコ自動モード有] ・本体重量:3.7kg/ 全体重量:5.4kg ・運転音:65〜約59dB ・排気方法:分散上方排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:ラベンダー(P)、シャンパン(N) ・HEPAフィルター(と同等)仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付(高所用ノズル) | |
関連ページ:
・CV-PY30(2013年度型後継機種)
・CV-PU20(前年度型)
・CV-PW300(上位機種)
・CV-PW10(下位機種)
・MC-PA22G(一応の競合機種)
・日立掃除機/サイクロン&紙パック式
・日立掃除機/紙パック関連サイト:
・CV-PW20|日立公式サイト