一応、高価なサイクロン掃除機ではありますが、実態としては、遠心分離は申し訳程度にゴミを含む吸気をクルッと1周させるだけで、あとはティッシュを装着したフィルターでゴミを濾し取る "なんちゃってサイクロン" に過ぎません。
これは、日立製上級サイクロンシリーズの廉価版機種なので、(最)上位機種にはあるフィルターのチリ落とし用の電動振動機構や、高度な静音構造、超高性能フィルターが省かれている製品となります。
ヘッドの "ワイドごみハンターヘッド(軽量版)" (※⇒公式サイトによる機能解説)は共通部品ですし、また、吸込仕事率はほぼ同一ですので、そういったスペック的な掃除性能の点では、上位機種ともほぼ同一です。
ただ、最上位の「CV-SW7000」には電動でのフィルター振動機構が付いているのに対し、この「CV-SW3000」と直上位の「CV-SW5000」は、電源コードを引いたり戻したりする時だけ、それと連動してフィルターが振動する仕組みですので、フィルター振動の回数が足りず、フィルターが詰まりやすいかもしれません。
ちなみに、直上位の "2段ブーストサイクロン" 「CV-SW5000」との違いとしては、こちらでは、
- 吸込仕事率が10W低い460W
- 運転音が4dB悪い59dB(まだまだマシな部類)
- フィルターが一段下がる物に(でも高性能なHEPAフィルター相当の品で、まだ掃除機としては十分に高性能)
- 延伸管部手元ブラシ(延伸管先端部にヘッドの代わりに装着も可)の「クルッとブラシ」の省略
また、これには前年度型として「CV-SU3000」がありますが、違いとしては、
- 従来より内径が10mm細く、重量は約17%軽いスマートホースの採用。しかも、ホース表面の摩擦抵抗低減により、家具や床での摩擦が少なく、従来よりスムーズに動きやすくなった
- 吸込仕事率が10Wアップで、460Wに
- 昨年のヘッドと延伸管、今年のホースに加えて、本体もカーボン素材で軽量化がなされ、本体重量が5.0kg⇒4.8kgに200g減。全体重量としても300g減の6.4kgに
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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![]() | ・楽天 ・amazon ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式フィルター振動機構&ティッシュ装着 ・吸込仕事率:460W ・エコモード(自動パワーコントロール)有 ・本体重量:4.8kg/ 全体重量:6.4kg ・運転音:59〜約54dB ・排気方法:上方排気 ・持ち手(本体):固定式×2 ・色:レッド(R) ・高性能なHEPAフィルター(と同等)仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付(高所用ノズル) |
前年度型
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![]() | ・楽天 ・amazon ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式フィルター振動機構&ティッシュ装着 ・吸込仕事率:450W ・エコモード(自動パワーコントロール)有 ・本体重量:5.0kg/ 全体重量:6.7kg ・運転音:59〜約54dB ・排気方法: ― ― ― ・持ち手(本体):固定式×2 ・色:シルバー(S) ・HEPAフィルター(とほぼ同等)仕様 |
関連ページ:
・CV-SW7000(最上位機種)
・CV-SW5000(直上位機種)
・CV-SU3000(前年度型)
・日立掃除機
関連サイト:
・CV-SW3000|日立公式サイト