ただ、これは一応サイクロン方式となっていますが、申し訳程度に遠心分離の為に空気を一回転だけさせた後、使い捨てのティッシュを被せたフィルターでゴミを濾し取る方式で、本当のサイクロン式とは言えません。
ヘッドには、 日立製最上級ヘッドの "ワイドごみハンターヘッド(軽量版)" という、フローリングの菌までその回転で拭き取るというモーター式回転ブラシのヘッドが付いています(※⇒公式サイトによる解説)。なので、ヘッドは高性能です。
吸込仕事率も、470Wありますので、日本製のサイクロン掃除機としては最上位クラス、かつ平均的です。
フィルター性能は過剰なまでに優秀で、0.3μ(マイクロ)メートル以上のゴミの99.999%を捕塵するとされています(※1μメートルは1000分の1mm)。
これには、上位機種として「CV-SW7000」がありますが、そちらと比べると、電動によるフィルター振動機構が省かれています。その代りに、本体の電源コードを引く、もしくは自動巻き取りで収納すると、それと連動して歯車が回り、フィルターがカタカタと振動し、ホコリを落とす仕組みとなっています。
それが何を意味するかと言うと、コンセントに繋いだ際と、電源スイッチを切る度にカタカタと鳴る電動式に比べて、大抵の場合振動回数が少ないということになります。なので、この「CV-SW5000」は、上位の「CV-SW7000」と比べて、フィルターが詰まりやすいはずです。
ただ、電動のフィルター振動がない分、掃除中には静かではありますが。
上位「CV-SW7000」とのその他の違いとしては、
- こちらは本体重量が100g軽い
- 運転音が2dB悪化している(まだ掃除機としてはかなり静かな部類)
- (※現在不明ながら前年度型同士での違いとして)「分散上方排気」の省略
- (見た目が何となく安っぽいはず)
この前年度型、マイナーチェンジ前の「CV-SU5000」との違いとしては、
- 従来より内径が10mm細く、重量は約17%軽いスマートホースの採用。しかも、ホース表面の摩擦抵抗低減により、家具や床での摩擦が少なく、従来よりスムーズに動きやすくなった
- 吸込仕事率が10Wアップで、470Wに
- 昨年のヘッドと延伸管、今年のホースに加えて、本体もカーボン素材で軽量化がなされ、本体重量が5.0kg⇒4.8kgに200g減。全体重量も300g減の6.4kgに
この「CV-SW5000」は、サイクロン掃除機としては良いものとは言い難く、あまり買う理由も見当たりませんが。。。
尚、フィルター性能と静粛性を少し落とした更なる廉価版の「CV-SW3000」も販売されています。落としたと言っても、それでも十分にそれらの点において優秀な部類ですので、そちらを考えても良いのではないでしょうか。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式フィルター振動機構&ティッシュ装着 ・吸込仕事率:470W ・エコモード(自動パワーコントロール)有 ・本体重量:4.8kg/ 全体重量:6.4kg ・運転音:55〜約50dB ・排気方法:上方排気 ・持ち手(本体):固定式×2 ・色:レッド(R)、ホワイト(W) ・超高性能なULPAフィルター(と同等)仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付(高所用ノズル) | |
前年度型
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式フィルター振動機構&ティッシュ装着 ・吸込仕事率:460W ・エコモード(自動パワーコントロール)有 ・本体重量:5.0kg/ 全体重量:6.7kg ・運転音:55〜約50dB ・排気方法: ― ― ― ・持ち手(本体):固定式×2 ・色:ルビーレッド(R)、スカイブルー(A) ・ULPAフィルター(と同等)仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付(高所用ノズル) |
関連ページ:
・CV-SY5000(2013年度型後継機種)

・CV-SW7000(上位機種)
・CV-SW3000(下位機種)
・CV-SU5000(前年度型)
・日立掃除機
関連サイト:
・CV-SW5000|日立公式サイト