「CV-PU300」は、日立から2011年7月23日に発売となった新型の紙パック式掃除機です。
その特徴としては、まず家庭用としては業界最高水準の排気性能が挙げられます。直接は書かれていませんが、ULPAフィルターという掃除機としては過剰なまでの品質のフィルターを備え、0.3μ(マイクロ)メートル以上のゴミの99.999%を捕塵します。
ただ、その代償として、パワー(吸込仕事率)が550Wと、その面でトップレベルの製品より15%程低くなっています。
また、ヘッドは "ワイドごみハンターヘッド(軽量版)" で、日立製の最高性能品です。高密度で細かな毛を備えた回転ブラシが、フローリングの菌まで拭きとれるとされています。
シリーズ名としては "かるパック" と呼ばれていますが、本体重量が3.7kgなので、上位機種としてなら軽い、という程度です。
これは前年度型「CV-PR200」からのマイナーチェンジ品となっていますが、違いとしては、
- ヘッドと延伸管部の13%の軽量化(カーボン素材使用で軽いので「カーボンライト」)
- 延伸管部持ち手の形状を持ちやすいよう変更(「かるワザグリップ」)
- 100gの軽量化
- (延伸管とホース色の黒への変更。ボディもですが)
ということになります。
慣例の10Wのパワーアップを止めて、100g軽量化したのは良いアイデアだと思えます。
ヘッドと延伸管部の軽量化も含め、かるパックの名に相応しいと言えるでしょう。
それ以外では、本体はそのままで、手元での使い勝手を向上させた製品となっています。
この「CV-PU300」には、下位機種として「CV-PU20」があるのですが、そちらは排気性能を「並の上級(上の中)」に一段落とす代わりに、吸込仕事率が550W⇒650Wと発売日時点での業界最高となっています。紙パックも排気性能を落とす分で少し安いですので、アレルギーがある等する訳でなければ、そちらで良いかもしれません(…遠慮なくお好きな方をお買い求め下さい・・・)。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・CV-PU300 かるパック | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式紙パック振動機構 ・吸込仕事率:550W ・本体重量:3.8kg/ 全体重量:5.5kg ・運転音:63〜約53dB ・排気方法:分散上方排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:ルビーレッド(R)、シャンパン(N) ・ULPAフィルター(と同等)仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付 ・純正紙パック:GP-2000FS(1枚付属) | |
高性能布団用ヘッド
・日立 電動ふとん吸口 G-DF1 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・適合機種:CV-SU7000 CV-SU5000 CV-SU3000 CV-PU300 CV-PU20 CV-PU10 CV-SU20 CV-SU10 CV-SU9 CV-SR3300 CV-SR20 CV-SR10 CV-SR9 CV-PR200 CV-PR20 CV-PR10 CV-PR9 CV-PR8等、近年の日立製パワーブラシ式機種の大半 ※他メーカーの掃除機には装着できません | |
※布団用掃除機ノズル |
特にアレルギーがある場合には、布団も掃除機に吸わせると良いようです・・・。
関連ページ:
・CV-PW300(後継機種)
・CV-PU20(下位機種)
・CV-PR200(前年度型)
関連サイト:
・家電製品ミニレビュー 日立「かるパック CV-PU300」(家電Watch)