特徴としては、吸込仕事率が業界トップクラスの640Wで、ハイパワーです。また、ヘッドは "ごみハンターヘッド" という日立製で上から2番目の物を装備しています。
この前年度型として、「CV-PR10」がありますが、改良点としては、
- 吸込仕事率が10Wアップ
- "ごみハンターヘッド" がニューバージョンとなり、上位の "ワイドごみハンターヘッド" と回転ブラシ部分がほぼ同じ物に(自走機能も"パワフル快走"⇒"パワフル自走"にアップ)
- 排気が "上方排気" から "分散上方排気" という上位機種と同じ方式に
- 本体重量が100g軽く
- ワイド曲が〜るロング吸口用ホルダーの省略(大きなオプションノズルを延伸管に無理やりくっ付ける機能の省略)
去年まで、ヘッドの "ごみハンターヘッド" は、単純にワイド(幅広)の物とワイドでない物があるのではなく、回転ブラシ部が別物だったんですが、2011年度型からは、どうも回転ブラシ部分だけは、ワイドかそうでないかだけの差となったようです。その為、ワイド版と同じく、フローリングの乾拭き効果もあるとされています。
排気方法の変更に関しては、若干マシになったという程度のはずです。
あとは、小さな変更です。
この機種の、というか非ワイド版の "ごみハンターヘッド" の問題点として、自動パワー切替が、何と "中" と "弱" でしか働きません。"強" と "中" なら自動運転で家中掃除出来ますが、それだと一体何なのかよく分かりません。(弱モードは信頼性が薄いので、私としてはそれ自体なくても良いのではないかと・・・)
また、延伸管部の持ち手部分の形状が、この機種だと輪になっていないですので、輪になった機種から買い変えてしまうと、持ちにくいぞ、ということになるかもしれません。
パナソニックの同価格帯機種「MC-PA21G」であれば、それらの問題はありませんし、ヘッドも同社製の最上位の物(しかもヘッドが簡単に外れてすき間掃除が出来る)が付いていますので、そちらの方が良いのではないでしょうか。この「CV-PU10」は、上位機種と違って排気のきれいさも普通ですので、特に勝てるところはないでしょう(一応、価格次第でもありますが)。
この上位機種「CV-PU20」との違いとして、そちらとしては、
- ヘッドが "ワイドごみハンターヘッド" で、パワー自動切り替えに "強" も含まれ、ヘッドを動かさない場合に、パワーを落とし、最後にはOFFにする機能がある
- ヘッドと延伸管が軽量素材のカーボン製
- 延伸管部の持ち手が、輪になった持ちやすいタイプ
- 捕塵率が(掃除機全体の中で)高性能で、99%であるとされる
- 吸込仕事率が10W高い650W
- 本体重量が100g増の3.7kg
- ホースを本体に巻き付けて固定・収納するための "ホースリング" が付属する(多分使わない人が多い)
この「CV-PU10」は、型番こそ変わるものの毎年ある機種ですが、高性能ヘッドと高排気性能をウリとする上位機種に比べると、あまり売れません(汗)。
今年度型からヘッドの回転ブラシが上位機種と同等な物に改善されたようなので、買う価値は増しました。しかし、パナソニックの「MC-PA21G」が買える価格帯から脱出しない限り、どうにもならないでしょう。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・CV-PU10 かるパック | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価: ・ヘッド形状:ごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:コード連動式紙パック振動機構 ・吸込仕事率:640W ・本体重量:3.6kg/ 全体重量:5.3kg ・運転音:65〜約59dB ・排気方法:分散上方排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:レッド(R)、ブルー(A) ・ワイド曲が〜るロング吸口付 ・標準紙パック:GP-130FS(1枚付属) | |
前年度型
・CV-PR10 かるパック ― ― ― | |
・楽天 ― ― ― ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価: ・ヘッド形状:ごみハンターヘッド(弱自走式パワーブラシ) ・目詰まり対策:コード連動式紙パック振動機構&パワー長持ち流路 ・吸込仕事率:630W ・本体重量:3.7kg ・運転音:65〜約59dB ・排気方法:(斜め)上方排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:ブルー、レッド ・HEPAフィルター相当品仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付 | |
※CV-PR10の特集 |
関連ページ:
・CV-PW10(2012年度型後継機種)
・CV-PU20(上位機種)
・CV-PU9(下位機種)
・日立掃除機(メーカー別ページ)関連サイト:
・CV-PU10|日立公式サイト