その特徴としては、ヘッドにタービン(風力)式の回転ブラシを装備し、また、すき間ノズル的に使えるホースとノズルが付いているので、ヘッドの入らない場所や机の上等も掃除出来ます(有名メーカー製ではこういうのが多いですが)。
吸引力としては、吸込仕事率が330Wありますので、縦型としては比較的優秀です。
また、実は世の中には遠心分離しないサイクロン掃除機もありますが、このシャープ製のシリーズは、一応遠心分離するタイプです。
ただ、ダイソンのように工夫されたサイクロンではなく、また、キャニスタータイプ(ヨコ型)にはシャープ製では必ず付く、振動式のフィルターのチリ落とし機能がありません。なので、これは「吸引力がよく落ちる、面倒なサイクロン掃除機」ということになるはずです。
また、フィルターはスポンジフィルターなので、洗うと乾くのに時間がかかるはずです(ただし、パナソニック製だと洗えないので、洗えるだけマシです)。
これには前年度型として「EC-ST12」がありますが、違いとしては、
- 「エアチャージ式高トルクタービンヘッド」という少し高価なタービンヘッドが、普通のタービンヘッドにダウングレード
- 重量が4.1kg⇒3.7kgに改善
- 運転音が66〜約59dBだったものが、68〜約58dBに(どちらかと言うと)悪化
- ホースの位置が本体後部に変更
- ホース部の「ワイドベンリ手元ブラシ」の省略
- サイズが400g減の分、一回り小型に
スティックタイプは常に掃除機全体を動かなさなければならず、重くて扱いにくいのです。そして、そこを何とかしようと重量を減らしたのが、今年度の「EC-ST20」の主な改良点のようです。しかし、ヘッドが安くなってしまいましたし、運転音も少し五月蠅くなりました。
スティックタイプの掃除機は、あまり完成度の高くないタイプなので、キャニスタータイプ(ヨコ型)でも構わなければ、そちらをお求めになるのがよろしいだろうと思います。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・EC-ST20 POWER CYCLONE | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:タービンブラシ ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:330W ・本体重量:3.7kg ・運転音:68〜約58dB ・色:レッド系(R)、シルバー系(S)、ホワイト系(W) ・着脱パイプ(すき間ノズル的になる) ・節電アイドリングストップ(傾けるとスイッチON) | |
前年度型
・EC-ST12 POWER CYCLONE | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:エアチャージ式高トルクタービンヘッド(タービン式) ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:330W ・本体重量:4.1kg ・運転音:66〜約59dB ・色:メタリックレッド、シャンパンゴールド、ホワイトシルバー ・着脱パイプ(ヘッドを外した状態に出来る) ・ワイドベンリ手元ブラシ付 ・フリーアングル・ベンリすき間ノズル付 ・浮遊ハウスダストも吸引 ・スタンバイモード(柄を傾けると電源ON)有 | |
※EC-ST12の特集 |
関連ページ:
・スティッククリーナー
・MC-SU3100G/MC-SU210J MC-SU110A(パナソニック製)
・7,000円前後の掃除機
・シャープ掃除機(キャニスタータイプ)
関連サイト:
・EC-ST20(R)(S)(W)|シャープ公式サイト