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ルンバ「780/770/760」

アメリカ・iRobot社のロボット掃除機・ルンバが、2011年10月7日に日本でも正式にモデルチェンジをし、ルンバ700シリーズとなりました。

ラインナップとしては、780770760の3機種が用意されています。

ルンバ 違い 自動掃除機ルンバ

従来モデル・ルンバ500シリーズとの違いとしては、

  • 内蔵するコンピューターの性能アップで、より効率的な掃除が可能に
  • "密着ワイパー型吸引口" 方式が廃止で、回転ブラシが掻き上げたゴミを吸い取る方式に変更
  • フィルター性能のアップ
  • ゴミセンサーに "高感度光センサー" が加わり、2系統に(780,770)
  • 汚れの酷い場所では、前後動作を行う "念入り集中清掃" 機能の追加
  • 2種類ある回転ブラシの1つのメインブラシが、柔らかい物となった
  • バッテリー寿命が1.5倍の1年半に
  • 770と760に付属する「バーチャルウォール」が、ルンバの起動に合わせて電源が入るというオート型に(これは780に付属する従来品の「お部屋ナビ」にもある機能)
  • 段差で落ちないよう回避する為のセンサーが、4箇所⇒6箇所に増えた
  • 直径が1.3cm大きくなった
  • 前部のバンパーの素材が軟質になり、クッションシールが非付属に
  • ダストケース満タンランプの追加(780,770)
  • 本体上面のボタンがタッチパネルに(780のみ)

ということになります。

新型のセンサーですが、従来は砂の類(固形物)を何と吸い込んだ際の音で探知していたらしく(?)、あまり日本の家庭向きではなかったようですが、今回追加の光センサーで、ホコリも探知できるようになったそうです。(⇒『ルンバ最新モデル「几帳面な人々 想定して開発」(読売新聞)』)

また、フィルターは、アメリカだと高性能なHEPAフィルターとなっていますが、日本では単に "ダストカットフィルター" と呼ばれています。そして実のところ、0.3μ(マイクロ)メートルのゴミを99.0%以上除去するものの、HEPAの基準となる99.97%までには達しないという話です。


新型機同士、ルンバ「780」「770」「760」間での違いとしては、


780770760
新型ゴミセンサー従来型
ゴミ満タンランプ×
ライトハウス機能××
本体ボタンタッチパネル従来型従来型
交換用3種ブラシセット××
定価[消費税5%]
   [同8%]
79,800円
82,080円
69,800円
71,795円
64,800円
66,652円

となっています。

まず、従来の500シリーズでは、スケジューラー機能(予約機能)は最上位の570の系統品にしかありませんでした。しかし、700シリーズでは、それは全機種に装備されています。また、ホームベース(充電基地)も今回は全機種に付属しています。なので、それらの面での差はありません。

ライトハウス機能(780のみの付属品「お部屋ナビ」との連携)というのは、ルンバ用の赤外線障壁・バーチャルウォールの上位機能で、赤外線で仕切られた一区画の掃除が終わると、自動で壁を外して、次の区画に本体を誘導する機能で、以前の500シリーズでも、最上位の570のシリーズにのみあった機能です。

小区画ごとに集中して掃除した方が効率的だという話なので、3部屋同時に掃除させるような場合には、これはあった方が良いのではないでしょうか。実は、ライトハウス機能をONにしたお部屋ナビを2つ同時使用する場合には、ルンバの最大稼動時間が通常の60分⇒75分に延びるそうなので、やはり広い面積を掃除させるご予定の方には、あった方が良いでしょう。

1度に2部屋掃除させる場合には、必要性については何とも難しい所ですが、床に色々置いてあるなどして、条件が複雑な場合には、恐らくはあった方が良いでしょう。(⇒「ルンバの選び方 〜お部屋ナビの必要性と電波障害〜」)

実は、お部屋ナビには別売もありますが、「780、577、570J、570」にしか対応していません。なので、770を買って後から欲しければ買えば良いや、という訳には行きません(汗)。

ゴミ満タンランプ(正式名称は「ゴミフルサイン」)については、ルンバの起動時に自分でスタートボタンを押す方は、最後にゴミの取れ具合を確認なさると思いますので、多分必要ないと思います。しかし、時刻予約機能を常時使われる方は、ゴミを確認せず放置するケースも多いと思いますので、その場合には便利だと思います。

付属品の価格面での差としては、お部屋ナビ(定価:8,925円)とバーチャルウォール(定価:6,825円)では、一応定価で2,100円の差があり、それぞれ2つづつ付属しますので、それだけで計4,200円の差となります。

また、最上位の780のみに付く、3種の交換用ブラシについては、3種とも定価で1本2,100円です。なので、一応合計6,300円の差となります。

お部屋ナビとバーチャルウォールの差+ブラシ3本分の合計では、一応10,500円の差となっています。


ちなみに、ほぼ言われることのないルンバの弱点は、まずフローリングはともかく、絨毯上では壁際がまともに掃除出来ません。頼みのサイドブラシでは、絨毯の表面を撫でる程度しか出来ないからです。また、段差付近の下の部分も、回転ブラシと吸引口が共に届かないので、掃除は無理です。なので、普通の掃除機は必ず必要です。

あとは、サイドブラシの回転は部屋中に埃を立てていて、どうやらそのせいで片側に1本しか付いていないようです。また、地上すれすれの低い位置で、周囲360°に排気を撒き散らし、片隅に眠っていたホコリを舞わせてくれます(公式サイトに特集がありました。地上すれすれで遠くへ排気が届くのはルンバに見えますが、部屋の空気の汚れにより影響を与えるのは、やはり普通の掃除機のようです。実験に使用されているヨコ型機種は後ろ斜め上方に排気が出ているので、比較的条件の良い機種です)。

更に、少なくともルンバ500シリーズでは、若干フィルターを介さず排気が出るようで、フィルターの反対側(綺麗であるべき側)に何とホコリが落ちていることがあります。(笑)

しかし、それでも使えるか使えないかと言えば、使えます。かなりのホコリを集めて来ます。

また、掃除機掛けはなかなか毎日は出来ませんが、ルンバなら毎日やってくれます。

更なる注意点としては、掃除範囲は一応25畳までとなっていますが、それは最大限メーカー側に有利な数値で、実際は二部屋、実質14畳程度が丁寧にやってくれる限界のような感じがします(当然家ごとに違ってきます)。それ以上だと、掃除の仕方が粗くなる感じです。なので、考えて見れば当前ですが、一軒家を家中毎日というのは、まず不可能です。

これらは、ルンバ700シリーズでも殆ど同じのはずです(フィルターは、今度はきちんとしたはめ込み型なので、大丈夫のはずです)。


 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


ルンバ780
iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ780 / iRobot Roomba楽天
amazon [レビュー有]
楽天レビューレビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ)
吸込仕事率:未公表/対応床面積:約25畳
自動充電機構/時刻予約機能
本体重量:3.85kg /運転音:未公表
サイズ:直径35.3cm×高さ9.2cm
3時間充電・60分(ライトハウス×2稼働時は75分)可動/最大可動時間90〜120分
段差乗り越え:2.0cm程度
色:グレー
リモコン、お部屋ナビ(ライトハウス機能付バーチャルウォール)×2付
[交換用フィルター2セット、ブラシ3種セット付]

ジャパネットたかた専用型番の78077は、別ページでの扱いになっています。


ルンバ770
2011年最新モデル iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 770 / iRobot (アイロボット)楽天
amazon [レビュー有]
楽天レビューレビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ)
吸込仕事率:未公表/対応床面積:約25畳
自動充電機構/時刻予約機能
本体重量:3.85kg /運転音:未公表
サイズ:直径35.3cm×高さ9.2cm
3時間充電・60分可動/最大可動時間90〜120分
段差乗り越え:2.0cm程度
色:ブラック
リモコン、バーチャルウォール(オート版)×2
[交換用フィルター2セット付]

ルンバ760
【日本未発売】 iRobot Roomba アイロボット ルンバ760【並行輸入・日本語取説・オリジナル保証7年付】 / iRobot楽天
amazon [レビュー有]
視覚障がい者モデル 66,652円
楽天レビューレビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ)
吸込仕事率:未公表/対応床面積:約25畳
自動充電機構/時刻予約機能
本体重量:3.85kg /運転音:未公表
サイズ:直径35.3cm×高さ9.2cm
3時間充電・60分可動/最大可動時間90〜120分
段差乗り越え:2.0cm程度
色:シルバー
リモコン、バーチャルウォール(オート版)×2
[交換用フィルター2セット付]

この760のみ、600シリーズの展開に伴い、公式通販のみでの扱いということになるそうです[※国内正規品]。しばらくは楽天等でもあると思いますが・・・。なので、これはお買い得なルンバという訳ではありません。

"視覚障がい者モデル" というのは、操作ボタン部の点字シールと、音声取扱説明書とが追加された特別モデルです。公式サイト限定となっています。

ジャパネットたかた専用型番の76057は、別ページでの扱いになっています。


…非常に困ったことに、ルンバには(ダイソンもですが)、日本正規販売代理店のセールスオンデマンド社が輸入販売している正規輸入品と、業者や個人が勝手に輸入販売する "並行輸入品(=非正規輸入品)" が存在します。並行輸入品も大抵アダプターを日本仕様品に入れ替えて売っているので、製品としてはあまり問題はないはずですが(780は「お部屋ナビ」で無線通信を行いますので、780の並行輸入品のみ電波法違反の恐れがあります。770と760の「オートバーチャルウォール」は赤外線通信なので、関係はありません)、何と正規の修理と保証が受けられません。並行輸入品の修理は、輸入を行ったショップに任せるか、そういう修理に困るルンバを狙って請け負う修理業者に依頼するしかありません。また、保証は、長期保証を含めて、販売するショップが独自に設けている場合が多いです。

並行輸入する業者も、大々的に長く売っているところであれば、慣れていますので大抵大丈夫のはずです(※私も並行輸入品のルンバ560を持っていますが・・・壊れないので修理に関してはよく分かりません)

しかし、正規輸入品のルンバが欲しいのであれば、楽天等の検索画面での見分け方としては、「国内正規品」「日本正規品」と書いてある物を選ぶことです(勿論、商品販売ページでのご確認をお願いします)。「国内保証」「国内発送」は、多分自社での保証や、自社で輸入した物を自社倉庫から発送という意味なので、ダメのはずです。また、最近は見かけませんが、「正規品」というのもダメでしょう。アメリカ仕様品も、それはそれで正規品ということになります。…現在、ルンバの精巧な偽物の話は、残念ながら聞いたことがありません。⇒得々ショップというネットショップによると、ここ数年アジア方面からの偽造品があるという話です。間違って買ってしまえば、さすがに分かるでしょうから、楽天やYahoo!ショッピング、amazon等、レビューやショップ評価が付く大規模ネットモールに出店しているショップでは、大丈夫だろうと思います。私も、「?」と思う物は見たことがありませんので。ただ、オークションでは何とも言えないかもしれません・・・。

勿論、公式サイトや、ケーズデンキ等の有名家電量販店で買うと、間違いなく正規輸入品のはずです。


関連ページ:

ルンバ980(2015年度型) 最新製品

ルンバ885/875(2015年度型)

ルンバ880/870/871(2014年度型)

ルンバ654(2015年度型) 最新製品

ルンバ622/621(2014年度型)

ルンバ630/620(2012年度型)

ルンバ537J(普及機)/ルンバ527J(廉価版)

790/660,650/595/560/550/530(並行輸入品)

自動掃除機ルンバ(入門ページ)/ルンバ比較

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ダイソン360 Eye™ ロボット掃除機

シャープ RX-V200/RX-V90/RX-V50

東芝 トルネオロボ

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ミーレ Scout RX1

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ネイト Botvac85/75/コーボルトVR100

ブラーバ380j/371j(拭き掃除専用機)

Braava(ブラーバ)380j

関連サイト:

ルンバ700シリーズ スペシャルサイト/iRobot store (公式通販サイト)

家電製品ミニレビュー アイロボット「ルンバ780」(家電Watch)

我が家にやってきた“ルンバ780サマ”がもう手放せない!(マイコミジャーナル)

ランダム走行の代表選手ルンバは毎日掃除をさせると最強!(ASCII.jp)

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「ロボット掃除機」対決 本当に隅々まで手が届くか [ルンバ780vsスマーボvsラクリートCZ-907](日本経済新聞)

“ロボットはカッコ良いだけでは成り立たない”、iRobot CEOコリン・アングル氏(家電Watch)

コリン・アングル氏は、700シリーズの開発に当たって、日本のユーザーの声を多く取り入れた事を明かした

米アイロボット、掃除ロボット次世代機でクラウドと連携検討(日刊工業新聞)

510 PackBot - iRobot Ground Robots(福島第一原発に入ったのはこれのはずですが・・・)

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