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VC-RB100 Smarbo(スマーボ)

VC-RB100 Smarbo(スマーボ)は2011年10月1日に東芝から発売となる、国内有名メーカーで唯一のロボット掃除機です。
幾つものサイトで言及されていますが、これは韓国のSAMSUNG(サムソン電子)SR8855という機種のOEMです。東芝に確認しましたが、何と社内でも直接関係ない人は自社開発品だと思いこんでいる状態で・・・。本来のSR8855では高性能フィルターのHEPAフィルターが採用されているようですが、スマーボでは省略されています。その割に、イギリスでの定価は約5万円で、日本の89,800円(建前はオープン価格)とは、大違いです。しかも、その価格でもイギリスでの評価はイマイチ・・・。(独)()
この製品は、基本的にアメリカiRobot社製ルンバの類似品ということになります。
「スマーボ」の名は、東芝が日本販売用に付けた名前で、サムスン電子オリジナル版は実はタンゴと名付けられています。アイロボット社がルンバだから、タンゴって・・・。名前までマネしなくても良いでしょうに、一体何をやっているのでしょうか。
東芝では2002年にスウェーデン・エレクトロラックス社の「ECL-TR1 トリロバイト(かなり前に生産終了)という、やはりルンバの類似品を販売していたことがありますので、今回のスマーボは、ロボット掃除機の分野での、それ以来のラインナップ復活ということになっています。

▼ルンバとの違い
ルンバとの違いとしては、ルンバがランダム気味に動き回り、ゴミセンサーでゴミのあるところを見つけると、何度もその地点を通過するのに対し、この「VC-RB100 スマーボ」では、基本的に、お行儀良く、部屋の端から逆の端まで、雑巾がけのように順序立てての、一度の通過で掃除を終えます。その為に、光学カメラを装備し、1秒間に30カット撮影して情報を分析しながら、掃除をしているという話です。
ただ、ルンバでは、コードレス掃除機の宿命である弱い吸引力を補うために、同じ場所を違う方向から最低4回は通過するとされています。違う方向から掃除をすれば、当然回転ブラシの効き具合が良く、綺麗になることでしょう。
また、ルンバは家具等に衝撃吸収のバンパーで接触しながら掃除をしますが、これの場合、赤外線センサーで障害物を見つけると、基本的には接触はしないようです。なので、ロボット掃除機には定番である、衝撃吸収バンパー部品が見られません(見てきましたが、付いてました)。ただし、壁際をギリギリまで掃除するには、壁と接触をする「かべぎわ」モードにする必要があるので、、、それなら通常にも軽くなら当たっても良いじゃないかと、思えます。
また、これは他でもありますが、ルンバがサイドブラシを片側にしか付けていないのに対し、この製品では両側に付けています。もっとも、それはブラシが消耗した際、2つ交換しなければならない事をも意味していますが。
更に、回転ブラシの毛絡みを取り除く機能もあるようです。…常識的に言って、完璧を求めるのは無理かと思いますが。
あとは、回転ブラシの回転数を上げる「ターボ」機能、部屋を一通り掃除するだけでなく、別ルートで往復させる「念入り」モードといったものもあるようです(その「念入りモード」は、東芝が付け加えたオリジナル機能だそうです)
本体裏には、乾拭きシートを装着してフローリングを拭かせることが可能ですが、この機能は最近のルンバの類似品では、割と一般的な機能です。
逆に、ルンバにあってこちらにない点としては、ルンバが本体裏に回転ブラシを二つ付けているのに対し、こちらには一つしかありません。なので、単純に言って絨毯にはルンバの方が有利かもしれません。
また、ルンバは吸引口が幅1mmにまで絞り込まれて、かつゴム質素材で、ヘラのようになって突き出ているその部分を引きずる形となっているため、床に密着しやすく、吸引力が高く発揮されやすいはずです(東芝製では普通の回転ブラシ付掃除機ヘッドと同じ構造)。

他のルンバの類似品では、バーチャルウォール(赤外線障壁)機能は省略されている場合が多いですが、この製品ではルンバと同じく、その発生装置が2つ標準付属品となっています。勿論、ホームベース(充電基地)やリモコンも付属しています。
ただ、これの場合、何とバッテリー交換が自分で出来ません。交換時期の目安は従来型ルンバと同じで1年に1度(新型は1.5年に1度)ですが、その度にメーカーに依頼することになります。

この「VC-RB100 Smarbo(スマーボ)」とルンバ、両方を買ってみないとどちらがどうのということは言いにくいと思いますが、単に床からゴミを取り除く性能としては、ルンバの方が高いと思います。また、ルンバには安い物もありますので、コストパフォーマンス的にはルンバの方が良いかもしれません。長く売ってもいるので、信頼性も高いと言えるでしょう。
(何ともう使ってみた人の感想を見つけました。…貰ったんでしょうね)

 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


VC-RB100 Smarbo(スマーボ)
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楽天レビュー:レビュー(_件)を参照
ヘッド形状:パワーブラシ(+サイドブラシ×2)
目詰まり対策:― ― ―
吸込仕事率:未記載
本体重量:3.7kg
運転音:52dB
色:プラチナブルー(L)
約2時間充電・約90分可動
リモコン&バーチャルウォール×2
モップシートを付けての拭き掃除機能有


関連ページ:
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関連サイト:
VC-RB100 商品情報|東芝公式サイト
プレスリリース:2つのCPUとセンサー、カメラ機能で賢くお掃除できるスマートロボットクリーナーの発売について|東芝公式サイト(2011/8/24)
プレスリリース 国内初の家庭用自走式クリーナーの発売について(トリロバイト)|東芝公式サイト(2002/9/5)
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