その最大の特徴は、一応の遠心分離をするサイクロン構造を持っていることですが・・・これはシャープ製や東芝製(トルネオ)と大差はありません。これらの方式だと、微細なチリを遠心分離することは出来ず、フィルターで取り除き、フィルターを振動させることで、そのチリを下に落とします。フィルター振動は、電源スイッチをオフにする度に行われるので、その都度フィルター部から騒音が発生します。※前年度型「MC-SS300GX」です。今年度型でも同レベルの音量のはずです。
しかし、フィルターには、振動を発生させるくらいでは落とせないチリが溜まって行くので、最後には人の手でフィルター掃除をしなければなりません。
また、最上位機種のこの「MC-SS310GX」では、マイナスイオンのナノイーを放出しますが、掃除機でサッと放出することに大した意味はないでしょう。
他の特徴としては、ヘッドに同社製の最高性能の "新・パワフル自走ノズル" を装着していることが挙げられますが、これはそれなりに高性能なはずです。古い掃除機から買い変えて、フローリングを掃除するとピカピカになるので驚くことでしょう。シャープ製や東芝製でも、それなりに高性能のはずですが、パナソニックの場合、ヘッドが足踏みレバーで簡単に外れて、狭い場所も掃除できる "親子ノズル" という機能がありまして、それが便利です(東芝にも似たような機能がありますが、そちらは多少微妙)。
前年度モデル「MC-SS300GX」との違いとしては、
- ヘッド "パワフル自走ノズル" の改良で、拭き掃除効果が向上
- ダストボックスの改良で、内部でのゴミの巻き付きや舞い上がりが減少
- 新サイレンサー構造で、運転音が最大55dB⇒53dBに改善
- 手元ブラシの延伸管との一体化
今年から、排気方法が "まい上げブロック構造" という名前になっていますが、恐らく昨年と同じ物にそういう名前を付けただけでしょう。
今年度のこの「MC-SS310GX」は、まあ順当なマイナーチェンジだと言えるでしょう。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:新パワフル自走(親子)ノズル ・目詰まり対策:リニア振動フィルター自動クリーニング ・吸込仕事率:460W ・本体重量:5.1kg/ 全体重量:7.1kg ・運転音:53〜約48dB ・排気方法:まいあげブロック構造 ・持ち手(本体):固定式 ・色:プレミアムレッド(R)、シャイニーシルバー(S)、アースベージュ(X) ・HEPAフィルター仕様 ・ハウスダスト発見センサー ・エアダストキャッチャー ・ナノイー発生機能 ※「MC-SS310GX-X」というのは、再生樹脂を17%利用したことをウリとする微妙な製品です(性能は同一) |
前年度モデル
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![]() | ・楽天 ― ― ―![]() ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ![]() ・ヘッド形状:パワフル自走(親子)ノズル ・目詰まり対策:リニア振動フィルター自動クリーニング ・吸込仕事率:460W ・本体重量:5.1kg ・運転音:55〜約48dB ・排気方法: ― ― ― ・持ち手(本体):固定式 ・色:シャイニーシルバー、シャイニーレッド ・HEPAフィルター仕様 ・ハウスダスト発見センサー ・エアダストキャッチャー ・ナノイー発生機能 |
関連ページ:
・MC-SS320GX(2012年度型後継機種)

・パナソニック掃除機/サイクロン&紙パック式
・MC-SS300GX

・MC-SS210G
・MC-SS110G
関連サイト:
・MC-SS310GX|パナソニック公式サイト
・パナソニック・プレスリリース
・Hanako、LEEとコラボしたオリジナルデザインサイクロンのモニター大募集中!