これらは、ダイソンDC26に端を発する軽量・小型のサイクロン掃除機で、直接的にはシャープ製EC-PX120への対抗機種となります。
その重量は、EC-PX120が2.8kgであるのに対し、たったの2.5kgとなっています。
それらの吸込仕事率(パワー)は双方同一の330Wなので、紙パック式の最新掃除機と比べると、約半分となっています。
一般的に言って(&シャープ製の場合には)、ヘッドの大きさや、床への密着具合の調節がありますので、単純に吸引力が半分だとまでは言えません。
しかし、吸込仕事率がそれだけしかないのに、東芝では500W以上の普通の機種に付ける掃除機ヘッドと、同じものを付けているようです(名前が全く同一)。シャープでは、ちゃんと専用の小型ヘッド(軽量コンパクト&自走パワーヘッド)を用意しているので、その点、マズいのではないかと思います。
この「TORNEO mini(トルネオミニ)」はサイクロン掃除機ですので、サイクロン部の出来が気になるところですが、ダストカップ部筒型フィルターの目の粗さがEC-PX120に劣るので、恐らく性能も劣ると思われます(=メインフィルターにまで大きめのチリが通ってしまう)。また、同じ方式の上位・通常サイズ機種を見るに、高性能ということはないでしょう。東芝が高性能なサイクロン掃除機を作ったこと自体も、今までありません。
新発売の「VC-C11」と「VC-C11A」の違いとしては、
- ヘッドの回転ブラシが、モーター式(VC-C11)であるかタービン[風力]式(VC-C11A)であるか
- VC-C11Aは吸込仕事率が10W低い320Wである
VC−C11のモーター式 "軽量コンパクトパワーヘッド" は自走式ではありませんので、自走式だとされているシャープ製EC-PX120に、その点でも劣ります。
また、根本的な問題として、軽いというところに大きな価値を認めないのであれば、普通の大きさの物で良いのではないでしょうか。ただ、小さいので、アパートで一人暮らしの方には、良いかもしれません。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量コンパクトパワーヘッド(非自走) ・目詰まり対策:手動式チリ落とし ・吸込仕事率:330W ・本体重量:2.5kg /全体重量4.3kg ・運転音:64dB ・排気方法: ― ― ― ・集塵容積:0.25L ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:グランレッド(R)、シルバー(S) ・床上ダストゲッター(ヘッド上のチリも吸引) |
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ・ヘッド形状:タービンブラシ(フローリングターボヘッド) ・目詰まり対策:手動式チリ落とし ・吸込仕事率:320W ・本体重量:2.5kg /全体重量4.0kg ・運転音:64dB ・排気方法: ― ― ― ・集塵容積:0.25L ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み×1 ・色:ピンク(P) ・床上ダストゲッター(ヘッド上のチリも吸引) |
関連ページ:
・VC-C212 VC-C12 トルネオミニ(2012年度型後継機種)

・VC-C12A トルネオミニ(2012年度型後継機種)

・東芝掃除機
・シャープ EC-PX120
・TORNEO(トルネオ)
関連サイト:
・VC-C11|東芝公式サイト
・VC-C11A|東芝公式サイト
・トルネオ ミニ 商品特長|東芝TORNEO特設サイト