ただ、これはサイクロンとは言っても、単に使い捨てのティッシュを被せたフィルターで、ゴミを濾し取る方式の製品で、本当のサイクロンではありません。しかも、"2段" の最初のサイクロン部(ゴミの回転部)に、2番目のサイクロン部とされるティッシュフィルター部(上の写真と似たような物)を通らない吸気の流路が設けられていまして、ティッシュフィルター部が詰まって来ると、そちらに多く空気が流れ、ホコリもメインフィルターに直接行くことになるはずです。
また、この機種は運転音の最大値が53dBですので、静粛性で業界トップクラスではあります。しかし、電源を切る度に、自動的にモーターでフィルターを振動させてチリ落としを行いますので、その度にカタカタと五月蠅いです。ただ、これはこの種のインチキなサイクロンとしては宿命で、どのメーカーでも同じなのですが。
また、この機種は高価なだけあり、"ワイドごみハンターヘッド(軽量版)" という日立製の最高性能ヘッドが付いています。しかし、これは少し下位の機種にも同じ物が付きますので(※紙パック式でも同価格帯の機種には付きます。⇒「かるパック」)、この機種が特別という訳ではありません。
あと、この「CV-SU7000」は、排気性能もサイクロン式ではエアシス(サンヨー⇒パナソニック)と並んでトップレベルですが、、、頻繁なゴミ捨てと時々のフィルターの手入れが必要ですので、アレルギーがある等、ホコリが本当に苦手な方には、結局問題があるかもしれません。
これは前年度型「CV-SR3300」からのマイナーチェンジ品となっていますが、それとの違いとしては、
- ヘッドと延伸管部の軽量化(「カーボンライト」とカッコ良く呼びます!)
- 延伸管部持ち手の形状を持ちやすいよう変更
- 吸込仕事率の10Wアップ
- 本体重量を5.4kg⇒5.1kgに300g軽量化
- 運転音の最小値を1db改善
- 本体部持ち手を折り畳み式から固定式に
ただ、こっそり重要な変更は、割と売れているパナソニック製の "パワープレスサイクロン" に、形をさり気なく似せたことです。向こうはズンぐりしていて、こちらはスタイリッシュですので、深く考えずに選ぶと・・・この「CV-SU7000」を選ぶよう、上手く仕組まれているのです。(笑)
※…写真を見るとそう思ってしまいますが、実物は少し安っぽいです。ご購入される方は、一度店頭で確認された良いでしょう。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:軽量・ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:(電動式)自動フィルターお手入れ機構&ティッシュ装着 ・吸込仕事率:460W ・本体重量:5.1kg/ 全体重量:6.8kg ・運転音:53〜約48dB ・排気方法:分散上方排気 ・持ち手(本体):固定式×2 ・色:ルビーレッド(R)、シャンパン(N) ・ULPAフィルター(と同等)仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付 |
前年度モデル
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![]() | ・楽天 ― ― ―![]() ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価:感想(_件)を参照 ![]() ・ヘッド形状:ワイドごみハンターヘッド(自走式) ・目詰まり対策:自動スパイラル除じん機構(電動フィルター振動機構)&ティッシュ装着 ・吸込仕事率:450W ・本体重量:5.4kg ・運転音:53〜約49dB ・排気方法:分散排気 ・持ち手(本体):固定式×1、折り畳み式×1 ・色:パールレッド、ホワイトシャンパン、ラベンダー ・ULPAフィルター(と同等)仕様 ・ワイド曲が〜るロング吸口付 |
関連ページ:
・CV-SW7000(後継機種)

・日立掃除機
・日立製サイクロン掃除機の構造
・CV-SU5000
・CV-SU3000
・CV-SR3300
・排気の綺麗な掃除機関連サイト:
・CV-SU7000|日立公式サイト