この機種は前年まで "メガホイール" と呼ばれていた、(不要に)大きな車輪を付けたシリーズのモデルチェンジなんですが・・・見事に特徴がなくなってしまいました。
その代り、と言うのも何ですが、シンプルになった分本体重量が軽くなり、3.4kgとなりました。パワーとしても、吸込仕事率は610Wですので、最近としては高いとは言えません。なので、これはつまり、実は各社の1万円代前半の掃除機と、本体自体は変わりないことを意味します。
ヘッドに関しては、"すご取りイオンヘッド" という東芝製では上から二番目の性能のものを装着し、一応ゴミセンサー(ダジャレ)の "ゴミ残しまセンサー" も装備しています。グリップ部は三角形の "らくわざグリップ" ですが、東芝製では安めの機種でもそれですので、これは特徴とまでは言えないでしょう。
それで、結局この「VC-PG211」がどうなのかと言えば、中間価格帯の何となく微妙な紙パック式掃除機、ということになります。
一見して分かる注意点としては、 "らくわざグリップ" の肝心の持ち易さが微妙なことと、"光触媒脱臭フィルター" というのが付いていますが、普段押し入れにしまっていれば、光が当たらず意味がないということです。
なので、この「VC-PG211」を買う理由は特にないと思いますが、買うタイミングで割安であれば、別に良いのではないでしょうか。
尚、この上位機種の「VC-PG311」の発売も発表となっていますが、違いとしては、
- ヘッドがVC-PG311が "Agパワーイオンヘッド" でVC-PG211は "すご取りイオンヘッド"
"Agパワーイオンヘッド" というのは、前年度型の "フロアフリーイオンヘッド" の改良版で、"すご取りイオンヘッド" はその "フロアフリーイオンヘッド" より一段劣るヘッドです。なので、VC-PG211のヘッドは、単純に言って2段劣っていると言うことが出来ます。もっとも、それでも東芝製では2番目に良いヘッドですので、それなりの性能はあるものと思われます。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・VC-PG211 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・口コミ・評価: ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:610W ・本体重量:3.4kg/全体重量:5.3kg ・運転音:67dB〜約60dB ・排気方法:やわらか分散排気 ・持ち手(本体):固定式 ・色:シルバー(S)、メタリックブルー(L) ・標準紙パック:VPF-7 ・ゴミ残しまセンサー(ゴミセンサー) ・(エコモード有) ・光触媒脱臭フィルター付 ・らくわざグリップ(持ち手部分が三角形) ・「床上ダストゲッター」(ヘッド上空のホコリを吸引) | |
関連ページ:
・VC-PG212(2012年度型最新機種)
・VC-PG210 メガホイール
・VC-PG311
・東芝掃除機
・東芝掃除機/紙パック
関連サイト:
・VC-PG211|東芝公式サイト