日立製の「セントラルクリーナー」です。このタイプの掃除機は、予め本体を一箇所に固定し、家の壁の内側に吸気用の配管と、複数のホース取り付け口を設置する必要があります。そして、長いホースとヘッドのみを、実際の掃除の度に持ち運び、その取り付け口に接続して使用します。
尚、集塵方法は紙パック式となっています。
このセントラルクリーナーの長所としては、排気は全て部屋の外に運ばれますので、完全にクリーンのはずです。
また、掃除機のモーター音が直接は聞こえませんので、非常に静かです。
更に、掃除機の本体を引っ張らなくて良いので、掃除中、普通よりは楽かもしれません。
短所としては、ヘッドが回転ブラシのない、昔ながらの物だけです。なので、ペットのいるご家庭では、物足りないかもしれません。
また、吸込仕事率が最大で320Wと低いです。この数値は、キャニスタータイプの最新製品と比べると、約半分に過ぎません。
そしてまた、どうも6mある長いホースを持ち運ぶのが不便だという話があります。その代りに掃除機本体を引かなくて良いのですが・・・。
あとは、勿論設置に本格的な工事が必要なので、高価な本体に加えて、その工事費(恐らく業者による個別の見積もりが必要)が必要となります。
近年、実はこの「セントラルクリーナー」というタイプの掃除機は、もう殆ど終わっています。水フィルター掃除機もそうなんですが、どうも排気のクリーンさを強調するサイクロン式(※⇒「排気のきれいな掃除機」)の普及と共に、メリットが薄れたようです。以前はナショナル(パナソニック)や三菱も販売していましたが、現在国内有名メーカーで販売しているのは、この日立だけとなります。
しかし、ハウスダストアレルギーのある方には、それでも最強の掃除機だと言えるのかもしれません・・・。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
屋外設置型
・CV-921CK | |
・楽天 ・amazon ― ― ― ・楽天レビュー: ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・ホース長:6m ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:320W(消費電力:1050W) ・本体重量:17kg ・運転音:未記載 ・色:グレー系 ・集塵容積:25L(普通の掃除機の15倍以上) ・定価:220,500円 | |
床上設置型
・CV-911CP | |
・楽天 ・amazon ・楽天レビュー: ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・ホース長:6m ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:320W(消費電力:1050W) ・本体重量:12kg ・運転音:未記載 ・色:グレー系 ・集塵容積:25L ・定価:163,800円 | |
床下設置型
・CV-601CP | |
・楽天 ・amazon ― ― ― ・楽天レビュー: ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・ホース長:6m ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:300W(消費電力:1050W) ・本体重量:8kg ・運転音:未記載 ・色:グレー系 ・集塵容積:13L ・定価:123,900円 | |
関連ページ:
関連サイト:
・セントラルクリーナー(生産終了)|Panasonic公式サイト
・セントラルクリーナーが故障しました。まだ修理はできますか?買い替えを検討しているのですが、可能ですか?(三菱公式サイト)