EC-PX120

EC-PX120は2010年10月21日に、シャープより発売となる、完全ニューモデルのサイクロン掃除機です。

特徴としては、何と言っても業界最軽量であることが挙げられます。三菱の軽いのがウリのBe-K(ビケイ)を100g下回る、本体重量2.8kgを達成しています。
ただし、その代償としてパワーが低いです。吸込仕事率は330Wしかありません。他のシャープ製サイクロンは皆450Wですので、およそその4分の3であると共に、日本メーカー製としてはそれが例外的に低い機種ということになります。

しかし、だからと言ってこれが安物かというと、そうではありません。ヘッドには去年のシャープ製最上位機種と同等の自走能力があるようですし、また、プラズマクラスターイオンの発生装置も備えており、機能は同社製中級モデルEC-CP11を上回ります。


吸込仕事率以外で、性能が低い点としては、チリ落としの為のフィルター振動機構が手回し式であることが挙げられます。これは同じく手回し式であるEC-CP11やEC-CT11が、使い勝手の良い大型のダイヤル・ハンドルを使用する方式であるのに対し、ダストカップの上部の外装を上げて、中にある小さなつまみを回す方式です。

フィルター振動用ハンドル

写真はEC-CP11やEC-CT11と基本同一品の旧モデル・ECT1E5(EC-CT10)

ですので、若干使い勝手が悪いと共に、実際上ゴミ捨て時にしかダイヤルを回すことが出来ません(CP11の系列の機種は、掃除中の気が向いた時に、いつでもガチャガチャと回せます)。なので、フィルターが比較的詰まりやすいかもしれません。

ただ、フィルター振動クリーニングのモーターによる自動式と手動式とを比べると、自動式ではスイッチを切る度にカタカタと激しく五月蠅いのに対し、手回し式の方が掃除を落ち着いて行えるという利点は一応あります。

また、運転音に関しては、CP11やCT11と同等で最大64dBとなっており、それなりに五月蠅いはずです。


この奇妙な機種の位置付けとしては、高齢者家庭向けということにされています。しかし、果たしてそううまく行くものなのでしょうか(ヒットしてるみたいです ^^;;)。

ただ、どうしても軽いサイクロンが欲しいという方には良いのでしょう。やる気にさせる道具であるかという観点も、あって良いと思います。

また、プラズマクラスターの名に魅かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、イオンは掃除機でサッと出す位ではあまり意味がありません。常時使用可能な専用発生機が現在それ程高くない価格で売っていますので、是非そちらをお買い求め下さい。

上位機種のEC-VX220やEC-AX120のように、ダストカップ内にイオンを出せれば良かったのですが、この機種にはその機能はありません。


 価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。


EC-PX120
シャープ サイクロン式 パワーブラシクリーナー (メタリックレッド)【掃除機】SHARP プラズマクラスター遠心分離サイクロン X-CYCLONE EC-PX120-R楽天
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口コミ・評価:感想(_件)を参照
ヘッド形状:軽量コンパクト&自走パワーヘッド
目詰まり対策:手動式フィルター振動機構
吸込仕事率:330W
本体重量:2.8kg
運転音:64〜約57dB
排気方法:― ― ―
持ち手(本体):固定式
色:メタリックレッド(R)、シャンパンゴールド(N)
HEPAフィルター仕様
高濃度プラズマクラスター採用(濃度7,000個/cm³)
ダニアウトダクト=空中の塵も吸引
(エコモード有)


関連ページ:

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関連サイト:

EC-PX120:シャープ公式サイト



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