テレビ通販で話題のスピンモップ(回転モップ)の「スピン&ゴー」です。リンクシェアというASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)を通じて、テレビショッピング放映元のプライムショッピングがモニター募集をしていたので、応募しましたら、見事に当選しました。このサイトの本職は掃除機ですが、清掃用具つながりでレビューしてみようと思います。
こういうスピンモップの評判を見たことがありましたが、あまり(水を)絞れないという口コミを多く見かけました。なので、是非自分でチェックしてみたいと思っていたのです。
肝心の絞り具合ですが、実のところまともに絞れます。あまり強くレバーを踏むとガチャッと異音がして中で部品が外れてしまいますので、男がムキになって水を絞ろうとすると、製品の寿命を縮めかねません(網状の容器の部分を手で構うと、やはりガチャッと音がして部品が元に戻ります)。(笑)
プライムショッピングのスピン&ゴーの販売ページには、最初の1〜2回は軽くペダルを踏んで、と書いてありましたが、私としては、最初に一度勢いよく踏むのが良いと思います(部品が外れない程度に)。それで恐らく回転速度が最高速に達していると思います。その後、浅く素早く、小刻みにペダルを繰り返し踏んでやると、その高速回転の状態が維持できて、よく絞ることが出来るようです。ちょうどバイクのエンジンを吹かすように、ブォン、ブォンブォンブォン、ブォン、ブォンブォンブォンとやると、それでもう大体完全に絞れています。モップを床の上で動かしても、水の跡もあまり残りません。
[※後日談]ただ、マイクロファイバー部を握ってみると、意外と水が残っています。恐らく、素材として吸水性・保水性が高いので、普通の雑巾であれば床に移る水分を、殆どマイクロファイバー内に残してしまうのではないかと思われます。絞った後にモップ部を触ってしまうと、確かにもっと絞れれば良いのに、という気分になります。
また、やはりその分で、きちんと手で絞った雑巾よりは、水分が床に残ることになります。
男がやる分には良いとしても、女性に向くのかと思い、母親(年齢不詳)にやってもらいましたが、三回強く踏み込めば、普通に雑巾を絞った場合より若干水分が多めかな、という程度にまでなりました。もちろん、それで普通に掃除が可能です。なので、十分実用的と思われます。
ただし、階段を上る程度のスピードでしかペダルを踏み込めないというような、若い女性がもしいらっしゃれば、絞るのは厳しいかもしれません。やはりただ踏むだけではちょっと弱く、あくまで強く踏み込む、もしくは素早く繰り返し踏む覚悟が必要です。
それでも上手く絞れないのであれば、不良品の可能性があるのではないでしょうか。何十回も踏まないと、なんて話も時々あるようですが、一体どうなっているんだろうと見に行きたいくらいです(もし本当に不良品でもないのに出来なければ、濡れたモップで拭いた後、乾いたモップに付け替えて拭くという手段もあると思います。…無暗に頑張って絞るより、その方が楽かも)。
[※後日談ですが、母親が絞れないと言うので、動作を再現してもらいました。そうしたら、何と片足での不安定さを補うために、バケツの白い回転ボウル部に突っ込んだモップに掴まって、というか、少しもたれかかってモップを回転ボウル部に抑えつけながらペダルを踏んでいました。当然上から回転部を抑えたりしたら、回転速度が大幅に殺がれます。・・・は??、と思いましたが、世の中意外とそういうものなのかもしれません。]
その他では、テレビ通販でのCM番組を見ていると、青いワンピースのモデルさんがモップ部分を簡単に付けたり外したりしています。なので、私にも簡単に出来ると思いこんでいたのですが、実は幾らかのコツと、ある程度の力が必要なのが分かりました。
まず、取り付ける際には、ポール部とモップ部の接続部分を合わせおいて、何と言っても足で強く踏んでやるのが一番です。取り付けはこれで済みます。
取り外す際は、若干面倒で、まずモップの毛の出来るだけ根元近くを足で踏んで押さえる必要があります。モップ部は柄が前後に180度可動しますが、構造上横には一切倒せません(勿論モップは円形なので、前後と横は常に入れ替えが可能です)。なので、足で押さえた後に、その倒せない横方向に強引に柄を倒すのです。そうするとガパッと柄の部分とモップ部分が分離します。これには意外と力が必要でした。もちろん、女性には無理とかそこまでの問題ではありませんが、テレビ程には簡単ではありません。
あとは、テレビを見ていると、スピン&ゴーを前に押しやるとモップ部が回転しながら前に進んでいますが、実際には何故かそういったことはありません(滑りが悪かったからか、最初の日だけ少し回っていましたが)。回転するのは意外にもあくまで自然現象のようで、斜めに押すと回転しながら進むことがありますが、通常は回らずに進むはずです。私はギアか何かが付いて、前に押すだけでクルクル回ると思っていたので、その点では残念です。
また、どうやらモップ部分が新しいうちは滑りが悪いようで、最初は気を付けないと布(マイクロファイバー)がブレーキとなり、勢い余ってモップの中心のプラスチックの円盤部分が、時々床に当たります。それで床に傷が付くことはないと思いますが、当たればあまり気分は良くありません。ご注意下さい。
また、バケツに関してですが、これも直接フローリング上に置くのはちょっとどうかと思います。傷が付くかどうかまでは分かりませんが、ペダルを強く踏み込むとやはりバケツの位置がズレるので、床が擦れることになります。
このスピン&ゴーには類似品が結構あるようで、ホームセンターや何故か家電量販店でも見かけました。家電量販店のものは(水がない状態で)ペダルを踏むことが出来たのですが、十分加速していたようにも思います。世の中には十分水を絞れないスピンモップもあるようなので、もしかしたら、差はバケツよりも、モップのマイクロファイバー(布)の部分にあるのかもしれません。なので、粗末に感じるモップ部が付いる製品を見かけたら、止めておいた方が良いかもしれません。この正規品のスピン&ゴーのバケツでも、何でも絞れるわけではないと思いますので。
実は、このマイクロファイバーのモップ部を真夏の晴れた日(多分35度以上)の日陰でぶら下げて干したことがあるのですが、何と一日では乾きませんでした。Tシャツなら楽に一時間で乾きそうな状況だったので、相当に特殊なのだと思います。
また、この正規品の「スピン&ゴー」だと、原則交換用のマイクロファイバーモップが2枚付いて、計3枚が標準付属品となっています。しかし、安い類似品では、計2枚のことが多いようです。それでも、安いのには変わりないと思いますが、交換用のマイクロファイバーモップは1枚1,200円程度しますので、2枚しか付いていない場合には、その分の金額を足して考える必要があります。
この「スピン&ゴー」の製品自体は、十分実用的だと思います。例えば、モップ部を二つのローラーで挟んで上へ引き抜く、昔からあるモップ絞り器とは全くの別物です。なので、問題があるとすれば、本当に必要なのかという点ではないかと思います。(笑)
あれば毎日でも使うという方には、大変良いものだと思います。
しかし、これはバケツが結構大きいので、使わないと・・・少し邪魔になるかもしれません。(汗)
あと、この製品は強く床を擦るのにはあまり向いていませんので、そういう掃除方法をお望みの方には、やはりテレビ通販で一世を風靡しているシャークスチームモップの方が向いていると思われます。
掃除中の温度に関する快適性の問題として、夏はスピン&ゴーで、冬はシャークスチームモップというのもありかもしれません。
2011年度モデルチェンジ商品「スピン&ゴー プロ」について
現在、何と2011年度型の新型スピン&ゴー「プロ」が発売されています。
変更点としては、脱水方法がペダル式から、手で柄を押し下げる方式に変わったようですが・・・当然足で思いっきり踏み込んでもギリギリ、というか微妙な脱水力なのに、手で押し下げた位では大して絞れるわけがありません。足で踏みこむより手で押し下げる方が力が入る、等という方は多分いらっしゃらないと思うのですが・・・。
恐らく、安価な類似品が幅を利かせているので、無理にタイプを変更したのだろうと思います。
しかし、新型を前年度型と併売ならともかく、前年度型がなくなってしまったのもちょっとどうかと思います。勿論、新型を手に入れて試した訳ではないのですが、ちょっと無理だろうと・・・。
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