このルンバは、勿論型番から分かる通りに、日本で公式に売られているルンバ530と570の中間機種なのですが、560というだけあって、確かにもうほぼ570です。
ルンバ570との違いは、570の付属品でもあるバーチャルウォール機能(赤外線で作るルンバ用の壁)を持つ "お部屋ナビ" が、その下位機器の "バーチャルウォール" に変更されています。
ただ、それもルンバ530の付属品でもある普通のものではなく、日本では公式には発売されていない "PowerAUTO" という、日本では "お部屋ナビ" にのみあった、動き始めたルンバと連動して電源が入る機能を持った "バーチャルウォール" ということになります。
つまり、バーチャルウォール発生装置が日本では2種類しかないのに、アメリカでは3種類あって、日本では売っていない中間タイプのバーチャルウォール発生装置が付属されているのが、この「ルンバ560」だということになります(※リファービッシュ品の場合には、PowerAUTOでない場合もあるよう。また、この「オートバーチャルウォール」は、日本正規品では700シリーズからとなるようです)。
では "お部屋ナビ" とは何かというと、これは単にバーチャルウォールを発生させるだけでなく、バーチャルウォールで区切られた空間の掃除をルンバが終えた際に、その壁を外して次の空間へ誘導する機能を持っています(「ライトハウス機能」と正式には呼ばれています)。全部の面積を一度に掃除させようとすると、バッテリーが持たないような場所の掃除には、そういう機能があった方が良いのかもしれません。
ちなみに、"PowerAUTO" というルンバと連動してバーチャルウォール(もしくはお部屋ナビ)の電源が入る機能ですが、ルンバ560の販売店ページでは、お部屋ナビにもない機能として紹介されています。しかし、日本の正規輸入代理店のセールスオンデマンドに一応確認してみたのですが、その機能は確かにお部屋ナビにもあるという話です。
ルンバ560では、570にあるスケジューラー機能(予約機能)もありますので、ライトハウス機能を除けば機能的には同一ということになると思います。ただ、560にはリモコンが付いていません。また、570では付属品に入っていた交換用のブラシ×2も省略となっています(…別売品です)。
ルンバには、やはり日本未発売の「ルンバ550」もあるのですが、そちらでは "AeroVac(エアロバキュ)" という特殊な大容量ダストボックスを採用しており、フィルターも特殊となっています(価格は同程度)。恐らく、普通に使う分には、ノーマルの方が良いのだろうと思いますが。
また、そちらでは、バーチャルウォール発生装置が、新型のオート版ではない方が付属しているという話です。※2011年度バージョンからは、オート版になったという話があります(⇒「ルンバニア」)。
そしてまた、そちらでは持ち運ぶ際に掴む "持ち手" もないという話です。リモコンは560と同じく付属していませんが、交換用のブラシはそちらには何故か付属しています。(※新品最安のルンバ530もあります)
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・ルンバ560 40,950円(送料別)〜 | |
・楽天 ― ― ― ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:パワーブラシ ・目詰まり対策:― ― ― ・重量:約3.6kg ・色:ブラック×シルバー ・3時間充電・60分可動/最大可動時間90〜120分 ・自動充電機構 ・スケジュール予約機能 ・バーチャルウォール×2(PowerAUTO版) ・(交換用フィルター×1付) ※リファービッシュ品というのもありますが、それはアメリカでお試し販売をし、気に入られずに返品された物を、メーカーでクリーニングして再出荷したものです。その為、価格も普通より安い(送料別で | |
関連ページ:
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関連サイト:
・iRobot 自動掃除機ルンバ 公式サイト
・iRobot公式サイト アウトレット・ルンバ(ある時とない時が・・・)
・ルンバ・オークション