「グリーンファン(GreenFan)」とは、日本のベンチャー企業・BALMUDA design(バルミューダデザイン)社が製造・販売する新しいタイプの扇風機です。
- 概説
- グリーンファン2[2011,12年型]
- +MINI GORILLA(バッテリー)
- グリーンファン2+[2013年型]
- 同 ジャパン[2014,15年型]
- グリーンファン ミニ
- 同 ミニ[2013年型]
- GreenFan Cirq
◇自然風に近い風
◇高いデザイン性(日本製)
◇従来の扇風機の約1/7の消費電力
というところにあります。
一番のウリは柔らかい風質なんですが、これはファンの数が多い上に、一度風を一点に集中させるため、空気がファンで切られて生じるムラが、打ち消される傾向となるようです(普通の扇風機との違いがよく分からない、と不満を持つ方もいらっしゃるようですが)。
その他の特徴としては、
◇風は広がりやすく、また、遠くまで届きやすいとされている
◇機器は意外と小型らしい
◇一応静かだと言われるものの、モーターがジジジジジ・・・[ジリジリジリジリ]と微妙な異音を発する(ブラシレスDCモーターという特殊モーターの為のよう)
◇高さ調節は、土台とファン部の中間に延長パイプを挟むか否かの二段階
◇何故かリモコンがない(タイマー有)
◇スイッチ類はファンの後ろのモーター収納部上部(土台にはない)
◇LED点灯の飾りランプがある
◇色々マグネット式で留めてある
◇風量は全体的に弱めで、豪快に風を浴びたい人向けではない
◇最強風モードはサーキュレーターモードとされている
◇台部が軽く、上との接続部がしっかりしてないため若干不安定
◇電源コードが妙に細い(ただ、よく見てみると何故か扇風機のコードは皆変に細いと思いますが・・・)
◇価格が高すぎ(とりあえずブラシレスDCモーターが高いはずです)
このグリーンファンのメーカー・BALMUDA design社は、家電メーカーではないようなので、色々とやり方が違っているようです。
(※…違うも何も、ここは2003年に設立されたのですが、2011年3月31日までは何と有限会社で、同年4月1日に株式会社化を果たしています。社員も3名⇒11名に増えたのだとか。+社長さんは9年間も活動した元ミュージシャンで、電気や機械を学校で学んだことはないのだとか⇒「規格外れの社長が創った新しい風 寺尾玄さん(バルミューダデザイン代表取締役)」
やはり自然風に近い風を出す扇風機として、ダイソンの話題の羽根のない扇風機「エアマルチプライアー」がありますが、向こうは半端ではない五月蠅さだとされているので、それが受け入れられない方はこちらを選ぶしかないようです。
2011年4月1日に、マイナーチェンジ版の「グリーンファン2(GreenFan2)」が発売となっています。
従来型との違いは、まず待望のリモコンが付属するようになりました。それに伴い、リモコンからのみ操作可能な、首を早く振らせて角度調節し、固定する機能と、本体部LEDを消灯する機能が加えられています。
また、モーターが、"ブラシレスDCモーター" ⇒ "DCブラシレス・デジタルモーター" に変更されることにより(これは同じ物の言い方を変えたのかも)、初代より消費電力が少なくなっています。また、制御の方法を変え、回路のチューニングを行ったため、物議を醸した独特のモーター音が、昨年の10分の1のデシベル値となったという話です。これなら、はっきりダイソンより良いかもしれません。
あと、リモコン分でか、価格が1,000円上がっています(※困ったことに、今回はそのリモコンの効きが悪いと評判のようですが・・・)。
ちなみに、去年の1は12,000台出荷し、今年の2はその倍の24,000台だそうですが、もう増やせないのだそうです。なので、現在殆どの店舗では在庫なしの予約販売を行っていますが、品不足が解消されることはなく、そのまま売り切れになるものと思われます。…夏も終わり、夏の後に生産されたと思われる製品が、現在(2011年10月)無事に出回っています。
また、限定色のライトグレー版が1,000台売り出されたそうですが、それは6日で売り切れています。(⇒「売り切れ目前の扇風機「GreenFan2」を生んだバルミューダは何をしたのか(日経トレンディネット)」)
※2012年3月30日、グリーンファン2の新色として、「ホワイト×グレー(EGF-1100-GR)」が追加となっています。これは前年度の限定色、「ホワイト×ライトグレー」と同色だと公式にされています。2012年度には 「グリーンファン3」 ではなく、小型版 「ミニ(↓)」 が発売となっており、3は、七転八倒で鋭意開発中だそうです(テレビでモザイクがかかった試作機の映像を前に、皆で会議をしていました)。
また、2012年には、社員数は去年の11名から20名にまで増えたようです(笑)。(⇒家電Watch)
※2013年4月には、13年度型としてやはり「グリーンファン3」ではなく、何と「グリーンファン2+」が発売となっています。
前作からの変更点としては、最小消費電力が3W⇒2Wに下がっています。
また、台座の裏に「UniPack」という専用バッテリーの収納庫が設けられ、バッテリーを付属したタイプと、別売(10,000円)のタイプとが発売となりました。
2013年12月時点においては、社員数は40名にまで増えており、月に3名は増員している状態なのだとか(⇒「“成長”したらバルミューダは終わる? ─寺尾玄社長インタビュー」)。
グリーンファン・ジャパン
※2014年5月には、新型「グリーンファン・ジャパン(GreenFan Japan)」が発売となります。この名称は寺尾社長によれば、「日本から世界に発信するという想いを込めた」とのことで、価格は従来と同等ながら、開発だけでなく製造も日本で行った(製造:山形県米沢市)本当のメイドインジャパンだという話になっています。
グリーンファンは、この「ジャパン」バージョンを持って一応「ファイナル(最後)」であるという話で、5〜10年でも販売して、伝説のスタンダードモデルにしたいと社長はおっしゃっています。しかし、これはバルミューダ社の看板商品であるだけに、実際どうなることやら・・・。
結局、試作デザイン案はあったようである「グリーンファン3」ですが、全てボツ(没)となり、一応の結論として、基本デザインは従来型以上の物はありえないということになったのでしょう。
ただし、今回のバージョンアップでは、あまり変わっていないように見えて、デザイン面を含めて細かい部分では、かなり変更しているという話です。
前作「2+」では最小消費電力は2Wでしたが、今作では1.5Wへと下がっています。初代は4Wでしたので、その37.5%にまで下がったことになります。
恒例となった別売バッテリーも、充電の際には本体内にバッテリーを収納した上で、充電装置の上に本体を置くだけという、使いやすい方式に変更されています。
そして最大の変更点として、首振り角度が従来比約2倍の150°を達成し、また、30°以上において首振りの角度も自由に設定できるようになっています。
また、実は風の届く距離が、「2+」の10mから5m延びて15mとなっていますが、これに関しては何と理由は不明だという話です。
実のところ、このグリーンファン「ジャパン」の発売により、価格が下がった「2+」とでどちらが良いのか?という問題も生じています。しかし、幸いなことに、行き付けのケーズデンキで、「ジャパン」のホワイト×ブラックと「2+」のホワイト×グレーが並べて売られていましたので、見比べることが出来ました。
これらは、写真では同じに見えるものの、実物を見比べると差があまりに一目瞭然で驚きます。実は、「ジャパン」は表面処理がお洒落な雰囲気の漂う艶消しの白で、「2+」はまるで古い冷蔵庫そのままの光沢のある白となっています。
正直、デザインを重視するのであれば、「2+」はあり得ません。見比べてしまうと、ドン引きするレベルです。
私の家の近くのヤマダ電機やエディオンにはグリーンファン自体ありませんでしたが、超大型店舗であればあるかもしれませんので、選択に少しでも迷われるのであれば、実際に足を延ばして確認なさることをお勧めします。
あと、あくまで実際に見た「2+」での話ですが、ホワイト×グレーは写真ではホワイト×ブラックよりお洒落ですが、実物には問題があり、色のせいで殆ど試作機にしか見えません。逆に、ホワイト×ブラックは写真では陳腐に見えますが、実物は色に関しては単に普通です。なので、色で迷われる方も、一度実物をご覧になってみることをお勧めします。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・【2010年度型】グリーンファン(GreenFan) EGF-1000 | |
・楽天 ・amazon ・楽天レビュー: ― ― ― ・サイズ:幅33cm×奥行き32cm×高さ86.7cm(⇔46.7cm) ・本体重量:3.8kg ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り機能有 ・サーキュレーターとしても使用可 ・定価:33,800円 | |
・【2011,2年度型】グリーンファン2(GreenFan2) EGF-1100 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅33cm×奥行き32cm×高さ86.7cm(⇔46.7cm) ・本体重量:3.8kg ・色:ホワイト×ブラック、ホワイト×グレー ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り機能有&リモコン付属 ・サーキュレーターとしても使用可 ・定価:34,800円 | |
・【2013年度型】グリーンファン2プラス(GreenFan2+) EGF-1200 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅33cm×奥行き32cm×高さ86.7cm(⇔46.7cm) ・本体重量:3.8kg ・色:ホワイト×ブラック、ホワイト×グレー ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り機能有&リモコン付属 ・サーキュレーターとしても使用可 ・専用バッテリー「UniPack」内蔵機能有 ・定価:34,800円 | |
・【2013年度型】グリーンファン2プラス(GreenFan2+) EGF-1250 コードレスモデル | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅33cm×奥行き32cm×高さ86.7cm(⇔46.7cm) ・本体重量:3.8kg ・色:ホワイト×ブラック、ホワイト×グレー ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り機能有&リモコン付属 ・サーキュレーターとしても使用可 ※専用内蔵用バッテリー「UniPack」付属型 ・定価:44,800円 | |
・【2014年度型】GreenFan Japan EGF-1500 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅33cm×奥行き32cm×高さ87.1cm(⇔49.7cm) ・本体重量:4.1kg ・色:ホワイト×ブラック、ホワイト×グレー ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り&首振り幅を設定機能 ・リモコン付属 ・サーキュレーターとしても使用可 ・別売専用バッテリー「EGF-P100 Battery&Dock」有 ・定価:35,000円 | |
・【2015年度型】GreenFan Japan EGF-1550 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅33cm×奥行き32cm×高さ87.1cm(⇔49.7cm) ・本体重量:4.1kg ・色:ホワイト×ブラック、ホワイト×グレー ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り&首振り幅を設定機能 ・リモコン付属 ・サーキュレーターとしても使用可 ・別売専用バッテリー「EGF-P100 Battery&Dock」有 ・定価:35,000円 | |
2014年度型が "ファイナル" だという社長直々のお話だったはずですが、2015年度型が出ています。
変更点は、ファンの全部の格子状カバーの固定が、マグネット方式⇒単なるツメ方式に変わったことです。これにより、従来は外しにくかったそれが、外しやすくなったとされています。
それ以外は同じだという話ですので、価格で決めても構わないのではないでしょうか。
専用(色)バッテリー付属特別仕様品
・【2011年度型】グリーンファン2(GreenFan2)+MINI GORILLA(ミニゴリラ) | |
・楽天 ・amazon(MINI GORILLAのみ) ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・GreenFan専用ケーブル付属 ・対応出力:USB(5V固定)、8.4V、9.5V、10.5V、12V、19V ・iPhoneやUSB機器、携帯ゲーム機も使用可 ・サイズ:長さ15cm×幅8.3cm×厚さ1.4cm ・充電時間:4〜5時間 ・可動時間(約):「強」1.5時間/「中」5時間/「弱」8時間/「最弱」10時間 ・定価:51,600円 ※バッテリーのみ(12,600円程度)でも売っています | |
グリーンファン ミニ
・【2012年度型】Greenfan mini EGF-2000 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅29.0cm×奥行き26.5cm×高さ58.4cm ・本体重量:2.5kg ・色:ホワイト×ブラック ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り機能有&リモコン付属 ・定価:24,800円 ※バルミューダ社純正内蔵可能専用バッテリー「UniPack」有(別売) | |
2012年5月下旬発売の「グリーンファン ミニ」です。大きさは通常版(1&2)が「幅33cm×奥行き32cm×高さ86.7cm」で、ミニが「幅29.0cm×奥行き26.5cm×高さ58.4cm」ですので、まあ少し違います。ただ、ミニには高さ調節の機能がないようです。
また、こちらには「UniPack」という、やはり今年発売のメーカー純正バッテリーを本体裏に内蔵する機能があります。これはスマホ等にも充電できるようですので、興味のある方にはよろしいのではないでしょうか。
(※⇒「家電製品ミニレビュー バルミューダ「GreenFan mini」」[ 家電Watch])
※2012年 グッドデザイン・ものづくりデザイン賞受賞
・【2013年度型】Greenfan mini EGF-2100 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅29.0cm×奥行き26.5cm×高さ58.4cm ・本体重量:2.5kg ・色:ホワイト×ブラック、ホワイト×グレー ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り機能有&リモコン付属 ・専用バッテリー「UniPack」内蔵機能有 ・定価:24,800円 | |
・【2013年度型】Greenfan mini EGF-2150 | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅29.0cm×奥行き26.5cm×高さ58.4cm ・本体重量:2.5kg ・色:ホワイト×ブラック、ホワイト×グレー ・風量調節:4段階 ・OFFタイマー:1、2、3、4時間 ・首振り機能有&リモコン付属 ※内蔵用専用バッテリー「UniPack」付属型 ・定価:34,800円 | |
※2013年4月に、こちらのミニでも13年度型が発売となりました。
前作からの変更点としては、最小消費電力が2W⇒1Wに下がっています。また、やはり専用バッテリー「UniPack」を付属したタイプと、別売(10,000円)のタイプの2種類が発売となりました。
※2014年度型のミニは発売になっていません。少なくとも、2013年度型のミニは、「2+」と同じように、古い冷蔵庫のような白ですので、2014年度型の「グリーンファンジャパン」と並べて置くと、少々問題が生じます。もっとも、使用時に並べて置くことはあり得ないと思いますが・・・。
・EGF-3000-WH GreenFan Cirq(グリーンファン サーキュ) | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・サイズ:幅34.0cm×奥行き25.6cm×高さ360.cm ・本体重量:2.5kg ・風量調節:4段階 ・色:ホワイト(WH)のみ ・リモコン付 ・定価:19,800円 ・2011年10月発売 | |
この「グリーンファン Cirq(サーキュ)」は、DCブラシレス・デジタルモーター、静音、低消費電力(やはり最低3W)、そして14枚羽による風の直進性を備えた、高価格サーキュレーターです。用途は、室内温度の均一化で、冷暖房との併用ということになります。グリーンファン2もサーキュレーター代わりになるという話でしたが、やはり上に向けることは出来ないようなので、こういった物が必要とされます(なので、普通の扇風機タイプがサーキュレーター代わりになるという話は、あくまで話半分で聞く必要があると私は思います・・・)。
関連ページ:
・ダイソン "羽根のない扇風機" (エアマルチプライアー)・ツインバード EF-D945W コアンダエア(類似商品)
関連サイト:
・日本の扇風機。GreenFan Japan公式キャンペーンサイト
・家電製品ミニレビュー バルミューダ「Green Fan2」(家電Watch)
・2重構造の羽根が自然なそよ風を作る! 話題の扇風機「GreenFan」を試す(日経トレンディネット)
・突然変異した「次世代扇風機」がアツイ!? “そよ風”再現モデルも登場(日経トレンディネット)
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・扇風機の概念を変えた「GreenFan Japan」の製造過程をすべて見た!(家電Watch)