ただ、(法律で取り締まれないので)サイクロン掃除機と呼ばれてはいますが、本当はティッシュを紙パック代わりにするタイプのフィルター式の掃除機です。
かつて販売されていた上位機種の「SC-XW22J」ではティッシュをフィルターとして使用した場合には、10年間メインフィルター掃除が不要だと言われていました。
しかし、この機種は、やはりティッシュを使った場合にも、その半分以下の4年間フィルター掃除が不要だとされています。
そのように〇〇年フィルター掃除不要!と宣伝するのが流行った時期があったのですが、その10年間や、4年間という数字は、あくまでメーカーの勝手な発表値に過ぎなかったのです(それぞれにどう計算しているかはカタログの隅で小さく公表していましたが)。なので、実際は全くそんなに持たないと問題となり、最近では声高にそのような宣伝がなされることもなくなりました。
しかし、それはともかく、このSC-X12Jはそのデータから見て、上位機種と比べるとフィルターはかなり詰りやすい機種ということになります。
また、これより上位機種ではティッシュの代わりに(!)紙パックを使用することも出来ますが、この機種では紙パックを使用することは出来ません。
現在、上位機種の「SC-XW22J」はもう殆ど販売されていませんが、そのマイナーチェンジ版の「SC-XW22K」が安く販売されており(最新型は「SC-XW22L」)、価格は実はそれほど変わらないのです。
なので、価格に固執するのでなければ、「SC-XW22K」辺りを買った方が良いということになると思います。
フィルター以外の面を見ると、やはりこの機種は安い機種ということで、他の安い掃除機と同様に特色はまずありません。一応ヘッドにはタービン式の回転ブラシが付いていますが、この機種のものは三洋名物の "ガバどり" と呼ばれる可変ヘッドではありません。
重量は3.6kgで、サイクロン式としては若干軽めではありますが、勿論単に値段相応です。
また、運転音は最大値で63dBとやや大きめですが、これもまた単に値段相応です。
なので、この機種は、紙パックの代わりにティッシュを集塵に使う安価な掃除機、というだけのものになります。
もっとも、これにご興味のある方は、その "安い" と "ティッシュが使える" という部分が何より重要なのだと思いますが。(笑)
仮に価格差があまりないのであれば、是非上位の「SC-XW22K」を買って下さい。満足度が違うと思います・・・。
ちなみに、我が家(管理人宅)のシャープ製「EC-CT10(のエディオン専用型番)」も現在価格はそれ程変わらないので、シャープ製でも良い方にはよろしいのではないかと思います。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・SC-X12J ― ― ― | |
・Yahoo!S ― ― ― ・amazon ― ― ―[レビュー有] ・口コミ・評価: ― ― ― ・ヘッド形状:きわどりターボブラシ(タービン式) ・目詰まり対策:ティッシュ+手動レバー使用で4年間フィルター掃除不要 ・吸込仕事率:500W ・重量:3.6kg ・運転音:63〜約53dB ・色:ブルー | |
・SC-XW22K The持吸力マラソンサイクロン ― ― ― | |
・Yahoo!S ― ― ― ・amazon ― ― ― ・口コミ・評価: ― ― ― ・ヘッド形状:すき間一発!逆立ちターボブラシ ・目詰まり対策:ティッシュ併用&「チリ落とし」手動レバー ・吸込仕事率:540W ・重量:3.8kg ・運転音:61〜約53dB ・持ち手(本体):折り畳み式 ・色:ホワイト ・紙パック使用可 | |
関連ページ:
・サンヨー掃除機
・サンヨー掃除機【〜2007年度型】
・SC-X12M
・SC-XW22K
・SC-MR8J SC-MR8K
・サンヨー掃除機/紙パック
関連サイト:
・三洋電機:SC-X12J