この機種の吸込仕事率は、580Wと価格の割に極めて高いです。また、ヘッドには吸込の風で回るタービン式の回転ブラシを装備しており、高い吸込仕事率もあって、フローリングの床では、これでも必要十分な性能を発揮するものと思われます。
また、紙パック式の宿命である、紙パックが満杯になってきた際の吸引力の低下対策として、この機種は "パワー持続センサー" と "ブル紙パック" を備えています。
"パワー持続センサー" とは、紙パックが詰まってきた際にモーターの出力を上げる仕組みです。
また、 "ブル紙パック" とは、コードの引き出し・巻き取りの際の運動力を利用して、歯車を回し、紙パックを振動させる仕組みです。
それにより、紙パックが目詰まりしにくくなり、以前より吸引力が長持ちするようになりました・・・と言われています。
(偽)サイクロン掃除機のフィルターを何とか詰まらせず、長持ちさせようと技術を蓄積してきた成果が、きっとここにも惜しみなく投入されているに違いありません。(笑)
重量は3.4kgと、特に軽くもなく、重くもない、価格相応のレベルです。
運転音は、60〜約49dBとなっていますので、これもほぼ平均、最近では微妙にマシなレベルです。
総じて言えば、割とマシな普通の紙パック式掃除機です。
パナソニックからは「MC-KL9A」という機種も出ているのですが、これは実は何と「MC-K9A」の廉価機となります。
以前はMC-K9Aの直下の機種は「MC-K9F」という回転ブラシのないノーマルヘッドを装着した機種だったのですが、タービン式ヘッドを装備で、もう少し安い機種が必要ということでか、「MC-KL9A」が後日発売となっています(…それが上手く行かずに、現在何故か「MC-K9F」の価格と完全に被ってしまっているのですが)。
「MC-K9A」との違いとしては、
- 吸込仕事率が20W低下して560Wに
- 「ブル紙パック」機能の省略
- 標準紙パックとフィルターがそれぞれ1ランク劣る物に(紙パックは良い物も使えます…別買いですが)
- 付属のすき間ノズルの、折り畳み式のブラシの省略
- 運転音が1dBだけ悪化
…どちらを買えば良いかと聞かれても、迷う微妙さです。(笑)
安い方が良い方は、何も気にせず「MC-KL9A」を選べば良いのではないでしょうか。
また、少しの贅沢を楽しみたい方は、「MC-K9A」にすれば良いのかもしれません。
どちらもパナソニックですし、どちらでもマシな機種だと思います・・・デザイン以外は、ですが。(笑)
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・MC-K9A ― ― ― | |
・楽天 ― ― ― ・amazon ― ― ―[レビュー有] ・口コミ・評価: ― ― ― ・ヘッド形状:エアロノズル(タービンブラシ) ・目詰まり対策:ブル紙パック(コード連動式紙パック振動型)&パワー持続センサー ・吸込仕事率:580W ・本体重量:3.4kg ・運転音:60〜約49dB ・持ち手(本体):折り畳み式 ・色:ベビーブルー、ベビーレッド ・「ワイドオープンフタ」採用 | |
・MC-KL9A ― ― ― | |
・楽天 ― ― ― ・amazon ― ― ―[レビュー有] ・口コミ・評価: ― ― ― ・ヘッド形状:エアロノズル(タービンブラシ) ・目詰まり対策:パワー持続センサー ・吸込仕事率:560W ・本体重量:3.4kg ・運転音:66〜約60dB(2009年新基準)/61〜約49dB(従来基準) ・持ち手(本体):折り畳み式 ・色:ホワイトブラック ・「ワイドオープンフタ」採用 | |
関連ページ:
・パナソニック掃除機
・パナソニック掃除機【2008年度型】
・MC-K9W
・パナソニック掃除機/紙パック
関連サイト:
・Panasonic公式サイト:電気掃除機 MC-K9A
・Panasonic公式サイト:電気掃除機 MC-KL9A