2016年年頭に発売となった、マキタ社製コードレスハンディクリーナーの通販生活・オリジナル仕様品「CL103DX マキタのターボ」(※正確にはターボ2)です。
この「ターボ」の名が付くシリーズは、運転モードが同社製の標準より1つ多い3つあるのが特徴です。
しかし、それだけではなく、ターボモードでは、通常の強=限界にプラスαとして上乗せした強力なパワーが発揮されます。
この「CL103DX」の場合、電圧は低め(※値段相応)の10.8Vであるにもかかわらず、同社製14.4V機(「CL140FDRFW,CL142FDRFW」)の吸込仕事率・25Wを超える27Wを発揮することが可能です。
それら上級機の価格は、2万円以上しますので、パワーだけを見れば、非常にお買い得です。
充電時間はマキタ製他機種より長い
ただし、マキタ製は本来業務用につき、充電時間が皆1時間以内と異常に早いですが、この「CL103DX マキタのターボ」では4時間かかります。
もっとも、家庭用としては、その程度はまだマシですので、性能が悪いという訳でもありません。
あくまで、同社製他機種と比べれば遅いということになります。
バッテリー内臓式
また、マキタ製他機種の殆どは、カートリッジバッテリー方式となっていますが、これはバッテリー内臓式となっています。
その為、予備のバッテリーを買って交換しながら使おうとすると、交換に若干余計に時間がかかります。
また、内臓式ではその充電は、バッテリーを本体内部に収納して行うことになるため、クリーナーを使いながら充電することはできません。
もっとも、予備バッテリーを買ってまで交換しながら使う方は少ないはずですので、そうでない方には、この件は関係ありません。
ターボモードは従来型とは別
マキタのターボモード採用機は、電源スイッチがトリガー式ではなくボタン式なのですが、従来そのモードでは、親指でそのボタンを長押ししなければなりませんでした。
これはほんの僅かに力を弱めただけで、ターボは解除となる使い勝手の悪いものでした。
しかし、今作からはとうとう普通に切り替えが可能なモードとなったようで、使い勝手は改善されています(これに関しては、通販生活でも混乱中です)。
尚、パワー切り替えは、"強" ⇒ "ターボ" ⇒ "標準" という変則的なものとなっています。
【マキタ製比較】
CL182FDRFW | CL103DX | CL142FDRFW | |
電圧 | 18V | 10.8V | 14.4V |
吸込仕事率 | ―/30W/11W | 27W/16W/5W | ―/25W/9W |
稼働時間(分) | ―/20m/40m | 12m/15m/30m | ―/20m/40m |
充電時間 | 22分 | 4時間 | 22分 |
全体重量 | 約1.75kg | 1.3kg | 約1.65kg |
バッテリー | カートリッジ式 | 内臓式 | カートリッジ式 |
集塵方式 | 紙パック式 | ||
運転音(最大) | 70dB程度 | ||
価格 | 2万4千円程度〜 | 13,830円 | 2万3千円程度〜 |
収納台 | × | ||
充電可能回数 | 500回 | ||
保障期間 | 1年 | 5年 | 1年 |
【下位機種、及びプラマイゼロ機との比較】
CL103DX | CL105DW(ターボ) | XJC-Y010 | |
電圧 | 10.8V | ||
吸込仕事率 | 27W/16W/5W | 20W/14W/5W | 30W/24W/18W |
稼働時間(分) | 12m/15m/30m | 7m/10m/20m | 11m/25m/57m |
充電時間 | 4時間 | 3時間 | 6時間 |
全体重量 | 1.3kg | ||
バッテリー | 内臓式 | カートリッジ式 | |
集塵方式 | 紙パック式 | フィルター式 | |
運転音(最大) | 70dB程度 | 79dB | |
価格 | 13,830円 | 1万円前後〜 | 1万7千円弱程度〜 |
収納台 | × | 〇 | |
充電可能回数 | 500回 | 300回 | |
保障期間 | 5年 | 1年 |
この「CL103DX マキタのターボ」のライバルを敢えて挙げるとすれば、それはプラマイゼロ製「XJC-Y010」です。
価格は、3,000円程違いますが、マキタ製にはない収納台が付属しています。
また、最大パワー以外のパワーも高く、稼働時間も長いです。
このプラマイゼロ製は、モーターに高性能な直流モーター(日本電産製)を採用しており、妙な高性能さはそれに由来しています。
更には、何と言ってもデザインが素晴らしいです。
しかし、その反面、充電時間が長く(6時間程度でも普通の範囲内ですが)、運転音もかなりうるさく、バッテリーの寿命も短いです。
ただし、充電可能回数に関しては、一回当たりの稼働時間が長いですので、そこまで含めて考えれば、互角程度かもしれません。
また、紙パックは必要ないですが、ゴミの溜まるフィルターを清掃する必要があります。
このフィルターは、勿論使用頻度にもよりますが、一応寿命は1年が目安とされています。なので、よく使うのであれば、1,080円(送料別)するものを何度か買う必要があると思っておくべきでしょう。
ちなみに、マキタ用紙パックは、かなり小さいですが、1枚40円程(送料別)です。
価格的には、大きくは変わらないと思います。しかし、フィルター清掃は汚く、面倒ですので、それが嫌な方は紙パック式にしておいた方が無難だと思います。
事実上の下位機種・マキタ機「CL105DW」は、パワーと稼働時間で「CL103DX」に劣りますが、その分安いです。
ただ、マキタ製は、実は従来14W機が標準でしたので、それでもターボモード(※この機においては正確には「パワフルモード」)が付いている分、これでも比較的強力な部類に入ります。
なので、凄く強力ではなくても良い方には、これでも良いでしょう。
ちなみに、ダイソンと比べると、勿論ダイソンの方がずっと良いです。ただし、両者は価格帯が違いますので、こちらのマキタ製は、あくまで手頃な価格の範囲内でのコードレス掃除機が欲しい方向けということになります(※⇒「コードレス掃除機比較〜おすすめはダイソンとマキタ」)。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・CL103DX マキタのターボ 【紙パック式】[公式サイト・アフィリエイトなし] | |
![]() | ・※この機種は通販生活専売機の為、amazonや楽天市場では販売していません ・口コミ・評価:私の評価一覧(2016年付以降) ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:ターボ:27W/強:16W/標準:5W ・10.8V(2.0Ah)リチウムイオン充電池採用 ・本体重量:1.3(延伸管&ノズル込)kg ・色:アイボリー、オレンジ、ブラック ・運転音:「ターボ」未公表/「強」67dB/「標準」未公表 ・約4時間充電・「ターボ」約12分/「強」約15分/「標準」約30分可動 ・紙パック×10、ダストバッグ×1付 |
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![]() | ・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:30/24/18W ・リチウムイオン充電池採用 ・本体重量:1.0kg/ 全体重量:1.3kg ・運転音:最大79dB ・色:ホワイト(W)、レッド(R)、ライムグリーン(LG)、ブルー(A)、ベージュ(AQUA限定) ・6時間充電・ハイパワー11分/強25分/標準57分可動 ・定価:18,000円(税別) |
Q. マキタは有名ですか?
A. 株式会社マキタ(牧田)は、電動工具メーカーとして国内トップの約60%のシェアを誇り、世界でも米・ブラック&デッカー社に次ぐシェア第2位だとされています。
これらの充電式ハンディクリーナーに関しては、新幹線の車両内清掃で使用されていることでも有名です。
Q. 通販生活は有名ですか?
A. 通販雑誌 "通販生活" を出版するカタログハウス社は、少し香ばしい会社として有名です。
このCMでは、政治性の強さを理由に、テレビ朝日で放送を拒否されたと話題になりました(笑)。
あとは(?)、現在の立川志の輔さんは勿論として、山瀬まみさん等、少し渋い人選の有名人が、ほのぼのとCM出演していることでも有名です(※その路線で十分だと思うのですが・・・)。
※ちなみに、:"国民投票",
:"読者投票" です。
関連ページ:
・CL140FDSFW(ピカイチ事典で「高性能クリーナー」と紹介されている上位機種)
・CL103DW/4075DW(先代/先々代・販売終了モデル)
・CL180FDRFW CL182FDRFW(30W機)
・CL141FDRFW(25W機)
・CL140FDRFW CL142FDRFW(25W機)
・CL105DW(20W機)
・CL100DW CL102DW(14W機)
・CL070DS CL072DS(14W機)
・ミーレ S6260 リリグリーン(ヨコ型/通販生活専売機)
関連サイト:
・CL103DX マキタの30/15ターボ交換用充電地(通販生活)
・通販生活の「沖縄は日本から独立したほうが幸せではないのか」という記事(Togetterまとめ)