小型、つまりハンディタイプのもので強力な掃除機は、代表的なのは何と言ってもマキタ製品です。ご存知ない方が多いと思いますが、それはこれが元々業務用だからだと思います。
(※電池式やUSB端子接続のもっと小型の掃除機は、こちらのページとなります。⇒「ミニ掃除機(卓上クリーナー)」)
実のところ、マキタの充電式ハンディクリーナーは新幹線の掃除で使われることで有名な超優良商品です。
マキタ製ハンディクリーナーは種類がありますので、こちらのページでお願いします。
これは(安い物の中での)現在最新の型番です。
※価格は変動します。時価はリンク先にてご確認下さい。
・マキタ CL105DW | |
・楽天 ・amazon ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:パワフル:20W/強:14W/標準:5W ・10.8Vリチウムイオン充電池採用 ・本体重量:1.0kg(延伸管&ノズル別) ・色:アイボリー(I)、レッド(R) ・運転音:未公表 ・約3時間充電・「ターボ」約7分/「強」約10分/「標準」約20分可動 ・紙パック×10、ダストバッグ×1付 | |
※CL105DWの特集 |
マキタ製コードレスハンディクリーナーは、高価なものであれば、吸込仕事率は30Wのものまであります。興味のある方はそちら(※⇒「CL180FDRFW CL182FDRFW」)も見てみて下さい。
・日立工機 FR7D 7.2V | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:約18W/(弱5W) ・7.2Vニカド充電池採用 ・重量:1.1kg ・運転音:未公表 ・色:ホワイト、ピンク、ネイビー、ブラック ・3時間充電・強約10分/弱約20分可動 ・紙パック×10、ダストバッグ×1付 ・集塵容量:紙パック時330ml/ダストバッグ500mL | |
※FR7Dの特集 |
…日立グループの、日立工機という会社のマキタ(の安価な価格帯製品)への対抗製品は、吸込仕事率がマキタの同等製品(「4076DW」)より4W高いです。無難なのはマキタですが、、、まあチャレンジャー気質の方には(?)、良いのではないでしょうか(笑)。
高くつくので普通は避けるものと思いますが、コードレスタイプには、ダイソン製サイクロンもあります。
・ダイソン DC61 モーターヘッド(DC61MH) | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:パワーブラシ ・目詰まり対策:(2段サイクロン) ・吸込仕事率:100W〜29W ・21.6Vリチウムイオン充電池採用 ・本体重量:1.22kg/全体重量:約1.55kg ・運転音:未公表 ・色:パープル×ニッケル、アイアン×ニッケル(オンラインストア限定モデル) ・3.5時間充電・「強」約6分/「標準」約20分(モーターヘッド稼働時約17分)可動 ・付属品:コンビネーションノズル(ブラシ付ノズル)、すき間ノズル、フトンツール | |
※DC61の特集 |
このダイソンDC61はコードレスハンディクリーナーとしては、最強機です。なので、ならそれでいいや、と買えれば最高です。
また、これは一応サイクロンですので、時々のフィルター掃除の必要はあっても、紙パック(代)は必要ありません。(※延伸管と床用ヘッドが付いて床掃除もできる、しかもCMも放送されている、ダイソンデジタルスリム「DC62 モーターヘッド」という製品もあります。…もっと高いですが)。
・エレクトロラックス rapido plus 18V ZB4128B | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:ノーマルノズル ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:未公表 ・本体重量:約1.0kg ・運転音:未公表 ・色:グラニットグレイ ・約4時間充電・最大30分可動 ・18Vリチウムイオンバッテリー採用品 ・すき間ノズル&ブラシノズル付 ・車内掃除用ノズル&蛇腹ホース付 | |
※rapido(ラピード)の特集 |
…これは、吸込仕事率を公表していませんので、はっきりとは分かりませんが、ダイソンが22.2Vのリチウムイオンバッテリーであるのに対し、こちらは18Vの同バッテリーです。なので、(値引き率が何故か低い)価格程ではないにしても、そこそこ強力なはずです。
・ブラック&デッカー PD1800LI フロアフレキシ | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:コンビネーションノズル(ノーマル&ブラシ付の切替型)&床用ヘッド ・目詰まり対策:フィルタークリーニングダイヤル ・吸込仕事率:未公表(先代型23W) ・本体重量:1.65kg /運転音:未記載 ・色:クローム ・約3時間半充電・約17分可動 ・18Vリチウムイオンバッテリー採用 ・最大1.5m(ノズル部込)の「フレックスホース」を標準装備 ・床掃除用の普通のヘッド&延伸管付属タイプ | |
※フレキシーの特集 |
これは、米・ブラック&デッカー社製の、珍しくも蛇腹ホースを標準装備したタイプです。やはり18Vのリチウムイオンバッテリーを搭載し、吸込仕事率は未公表ながら、従来モデルの12Vニカド電池タイプが一応23Wであるとされていたので、それより強力なはずです。
・ブラック&デッカー BDH18B(バッテリー&充電器別売) | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:ノーマルノズル ・目詰まり対策:(ホコリが落ちやすいよう表面に皮膜処理がなされたフィルターを採用) ・吸込仕事率:未公表 ・18Vリチウムイオン充電池採用 ・本体重量:1.2kg /運転音:未公表 ・色:ブラック ・30〜40分充電・約15分可動 ・HEPAフィルタークラスの高性能フィルター採用(0.3μmのホコリを99.9%以上捕塵) ・ブラシツール、先細ノズル付 | |
※BDH18Bの特集 |
これもブラック&デッカー社製の、18Vリチウムイオンバッテリー採用品です。価格は一見安く見えますが、充電池と充電器が別売となっており、総額は2万円弱となっています。
しかし、コードレスではなく、コード式、つまりAC電源タイプで良いのであれば、何と言っても日立の「こまめちゃん」が、小型で強力なハンディクリーナーということになります。
・日立 PV-H23 こまめちゃん | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:ノーマルヘッド ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:240W ・本体重量:2.1kg ・色:ホワイト×ブルー ・延長用パイプ2本付き ⇒日立掃除機用紙パック | |
※PV-H23の特集 |
コード式は充電式よりずっとパワーが強く、これは高価なダイソンDC61の約2.4倍の吸込仕事率を誇ります。…ただ、DC61とは違ってヘッドに回転ブラシは付いていませんので、そちらにはゴミを掻き取る能力がある分で、単純な比較は不可能ですが。
また、こまめちゃんは、安価な普通のキャニスタータイプ(AC電源タイプのヨコ型掃除機)と比べても、半分弱程度の吸込仕事率を誇ります。…半分弱とは言っても、勿論これは(大きめですが)ハンディタイプですので、かなり強力です(※⇒「ハンディクリーナー(AC電源タイプ)」)。
・ツインバード HC-E251GY | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:接地面ブラシ型ヘッド ・目詰まり対策:― ― ― ・吸込仕事率:180W ・製品重量:1.9kg ・運転音:75dB ・持ち手(本体):折り畳み式 ・色:メタリックグレー(GY) ・コード長:6m(!) ・延伸管・2段伸縮ロング隙間ノズル・ソフトブラシ付 | |
これはツインバード工業の、2012年10月発売の比較的新しい製品です。吸込仕事率はこまめちゃんには負けますが、それでも強力ですし、また、その分少し軽いです。向こうが紙パック式でこちらはサイクロン式という違いもありますが、ハンディタイプなら、これ位で十分と言えば十分でしょう。
ちなみに、サイクロンと言えば聞こえは良いですが、ゴミを清潔に捨てられるのは断然紙パック式です。…とは言え、こまめちゃんの紙パックは少し防虫剤臭いので、それが嫌なら、やはりサイクロンということになりますが・・・。
コードレスタイプでは、実は吸引力の目安となる吸込仕事率が未公表ですので、どれが強力かははっきりとは分からないのです。
こちらのページに一覧がありますが、やはり性能は値段に比例すると考えるのが無難なように思います。
しかし、吸引力に拘るのであれば、やはり電源コードのあるタイプにしておくのが一番です。しかも、充電式のものは何年かでバッテリーが弱り、交換が必要となりますが(ニカド&ニッケル水素バッテリーで、充電可能回数は300回〜500回と言われ、高性能バッテリーのリチウムイオンタイプでも大抵500回程度です)、コード式であればその心配はありません。コードの長さは大抵キャニスタータイプ(ごく普通の床置き式掃除機)と同じ5mが確保されています。それで足りないのであれば、延長コードを使いましょう。
キャニスタータイプ(ヨコ型)
メーカー名 | シリーズ名 | 本体重量 | 吸込仕事率 | 集塵容積 |
サイクロン式 | ||||
ダイソン | DC63 [※本格サイクロン] | 2.75kg | 170W 160W | 0.5L |
パナソニック | ダブルメタルプチサイクロン [※本格サイクロン] | 2.6kg | 200W | 0.25L |
プチサイクロン | 2.7〜2.9kg | 300W | 0.25L | |
小型ツインサイクロン [※非遠心分離] | 2.4〜2.7kg | 320W | 0.6L | |
シャープ | パラレルフローサイクロン [※本格サイクロン] | 2.9〜3.1kg | 210W | 0.25L |
2段階遠心分離サイクロン [※本格サイクロン] | 2.9kg | 210W 200W | 0.25L | |
プラズマクラスター遠心分離 サイクロン | 2.4〜2.7kg | 330W 300W | 0.25L | |
三菱 | 風神・ミニ | 2.9kg | 200W | 0.7L |
サイクロン式Be-K(ビケイ) [※非遠心分離] | 2.4kg | 310W 300W | 0.6L | |
東芝 | トルネオミニ | 2.2kg | 290W | 0.25L |
日立 | 小型軽量版2段ブーストサイクロン | 2.9kg | 340W 330W | 0.25L |
紙パック式 | ||||
パナソニック | Jコンセプト | 2.0kg | 300W | 1.2L |
コンパクトタイプ | 2.7〜2.9kg | 600W 580W 520W | 1.3L | |
三菱 | 紙パック式Be-K(ビケイ) | 2.4kg | 500W | 1.5L |
日立 | かるパック・ミニ | 2.3kg | 360W | 1.3L |
キャニスタータイプに小型機の定義はありませんので、ここでは以前は存在しなかった、本体重量3.0kg未満の機種を挙げておきます。
ただし、サイクロン式の小型機では、集塵容積が0.25Lの製品が多いですが、それらは容量が少なすぎて、一軒家向けという感じではありません。どちらかと言うと、アパート・マンション向けの製品となります。
とは言え、掃除機を例えば1日おきには掛けるとか、ダストボックスがゴミで一杯になった場合には、その都度捨てながら使うのであれば、特に問題はありません。
尚、サイクロン式では、本体重量3.2kgの東芝・トルネオVであれば、本格サイクロンである上で、集塵容積は0.4Lと実用上十分なレベルです。なので、重量は上述の軽量機より少し重いにしても、有力な選択肢となるはずです。
また、サイクロン式においては小型化が急速に進んでおり、2015年現在、実は半数以上が小型機と化しています。
最初に小型化に舵を切ったのは、何と家庭用サイクロンの本家・ダイソンですので、他は(重量面での)使い勝手で負ける訳には行かないのかもしれません。
もっとも、ゴミが十分に入らない掃除機を作ってしまっては、何が何だか分からない訳ですが。
紙パック式の場合には、平均的な集塵容積は1.5Lです。なので、三菱・Be-Kであれば小型機だから少ないということはないですし、その他もそれ程ハンデがある訳ではありません。
また、紙パック式の場合には、ゴミが溜まった際には紙パック内でのゴミの圧縮効果がかなりありますので、単純にサイクロン式の0.25Lの6倍、という話にはなりません。紙パックの交換は、3か月に1度程度が標準だということになっています。
尚、紙パック式では、小型化はそれ程進んでいません。
サイクロン式でのダイソンのように、ジャンルをリードする存在がいないのが、響いているのかもしれません。
ちなみに、"昔店頭で見た、かなり安くて小さ目の普通の掃除機" は、3kg台の前半ということになります。
紙パック式
・パナソニック MC-JP510G Jコンセプト | |
・楽天 ・amazon [レビュー有] ・楽天レビュー:レビュー(_件)を参照 ・ヘッド形状:小型軽量(親子)パワーノズル ・目詰まり対策:パワー持続センサー ・吸込仕事率:300W[エコ自動モード有] ・本体重量:2.0kg/ 全体重量:3.6kg ・運転音:59〜約57dB ・排気方法:まいあげブロック構造 ・持ち手(本体):固定式 ・色:ホワイトゴールド(W)、ピンクゴールド(P) ・集塵容積:1.2L(通常の8割程度) ・ハウスダスト発見センサー ・エアダストキャッチャー | |
※MC-JP510Gの特集 |
このパナソニック製は、ヨコ型としては世界最軽量だと言われています。
パワーは高くはありませんが、ヘッドは良いものが付いているので、清掃力はそれなりに高いはずです。
高い価格に現れていますが、お金を掛けてボディやモーターを特別に軽量化した高級機、という位置付けにもなっています。
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